2014年03月21日

市民オペラ「夕鶴」

青森市新町のブラックボックスで行われた市民オペラ「夕鶴」の公演へ。
ブラックボックスは元映画館。閉館後11年を経て改装され現在は多目的スペースとして生まれ変わりましたが、佇まいは昔とほぼ同じで懐かしかった。
三上伸和(テノール)・千加枝(ソプラノ)ご夫妻が主宰されているN&Cミュージックサービスが企画・制作、ブラックボックスが主催したオペラ公演、團伊玖磨の名作「夕鶴」全一幕です。
以前に三上ご夫妻のリサイタルで後半のハイライトをうかがいましたが今回は通し上演、お二人の並々ならぬ情熱と努力が結実しました。青森の地にオペラの魅力を根付かせようとする思いがあふれた舞台、「お見事!」と声をかけずにはいられませんでした。オペラの小屋としては決して広いとはいえないスペースでしたが、それをむしろ逆手にとって歌手たちの息遣いを直接聴衆に間近に届かせることで素敵な小宇宙を形成して見せた小野寺東子の演出が素敵だった。主役のお二方の役どころを掌中のものとした演技はもちろんですが、脇を固めた三戸大久(バスバリトン)、白岩貢(バリトン)のお二人もまさに適役。村のこどもたち役の戸山西小学校の9人の児童の可愛らしい歌も、この悲劇を和らげる役目をきっちり果たしていました。フルートの竹澤聡子、ピアノの相馬直子、野里直子諸氏の伴奏力のレベルの高さも感じました。
また、改めて思ったことは木下順二の本のすばらしさ、團伊玖磨の音楽の大きさでした。これは凄い!けっこう衝撃だった。勉強になりましたねー。

オペラは総合芸術。たずさわる多くの人の力が結集しなければできない世界です。もちろんそれは決して一朝一夕にできることではない。演奏が上質であったことは言うまでもありませんが、そういう多くの人たちの力をまとめ上げたことに対してまず「ブラヴォー!」と申し上げたいと思います。
ファンの数は着実に増えてきているに違いない。青森市民のためにさらなる飛躍を期待します。

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2014年03月08日

中世の館コンサート

青森市浪岡の中世の館ホールで行われたクラシックコンサートへ。虎谷亜希子(ソプラノ)、藤長静佳(メゾソプラノ)、栗原剛(バリトン)のお三方による独唱と重唱のコンサートでした。ピアノは竹内奈緒美。いずれも国立音大出身、各方面でご活躍中の方たちで、溌剌とした若々しい演奏で聴衆を魅了しました。
〜にほんのうた、せかいのうた〜のサブタイトルで、前半は「花(滝廉太郎)」「荒城の月」「まちぼうけ」など親しみ深い日本歌曲を。後半は「オーソレミオ」や「私のお父さん」「ハバネラ」など西洋もの。歌い手の方自らの軽妙なMCと客席まで歌いながら降りてくるなどちょっとした演出も楽しく、堅苦しさのない良い雰囲気のコンサートでした。
会場は全くの多目的ホールなので、後に反響板風のついたてみたいなのがあるだけでとてもデッドだったのが演奏者には気の毒だったな。若手ながら並々ならぬ実力を持った歌手たちだったからもっと音楽的な配慮のあるホールで聴きたかった。もしできることならこの試みは継続して欲しい。定着していけばけっこう力のある演奏会に育っていくと思います。
ソプラノの虎谷さんは、来月13日の青森ベートーヴェンスコラーズ第9回公演「モーツァルト:レクイエム」でご一緒します。乞う、ご期待!!

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2014年02月02日

弘響26回定期

弘前交響楽団の第26回定期演奏会を拝聴してきました。昨年一年かけた弘前市民会館リニューアル記念の演奏会でもあります。
メインはベルリオーズ「幻想交響曲」、はじめてライブで聴くのでとても楽しみでもあったのですが、改装成った市民会館にもはじめて足を踏み入れるので、その空間がどうなったのかを確かめるのもひとつの目的。
今日も電車利用でしたが、弘前駅前でゆっくり昼食をとったりなんかしていたらなんだか時間がなくなっちゃった。大あわてで会場に到着したのが開演5分前。予想はしていたけど客席はほぼ満席。真ん中の通路より上はあきらめてやっと見つけた席は前から9列目だった。うーむ、ここいら辺はもしかしたら最悪の位置かも知れないな。そういう思い込みが始めにあったせいだと思うけど、なんだかバランスが聴きとりにくかった気がしました。
でも、さすがに弘響、やるべきことを分かっているメンバーが多いなー。指揮者の橘直貴氏の全てのポイントをきっちり押さえた棒にしっかり応えた音楽づくりが見事でした。ベートーヴェンの「皇帝」のソリスト、村田恵理さんのピアノも清潔感のある真摯な演奏でブラヴォー!ベートーヴェンってやっぱりスタイリッシュだねー。

