2006年10月03日

東北大会執念記2

2日目〈10月1日〉名取市文化会館

お世話になった鹿落旅館を後にしたのが朝9時ごろ、渋滞などがあって遅れては一大事と早めの出発だったが、会場の名取市文化会館まではなんなくスムーズに進行、早く着きすぎてしまった。でも本番までのテンションのあげ具合がちょうどなだらかになってかえって幸いしたかも。
直前の割り当てリハから舞台袖待機へ。みんな少し緊張しているように見えるが、今回の曲はそれもある程度必要なこと、無理にリラックスさせるよりはと、そのままステージへ。いざ出てみると、午前中の大学の部ではいつものことだが、ほとんど聴衆がいない。肩の力がうまいことスッとぬけてこれもいい具合。
本番では練習の時には聴けなかった良い響きが出たところもあったが、逆に練習ではうまくいっていたところが少しハマりきれなかった個所も。しかし、総じて好演といって良い演奏。
午後はのんびり気分で一般の部を拝聴、東北地区大会レベルになるとどのグループも良い声だねー。しばし聴きほれるものの、真剣勝負の連続なので肩がはってきて、疲れも出てきたのか少し偏頭痛気味。

そうこうするうちに全ての団体の演奏が終了して、閉会式のセレモニーの後いよいよ結果発表。今年から金賞イコール全国大会出場権。演奏順に発表されるので弘大は大学の部Aグループの最後。つまり金賞のコールがそれまでにされなければ確定。前4団体が銅・銀・銀・銅ときたので自分たちの名前が呼ばれる前にもうすでに女の子たちは号泣しはじめるは、男子は妙な唸り声を発するはで大騒ぎ。周囲から白い目で見られる顰蹙団体と化したのでありました。
それは、この2週間、例年にない集中力で過酷な練習を乗りきった彼らのがんばりが報われた瞬間ではありましたが、発表された順位表を見れば弘混にほんの少しツキがあっただけ、手放しで喜んでばかりはいられません。競合した4大学のみなさんの無念を思うとき、それを背負って東北代表の重い責任を果たさなければならない立場になってしまったのでした。

帰途の車中、大盛り上がりになってもいいはずなのに妙に静かだったのは、そのへんのことがあったためか、疲れがどっと出たのか、あるいは「く、熊本は・・・・と、遠いよなー、しかし」の思いが改めて彼らにひしひしとのしかかったのでしょうか・・・・・
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2006年10月02日

東北大会執念記1

1日目〈9月30日〉鹿落旅館

全日本コンクール青森県大会での「金賞はあげられません!」評価に、弘前大学混声合唱団の諸君も私も実は内心ひそかに復讐の炎を燃やしていたのでした。
この2週間細部を掘り起こしては丹念に磨きながら、われわれは何を歌わなくてはならないのか、何を伝えなければならないのかを頭痛がするほど考え、普通にただ歌っても疲労度の高いコンクール曲をこれでもかと繰返す鬼気迫る練習で、私はげっそりと頬もこけ、あ、いやそれは真っ赤な嘘だけど(そうなったらいいなと思っただけ)、気持ちも高まったところでいよいよ東北地区大会へ出発。
貸切バスで今夜の宿である仙台市の旅館へと東北自動車道を南下。
バスの駐車場への曲がり角を見落としてしまいグルリひとまわりするハプニングはあったものの無事到着。宿は鹿落旅館。
鹿落旅館看板.jpg

「鹿落」と書いて「ししおち」と読む。明日決戦に臨む我らとしては少し縁起悪くないか。おまけに広瀬川沿いの崖にへばりつくように建っている風情はなんともはかなげで「だ、大丈夫かい・・・?」と思わずつぶやいてしまう。しかしこの由緒正しい老舗旅館は確かにいかにも古めかしく忍者屋敷のようなたたずまいだが、その中になんとなく心を落ち着かせるものがあり、旅館の方たちのさりげないやさしい思いやりも嬉しい。快く大広間(中広間?)での練習を許していただき、夕食の前にまず仙台での直前練習。うーん、みんな少し緊張しているかな?でもそれも今回の曲では多少必要かも知れない。声が固くならないように注意しながら最終チェックしていると少しずつ暮れなずむ時刻、ちょうど広瀬川をはさんで遠くに見える仙台市中心部の灯りが瞬きはじめる。「うちひさす都の夜にともる灯のあかきを見つつこころ落ちゐず」・・・・自由曲の1節がみんなの心にひたひたと沁みわたっていったのでありました。
明朝は5時半起床と早い。10時には就寝。(続く)
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2006年08月20日