ホールのたたずまいは改装前とほとんど変わらない感じでホッとしました。反響板がすっかり新しくなってすっきりときれいなステージになりましたが、風景として変わっていなかったことも嬉しい。ただ、改修前より少し音がとんがった気がした。以前のなんともいえない柔らかな響きが やはりちょっと減ったかもなー。でも、もしかしたら、リニューアルされた各設備は、ここで奏でられるサウンドをこれから少しづつ吸収していくんですよ、きっと。そうして弘前市民会館大ホールならではの良い響きがじょじょに作られていくに違いないと思います。
この次はいろいろなところをじっくり見て回れる時間をちゃんととらなくちゃな。


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2013年12月22日

2013声楽アンコン

今日は第22回青森県声楽アンサンブルコンテストへ。
昨日は小学校・高校の部だったが前から決まっていた練習が入っていて聴けなかった。今日も午前中に用事が重なり中学校の部は聴けず午後の一般の部12団体だけを拝聴しました。
いつも思うんだけど、アンコンに出場する団体は大まかにいって方向性が二つある。ひとつはいわゆる合唱コンクールの少人数版という捉え方、もうひとつは合唱コンクールとは次元の異なる声のアンサンブルをめざす方向。それが混在しているところで同列に審査されるというのは少し無理がある気がします。どちらの方向を重視するかで結果は大きく違うからね。まぁ、声楽アンサンブルと銘打っているのだから普通後者だと思うけど、実際に審査する側で考えればそこで割り切るのは難しい。つまりAというグループは声もありハーモニーも安定していて完成度も高かった。しかし次に演奏したBがそれらのいわゆる合唱の要素はAに及ばないものの、声楽アンサンブルという面では優れていた。という時どっちを上位とするかはやはり難しい問題だと思うけどな。

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2013年11月07日

校内合唱コンクール審査

弘前M中学校の校内合唱コンクールの審査の依頼を受け行ってまいりました。
学校の体育館とかじゃなくて、文化センターホールを借り切ってのコンクール、力が入ってますなー。学校がある地域とはけっこう距離があるので貸切バスで全校生徒が移動してくる。すばらしい!生徒全員がちゃんとしたホールのステージを踏むのだから、これはとてもいい経験になるでしょう。1年4クラス、2年・3年が3クラスづつ計10クラス。学年ごとに課題曲があって自由曲とともに歌い、金・銀・銅賞も学年ごとに与えられる。なかなか本格的です。審査員は3人、多少評価が割れた部分もありました。例えばあるクラスは声はよく出てるけど地声で歌が粗い、もう一方のクラスは歌としてのとらえ方は優れているが声がまえに出てない・・・・みたいなところで、視点が違えば順位はまるっきり逆転してしまうからなー。私自身は欠点よりもこのクラスのここが良い、といういわば加点評価でやってますがね。全体的にはみんな真剣に合唱に取り組む姿勢が好ましかった。ガチの勝負みたいな空気も濃く、成績発表でも全く素直に喜んだりがっかりしたり。とても良い雰囲気の校内コンクールだったな。
指揮者賞というのもあってそれも学年ごとに選出。3年生の男子でやたら大げさにカッコつけて指揮する子がいて、審査員のなかで話題になりました。ありゃ、やり過ぎじゃないの?という声もあったけど、指揮は単なるメトロノーム代わりではなくパフォーマンスでなければならないと彼は思い定めて、大きく一歩踏み出している(それは多分中学生では勇気がいるに違いないが)という意味で評価されるべきということで、指揮者賞を獲得しました。まだまだ誰かの物真似をしているだけだけど、もし興味が薄れなければこれからその道を目指してもいいかも知れないよ。
これまでもいくつか校内コンクールの審査をさせていただきましたが、たいていの指揮者役はチックタックに終始するんだけど、ごくたまにですが明らかに指揮のセンスが良い子がいます。ちょっと見同じように見えるんだけどはねあげ方やしゃくいのカーブとかがとてもきれいだったりする。そういう子って多分天賦の才能があるんですよ。ぜひ自分の才能に気づいて進路を考えて欲しいな。。
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2013年10月20日

弘前オペラガラコンサート

弘前オペラによるオペラ&アンサンブル・ガラコンサートでした。
今年は常小屋である弘前市民会館が1年をかけての大改修中のため、例年のようなオペラ公演を開催することができず、今回はガラコンサート形式での演奏会。いつもならピットの中なのでほとんど演奏する姿を見ることができない弘前オペラ管弦楽団(指揮:虎谷順一)もステージ上でなんだか晴れやか。
会場の弘前文化センターホールのキャパは市民会館ホールの半分、もしかしたら立見も出るんじゃないかと心配したけどちょうど良くピッタリ満席でした。ファンの多い弘前オペラですが、やっぱりオペラはそれなりの大道具・衣裳があってストーリーの展開を演技とともに音楽を愉しむものというのがあって、こういう演奏会形式はちょっと敬遠された方もあったのかも知れません。
こうもり序曲がオープニング、第1部はモーツァルト(フィガロ&魔笛から)、第2部はマスカーニ・プッチーニ・ヴェルディのイタリアオペラを中心に、若手からベテラン会員まで次々とアリア・重唱を披露、会場がオペラ愛で満たされていくのが心地よい演奏会でした。

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2013年10月13日

ヨッチミラー合唱団定演

青森ドクターズ・ヨッチミラー合唱団第38回定期演奏会を拝聴してまいりました。
日頃お忙しい医師の先生方、こうして毎年1回のコンサートを開催されるのは恐らくそう簡単なことではないはず。まずその情熱に敬服です。しかも単なるお披露目会的なレベルじゃない。真摯に音楽に向かい合って今できる最高をめざしておられることが分かる演奏会。ほんとうに素晴らしい!
定例オープニングソングの「ヒゲのお医者さん(♪わたしは医者よ ビリビリニンケンブン・・・・)」から始まり、第1ステージは『世界の民謡から』。おおブレネリ、峠の我が家、サンタルチアなど世界各国の歌と最後は日本民謡メドレー「ハァ、ドッコイショ」。失礼ながら歌っている表情は少し固くあまり楽しそうに歌っておられるようには見えない。それなのに出てくる音楽はすごく楽しいんだな、これが。指揮の高橋琢司先生の的確な指導もあってのことでしょうが、メンバーのみなさんがちゃんと分かって歌っておられるのですね。
賛助出演のコール・デル・メディコ(弘前)のステージ、おなじみピアノの野里直子先生の独奏と高橋先生のテノール独唱があって、メインの「永訣の朝(鈴木憲夫)」。10人という少人数ではなかなか難しいところもあったのではないかと思いますが、この曲の持っている緊張感を最後まで持続させて好演でした。
ラストはコール・デル・メディコと合同合唱。「夢みたものは(木下牧子)」に続いて男声合唱の集まりでは飲み会の定番「ウ・ボイ」でしたが、ピアノつきの「ウ・ボイ」ははじめて聴きました。これはもともとオペラの中の合唱だからこれが正しい姿なんですなー、なるほど。
ドクターは常にたくさんの患者さんと接しそれぞれの人生に対峙しておられる。そのことは私たちとは比較にならない膨大な数に違いありません。そしてそのことがおのずから歌の滋味となって私たちの心のひだに入り込んでくるのだ、と思うのです。定期演奏会を楽しみにしておられるファンも多いはずですねー。
これって凄いことじゃないのかなー。
また男声合唱フェスティバルとかでステージをご一緒する日を心待ちにしております。
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2013年10月12日

Nコン全国大会(高校)

今日の午後はNHK全国学校音楽コンクール全国大会高校の部をテレビを通して拝聴していました。
明日の小学校、あさっての中学校は残念ながら観れそうにないのでね。録画するという手もあるけど、Nコンってちょっとスポーツ中継みたいなとこがあるから、やっぱりリアルタイムで観ないといけませんやね。
電波に変換されたものは会場で生で聴くのとは全然違うし、家のむかいの空き地が下水道工事の基地になっていて、ちょうど放送の時間にクレーン車がきてなにやらガタガタ資材を積み下ろししていてイライラしながらも、一応自分の中で順位を考えながら全部聴きました。金・銀と銅の1校までは当たりました。(当たったというのもなんですが)
金賞の幕張総合高校はアタマひとつ抜けていたと思います。まず文句のないところでしょうねー。ていねいな音づくりと音楽へのアプローチ、奇をてらうことのない自然な流れのなかで、内面的な部分をしっかりと自分たちの音に乗せていた。これまでの数多くの名演があった自由曲の「かどで(嫁ぐ娘に)」は、、高校生らしい清新な三善サウンドでひと味違うものを聴かせてくれました。すばらしい!
銀賞の安積黎明の自由曲もさすがの好演で遜色なかったと思いますが、課題曲ではやはり表現の巾というところで半歩混声合唱に及ばなかった感じ。
注目したのはひさしぶりに男声合唱で勝ち上がってきた埼玉の小松原高校。結果は優良賞だったが男子らしい一途なロマンが感じられてて嫌いじゃなかった。ただ、入れ込むあまり上半身を反り返らせて歌ってしまうので体幹がぶれてサウンドが浅く落ち着きがなくなっていた。研究・研鑽を積んでなんとか伝統をつないでいって欲しいな。
誰もがいうことだけど、高校生諸君は今やっていることが全てではない。大学から社会人へとこれから新しい経験をしていくことになるわけだけど、合唱も同じこと。これからもっともっと凄いことが控えていることをぜひ知って欲しい。
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2013年09月15日

つがるの木陰コンサート

青い森つがるの木陰コンサートに行ってきました。あそべーるホール(旧岩木町)。
2008年の弘前音楽祭でベートーヴェン「第九」をやったときに指揮をされた新通英洋さんの発案によるもので、(あのときは合唱指揮をやらせていただいてすごく勉強になりました)障碍を持っている方たちもいっしょにクラシックを楽しもうというボランティアコンサート。趣旨に共感された演奏者たちが“木陰オーケストラ”を編成、モーツァルトのピアノ協奏曲23番、愛のあいさつ、ジブリメドレーなどなど・・・・・。ピアコンは新通先生の弾き振り。合間のおしゃべりも新通先生がマイクを持って担当されていました。とても温かいコンサートでしたねー。なによりもステージ上のプレイヤーがほんとうに楽しそうに弾いておられた。いわば「俄か仕立て」の管弦楽。でもそういう臨時オケだからこそかもし出される味わいがなんとも素敵だった。なんだか羨ましかったな。コーラスでもああいうのできないもんですかね。「今度あの曲やるから集まってくれないかなー?」「いいともー!」みたいな・・・・・
弘前音楽祭ではN響チェロ奏者の三戸正秀さん(弘前出身)とお知り合いになったのも嬉しかったことのひとつですが、今日も会場に聴きにこられていて、三戸さんがわざわざ私が座っていた席までおいでになり声を掛けてくださったのにはビックリ。こちらから先にご挨拶にいかなければならないのに、もうほんとに恐縮至極でドギマギしてしまい失礼してしまったかも知れません。
プログラムにはないサプライズとして、新通さんのピアノ、三戸さんのチェロによるサンサーンスの「白鳥」(全くのぶっつけ本番)は心に沁みました。さすがだなー。入場無料のコンサートだったけど、凄く得した気分になるよね、こういうのって。(ま、入場は無料だったんですけどね)

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2013年08月21日

Nコン県大会

今日はオフ日だったので、NHK全国音楽コンクール青森県大会の小学校と高校の部を聴きにいってきました。(中学校は明日)日曜日の全日本と掛け持ちの学校は大変だったね。ご苦労様です。
会場はリンクステーションホール青森(青森市文化会館)でした。一般席は階上席。審査員は1階の真ん中当たりで審査していたらしい。ほんとは階上席の最前がベストの位置だと思うんだが。

午後1時15分から小学校の部。人数の多いところ少ないところあったけど、おそろいのユニフォームが可愛い。下級生のちょっとサイズが大きくてフィットしていないのがまた特に可愛いねー。全部で11校、小学生とはいえ学校によって声質はずいぶん違うもんですなー。地区予選を勝ち抜けた学校だから、さすがに基礎はちゃんとしているところが多かった。東北ブロック大会に進めるのは上位2校。なかなかの厳しい戦いです。閉会式が10分ほど押したのは審査が手間取ったんだな。確かに上位数校は差があまり無かった気がするし。どこも声は出ていたけどハーモニーの安定度が明暗を分けた感があります。シンプル過ぎて意外に処理の難しい課題曲の仕上がり具合でも少し差が出たかも知れません。

高校の部は午後5時30分から。時間があったし小腹もすいてきたので、ぶらぶらと海手へ歩いていき“入〆”のラーメンを食す。ここのラーメンは昔ながらの支那そばの味。時々食べたくなるんです。
高校は7校。20人前後の学校が多いですな。これからの青森県合唱界を支えるためにも、さらに部員増に力を注いで欲しい。
でもどの学校も良い声を持っているな、と感じました。音楽に対する感受性も鋭く説得力のある合唱が多かった。なんとかこのまま合唱を愛し続けて欲しい。(できることなら弘前大学にご入学いただいて弘混にご入団いただければまことに幸いでございますが)
ひと言文句を言わせてもらうなら、指揮者の先生の力不足。いくつかの高校で先生が指揮することで生徒たちがむしろ迷いとまどっているように見えました。せっかくの歌心をスポイルしてはいけません。歌う側に基礎訓練の繰り返しが必要なように、指揮者もまたいつも基礎に立ち戻って勉強するべきじゃないのかな。(他人のことは言えませんが)
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2013年08月03日

Nコン地区予選

NHK全国学校音楽コンクールの東青地区予選(小・中学校の部)、審査員を務めてまいりました。
来年度から地区予選は廃止され全て県大会からのスタートになるとのこと。うーん、どうなるんだろうねー。
とにかくより多くの学校に挑戦していただいて、切磋琢磨してもらいたいな。

午前は小学校の部、出場8校の中から県へ進める枠は2、なかなか厳しい。
今年の課題曲「ふるさと」は、聴きやすいメロディーラインとシンプルな構成の曲。だがそれだけにきちんと細部に気を配り、設計をちゃんとして練習を積まないとインパクトの薄い演奏になってしまう。そのあたりがちゃんと考えられているところと、そうでもないところではやはり差が出てしまったかな?
自由曲は1曲もかぶりがなく。それぞれの学校の主張があっておもしろかった。けっこうな難曲を選択した学校もあったけど、それほど破綻も無くつくり上げていたことにびっくり。たいしたもんです。きっとすごく練習したんだろうなー。

午後は中学校、9校中3校が県大会に進める。混声3、女声6という内訳。
今回驚いたのは、少人数の学校(10人前後)が意外に多かったこと。Nコンって制限人数(35だったかな)いっぱいで出てきて、課題曲と自由曲でメンバーが入れ替わったりするイメージがあったんだけどね。
しかもその少人数の学校はいずれもなかなかの好演。少人数だからこそ支えあい補い合う懸命な演奏に心打たれましたねー。でも惜しいな、と思うのはこの人数でこれだけ歌えるのだから、この精神的な強さをそのままに、もうあと5人でも10人でも数を増やせたならさらにインパクトが強くなるだろうということ。来年度からの盛り返しを考えても部員数増強を真剣に考えて欲しいな。
“ゆず”が作った課題曲「友〜旅立ちの時」は、ピアニストも歌う方も4ビートでとっているところがほとんどだった。こういうジャンルの曲は8ビートで感じていかないと雰囲気がうまく出ないと思います。
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2013年07月07日

青高音楽部定演

青森高校音楽部第29回定期演奏会にいってきました。
実は私はOBなのです。もう超のつくOld Boyですが。あれからほぼ50年だからなー。
でも、青高音楽部は、今私がこうしてある原点。高校2年生で学指揮(高校生でも学指揮っていうのかな?)に任命されて、右も左も分からぬままみんなの前に立ってNコンに出たりしていた。今思えば冷汗ものですが、あの時代がなければ全然違った半生を送ってきたに違いない。だからもう孫の世代といっていい若い後輩たちの演奏会ですが、なるべく足を運んで聴いていきたいな、と思っています。

懐かしの校歌がオープニング、第1部は多分NHK・全日本のコンクールで歌う予定であろうアカペラステージ。第2部は昭和の歌謡曲集、浦町中学校合唱部の賛助出演をはさんで、最後がOB・OG有志といっしょに、新実徳英「花に寄せて」から。
20人という少人数ながら良い合唱を聴かせてもらいました。ことにソプラノは張りのある輝かしい声ですばらしいと思いました。この合唱団が伝統的に持っている歌心が今も健在なのが嬉しいね。表現しようとする姿勢が前面に出ている。そしてそれが自発的であることは大きな力です。
ただ、これからコンクールに挑むにあたってはそれが危険なときがあることも知って欲しい。とても良い声を持っていると思います。しかしそれだけに力技だけでハードルをクリヤーしようとすると、思わぬ不覚をとる可能性もはらんでいる。人の声のハーモニー、という基本は練習のたびに振り返り、確認し合いながら進めて欲しい。今年度は男声の数が少ないのだからなおさらです。いま現在の長所を減ずることなく安定的なハーモニーを生み出すことに成功すれば、これはだいぶいい線いくんじゃなかろうか。
わが愛しの母校音楽部、応援してます!
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2013年06月29日

虎谷亜希子リサイタル

今日は良い天気だったなー。空の青さが強烈にきれいだった。でも、上空に寒気が入り込んでいるとかで、吹く風は涼しく爽やかでした。

そんなわけで、午前中は第44回日展青森展を鑑賞するために弘前市の青森県武道館へ。
なるほどまさに大作ぞろい。どの作品も選びぬかれた感がハンパなかったけど、特選など賞を戴いている作品は確かにその中でもひときわ輝いていました。見応え十分でしたねー。自分も才能は全然ないけど絵を描くのは好きなので、ああいう素晴らしい絵を拝見すると少しムズムズする。日がな一日、夢中になって絵を描くのも楽しいだろうなー、なんて思ったりするけど、やっぱり今は無理だな。

午後は虎谷亜希子ソプラノリサイタルを拝聴するために、弘前文化センターホールへ。
密かに応援している若手ソプラノ歌手の虎谷さん、ソロのホールリサイタルは初めてだと思いますが、堂々としたステージで感心しました。第1部は、別宮貞雄の歌曲集とロマン派のベネディクトの作品、第2部はベッリーニとヴェルディのアリア。大胆さと繊細さを併せ持っていると感じました。それはなかなかできないことだと思います。音色もその曲想ごとに巧みに使い分け豊かな表現力をみせてくれました。よくある声の誤魔化しがありません。常に真っ向からその歌に挑戦している姿勢がみごとです。今後の活躍がますます楽しみですねー。ほとんど満席になったのもけっこう驚きましたが、若い聴衆もけっこう聴いていた。ぜひ彼女のファンになって永く応援していただきたいと思います。

で、夜は明日の県男声合唱フェスティバルの前夜祭パーティーに。一年ぶりに再会する各地域のお仲間も多く、美味しい料理をいただきながら、しゃべったり歌ったり。
え?明日は弘前メンネルは朝9時からステージ練習?おっとそいつぁ大変ですよ。メッチャ早起きして飛ばしてこなきゃだめじゃないか!

というわけで、おひらき前に失礼して急いで帰ってきましたのです。
準備を済ませて早く寝ようっと。
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2013年06月02日

うとう女声定演

日差しは強く、影は濃くはっきりとしているけれど、時おり吹く風はどこか冷気を含んでいて爽やかな日だった。午後、青森市のうとう女声合唱団第27回定期演奏会へ。
下は小学生からご年配の方までたくさんの聴衆が集まりました。聴衆に年代の偏りが無いのはけっこうすごい。この合唱団が注目され愛されている証拠ですねー。
グレゴリオ聖歌のアヴェ・マリアから始まった第1部、モラーレス、パレストリーナのあとにブラームスの「三つの宗教曲Op.37」。いずれも清澄なサウンドがホールを満たして素敵でしたが、ブラームスはロマン派の重さ、深さ、良い意味での暗さがもっとあっても良かったかな。
第2部は高嶋みどり、なかにしあかねの作品から数曲。名手辻村成子先生の手際が冴え渡り、それぞれの曲のリリシズムがみごとに抽出され聴衆に届けられる。合唱の驥尾を熟知されている浜田ゆか先生のピアノの押し引きの妙味とあいまって、女声合唱ならではの魅力があふれていました。
第3部は恒例、うとうジュニア合唱団のステージ。いつもながら可愛いな。でも合唱団としての力も相当あります。曲は信長貴富「リフレイン」から。童声とピアノのための曲集ですが、これ良い曲だなー。このカテゴリはあまり聴く機会がないので新鮮だった。あのピュアな声で、あのノブナガサウンドが歌われるとちょっとたまりませんな。もう一回聴きたい。
第4部、これも恒例、混声合唱ステージ。有志男声メンバー(大半が知った顔)とともに今回は團伊玖麿「筑後川」。この企画はもう何年もやっているからか、臨時編成ながら寄せ集め感が無いのはさすが!しっかりした音楽になっていた。合唱祭なんかの合同合唱で終曲の「河口」だけがとりあげられるけど、個人的な趣味でいうと「河口」以外の4曲のほうが好きだな。あの4曲があっての「河口」でしょ。
女声合唱団の定演なのに混声合唱がラストステージというのはどうなのかな?とちょっと思ってはいるんだけど。
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2013年05月25日

ストリートコンサート

石のむろじ-001.jpg


北の四重奏とその仲間たちによる「ストリートコンサート」を聴きに、弘前の“石のむろじ”へ。
楽器別でいうと、サックス・クラリネット・ファゴット・ユーフォニウム・チューバ・トロンボーン・ヴィオラと歌手。ジャンルはクラシック(古典・ロマン派・コンテンポラリー)、ジブリもの、ディズニーもの。オペラのアリアがあればシャンソンもある。若い方(小学生もいた)からベテランの方まで、サックスアンサンブル「北の四重奏」の主宰、今廣志さんがいろいろなプレイヤーにソロ演奏する機会を与えたいと企画したこのストリートコンサート、入場無料・出入り自由、なんだかアットホームで楽しい催しでした。でも、もちろん演奏はどれもみんな真剣で本格的。北の四重奏の技量と安定感はみごととしかいいようがないし、プロのサックス奏者として頭角を現しつつある工藤利城さんの超絶技巧も凄かった。さらに、あれだけ異なるジャンルのピアノ伴奏を一手に引き受け、もののみごとに弾き分けたピアニストの野里直子さんにも感動しました。
最後は楽器のプレイヤーが全員で「人生のメリーゴーランド」。事前のリハなしで、今さんがその場で練習をつけて合奏。リハーサル風景つきの本番というのもとてもおもしろかったな。
合唱でもこういうのできそうだな、と思いました。ノンジャンルで、もちろん男声・女声・混声・児童なんでもあり。ふだんは一緒にやっていない人がその時だけのセッションというのもおもしろいんじゃないか。合同合唱ステージっていうと絶対裏でリハーサルをしてから、みたいな常識があるけど、思い切ってリハーサルを公開にしちゃう。そういうのも聴いているほうはけっこう楽しいんじゃないのかな。
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2013年05月18日

Apio演奏会&祝賀会

午前中は弘前メンネルコールの練習で弘前まで。車でコンビニおにぎりをかじりながら青森にとってかえし、午後は第6回声楽アンサンブルコンテスト全国大会本選第1位受賞記念・合唱団Apio演奏会へ。この頃土曜日はこのパターン多いな。
合唱団Apio、アンコン全国で1等賞はなんといっても凄いことです。これはやはりみんなでお祝いをし喜びを分かちあおうというのが今日のコンサート。実は私も発起人のひとり(全然お手伝いできなくて名ばかりだったけど)なのです。

青森西高校・リノスアンサンブル・みちのく銀行男声合唱団が、お祝い演奏としてそれぞれの持ち味を活かしたステージを披露した後、Apioが登場。パレストリーナ、ヴィクトリア、ジョスカン・デ・プレを美しく演奏してくれました。いや、さすがです。ほぼ完全にステージ上でアンサンブルをつくり上げ、しかしステージ上で完結するのではなくその妙味を客席に波及させていく。旋律を渡し次には受け取って響かせあう。時に慎重に絡ませ、時には大胆に展開させる。なにげなくやっているように見えるけど、こういう自発の音楽はそう簡単にできるもんじゃないねー。創立20年、連綿と蓄えてきた大きな力を感じました。単なる少人数の合唱ではなく、声楽アンサンブルとはどういうことなのかを、身をもって示したことが今回の快挙につながったのだと思う。まことにもって痛快であり、こんなに近くにいる合唱仲間のひとりとして心から共感と賛辞を捧げる者です。改めておめでとう!!

終演後は場所を移して祝賀会へ突入。みんながApioの快挙を我がことのように喜ぶとともに、自分への大きな励ましとなったことを確認しあうあったかい会になりました。楽しかったな。
Apioのリーダーの美声テノール三橋さんが挨拶のなかでおっしゃったこと。
「青森の合唱仲間って、みんな良いヤツですね!」
確かに、それに間違いないです。
posted by りょうじー at 22:15| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月11日

三上夫妻のリサイタル

今日はまず弘前大学混声合唱団の春合宿で岩木山中腹の嶽高原へ。まだいたるところに残雪が目立っていた。やっぱり雪が多いうえになかなか暖かくならかったってことだなー。
今年度の弘混の活動のスタートはまずまずかな。例年よりも積極的に歌おうとする姿勢が強く見えるのは好ましいね。でもやっぱりすぐに音楽を引いてしまう癖がところどころで現れる。ここ数年演奏を聴いた方からの感想で最も多いのは「なんとなく気弱な合唱」。発声の訓練不足もあるのだろうが、声を頻繁に引っ込めすぎるのでそんな印象を与えてしまうんだな、きっと。今のうちにそのへんを徹底的に鍛えなおしたい。

そして、雨がそぼ降る中青森へとってかえし、「三上伸和&千加枝リサイタル〜La Voce〜」へ。青森市を拠点としてご活躍されているテノール・ソプラノの声楽家ご夫妻のリサイタルです。
第一部はバッハ・ヘンデルから始まって、シューベルト、日本歌曲をはさみ、ご夫妻が最も得意とされているオペラアリア(プッチーニ・ワグナー・ヴェルディ)まで、豊かな声量とみごとな表現力を聴かせていただきました。お二人交代で下手から登場、上手へ退場という方式だったので、なんだか人間回り舞台のようでおもしろかった。今日も外国物は訳がプロジェクタで映し出されていました。字幕上映が定着されつつあるみたいだな。
休憩をはさんで第二部はうって変わって青森特集。まずはゲストの津軽三味線奏者・山田里千美さんの独奏で「津軽よされ節」。三上夫妻とのコラボで「りんご節」。そしてメインステージ「テノールとソプラノのための歌物語−しばれた夜の幻想」。津軽昔話をもとにした地元の作曲家・小倉尚継氏の手になるミニオペラでした。お二人のプロ歌手としての覚悟に敬意を表するとともに、その熱い演奏に心からの賛辞を捧げたいと思います。またそのみごとな歌唱を支えたピアニストの宇野花純さんの決してでしゃばらず、しかし時に雄弁だったすてきな演奏にも躊躇なくブラヴォーです。
私は、単なる声楽家のリサイタルにとどまらず《オペラ》という確立された芸術世界に聴衆を導こうとする三上先生夫妻のぶれない姿勢と方向性に共感するひとりです。厳密にいえば今進んでいる道そのものは違うのかも知れませんが、響きあう共通のなにかがあるように感じます。今後ともおたがいに鼓舞しあいつつがんばっていきたいと思った今日のリサイタルでした。
posted by りょうじー at 22:13| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月14日

弘前ブルンネンコール演奏会

弘前ブルンネンコールの演奏会に行ってきました。
弘前市でもっとも歴史の長い女声合唱団じゃないかな。いつもご案内いただくのですが、あいにく予定が重なることが多くしばらく拝聴できず失礼ばかりでしたが、今日はオフだったのでうかがうことができてよかった。

開幕の第1ステージはBlochの小ミサ曲から。アカペラから入るのはちょっとつらかったかな、という気もしましたが、さすがに指揮者の辻村成子先生はそのへんを心得ておられて、無理をさせずハーモニーを中心に据えることですっきりとまとまりました。
第2ステージは、組曲「今日もひとつ」(星野富弘・詩 なかにしあかね・曲)。実は今私も青森市の女声合唱団で、その姉妹作品ともいえる「悲しみの意味」にとりかかったところ。いろいろと参考にさせていただきました。
休憩をはさみ第3ステージ。「ゴールド卍賞」受賞記念で、「青い山脈」「津軽のふるさと」など弘前にまつわる曲を集めて。うーん、これは上手い。歌に味があります。いくら声が良くてもピタリ合っていても、味気のない合唱はやはりつまらない。「歌う」とはどういうことか、のお手本ですねー。
第4ステージは名曲「水のいのち」。辻村先生は奇をてらうことなく、コントロールを常に効かせて正確な表現をめざしておられたと思います。それは全く賛成です。高田作品は、その積み重ねから本質がおのずから現れてくるのを辛抱強く待つしかない。良い演奏だったと思います。

ひとつ気にかかるのは、誠に失礼ながら、メンバーの平均年齢が少々高めなこと。もちろんみなさんまだまだバリバリで声にも十分はりがあるけれど、ここに30〜40歳代くらいのパワーがもっと加わったなら、さらに表現の巾が広がり、もっと説得力のある合唱になるんじゃないかなー。こういう伝統ある合唱団にスッと入るのは確かに勇気がいりますからねー。でもチャンスを捉えて新団員獲得を積極的に画策していただきたいと思います。
posted by りょうじー at 22:36| 青森 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月28日

沖館中合唱部演奏会

先だって、声楽アンサンブルコンテスト全国大会中学校部門に県代表として出場し、みごと銀賞を獲得した沖館中学校合唱部の演奏会がありました。
青森市内の中学校にはけっこう合唱部を持っているところが多いけど、なかなか単独の演奏会を開いて聴かせてくれるところは無い。恐らく市内の中学校では初の演奏会でしょう。この経験はきっと生徒達にも良い影響を与えるに違いありません。
今日は青森ベートーヴェンスコラーズの定例練習日に当たっていて、しかも日曜が本番。誠に残念ながら前半だけ拝聴して失礼せざるを得なかった。聴いたのはTelferのミサ・ブレヴィス、信長貴富「くちびるに歌を(女声版)」、小倉尚継「うばすて山の十五夜」。ここはやはり声が良いねー。指導されている小野優子先生の薫陶で、発声の基本がしっかりとした艶があり深みの感じられる声です。しかもパートでむらが無いのが凄い。ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、どのパートもちゃんと訓練された声で伸びやかです。だから響きが薄くなって客席に来ないという部分が一瞬もない。これはやっぱり驚異的ですねー。練習は週6日だとか、時間をかけ基礎から練り上げられたのが良く分かります。
これからさらに磨きをかけるとすれば「音色」の研究じゃないかな。今日うかがった合唱はそれぞれ傾向の違う音楽だったと思うけど、その違いを聴き分けるのが難しかった。もしそこの成長があれば多分全国でも有数の中学校の合唱になるのは疑いないと思います。
posted by りょうじー at 22:59| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月23日

弘前メサイア

弘前の第43回メサイア演奏会に行ってきました。
丸一週間後に自分の本番があるので、そのモチベーションをさらに高めテンションを緩めないために拝聴させていただきました。
弘前メサイアは12月に開催するのが恒例だったので青森は3月末に、ということで決めた今回の公演日だったのですが、今回はご都合があったらしく3月になったというのを知ったのはだいぶあとのこと、青森県の中でまさか一週間ずれのメサイアになるとは思わなかった。まぁ、丸被りにならなかったのでよかったですが。(出演者も実は何人かダブッている)
43年間途切れることなく演奏されてきた弘前メサイア、その継続の力に脱帽しました。もちろんずっと同じメンバーがやってきたわけじゃない。その年その年で入れ替わりがあったのは当然ですが、伝統の凄さはそういうことではない、ということを改めて強く感じました。言葉は違うかもしれないけどなにか「風格」のようなものがあるんだなー。安定感があり安心感がある。合唱団は約20人、オーケストラもそれに見合った編成なので、圧倒的なサウンドは無かった。でも、メサイア初演時の合唱も20人だったといわれているように、もともとそんな大上段の音楽じゃないんだね。あくまでも終始“慰め”であり“諭し”でなければならない。そのことを改めて教えられた今日の演奏会でした。
やっぱりね、こういう歴史的な音楽は一回こっきりではほとんど何にも分からない。再演を重ねることで、スキルだけではなくなにか重要なものが少しづつ積み重なってゆくものなんですな。そしてそれこそが聴衆の心を打つのだと思う。
私自身はもうだいぶ年いってきたのでその仕事をこれからやるのは難しい。でも、若い世代がぜひ継いで欲しいという願いをもっています。
前にもなんかで書いたフレーズのような気がするけど

「俺の屍を越えてゆけ、若者よ!」

まだ、死んでねーけど・・・・・
posted by りょうじー at 23:00| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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