県大会終了

全日本合唱コンクール青森県大会が終わりました。
とにかくムシムシした一日でこのカテゴリそのまま文字通り大量流汗のコンクール、ちょっとヘバりましたなー。
弘前大学、弘前MCとも昨日書いた目標は一応達成できたと思いますが、結果はどちらも銀賞という評価。
弘前MCは4着(3着までが金賞で県代表)でまたも次点。毎年安定してこの位置というのもなぁ。悔しいというか、無念というか。でも今年は練習がとても楽しかったし本番も実に楽しくやれたので、結果よりもそっちの充足感が強い。弘前MCの特質は出せたと思っています。
弘前大学のほうも集中力の途切れない演奏(自由曲なんか危ないところ)だったしみんながんばったと思いますが、こうして本番を終えてみると(私としては弘大との本番は今年はじめて)確かにまだまだやらなくてはいけないところが山積みであることを改めて感じました。大学の部は弘大だけだったので幸い東北大会での再挑戦のチャンスはいただきました。それぞれの曲の雰囲気はそれなりに出せたとは思っていますがさらに掘り下げていかなくてはなりません。
時間はあまりないけど・・・・・。
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2006年07月27日

日韓親善文化交流

今日はほんとは青森ベートーヴェンスコラーズ定例練習日だったのですが、日韓親善文化交流会というのが青森公立大学講堂であって、それに急遽出演してきました。韓国からはソウルの麻浦区少年少女合唱団と麻浦区立シルバー合唱団(女声)が、青森からは造道小学校と西中学校の合唱部に我らスコラーズが交互にステージに立って演奏し合い交流をはかるというものでした。
スコラーズ出演の話は先週の練習日には無かった話だったので、この5日間ぐらいで大急ぎで連絡をとり、昨日臨時練習の今日本番という強行スケジュールの割りには皆さん都合をつけて駆けつけてくれたおかげで、まずまず落ち着いた演奏ができました。曲はこの間の演奏会でやったバッハのコラールとフォーレのラシーヌの雅歌。
色鮮やかな民族衣裳(みんなそれぞれちょっとずつ違う)を着て歌った第1ステージの少年少女合唱団が可愛かったなー。もちろん単に愛くるしいだけじゃなくて、よく訓練された確かな歌声はなかなか聴かせてくれました。交流会ということで基本的に関係者だけというスタンスだったのかも知れませんが、もっとちゃんと広報されれば一般の聴衆ももう少しお出でになったのではないですかね。せっかくの企画なのにちょっともったいない気もします。
麻浦は「マッポ」と発音されるそうで、青森市には合浦(ガッポ)という地名(知らない人はそんな読み方できないよねー)があることを思うと、不思議な因縁も感じますなぁ。
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2006年07月23日

二日連続本番

昨夜は弘前マンドリンアンサンブル演奏会の賛助ステージ、本日はシャンテアンクールの第三回演奏会でした。

弘前MCアンサンブルで出演させていただいた昨晩の演奏会。前述のようにコンクールの自由曲をやりましたが、やっぱりまだまだ練習不足で危険個所もたくさんあったせいでなんだか妙な緊張感がありました。案の定本番ではあちこちで事故が発生、私自身のトチリもあってちょっと大事故につながりかねないところもありました。「ねぷた・・・・津軽衆の復活祭」の歌詞もあるのでもっと客席に熱い空気が流れるはずだったのですが、我々の緊張感のほうが強く伝わってしまったらしく背中に感じたのはシーンと静まり返った雰囲気。こりゃいかん!と思って津軽の古い田植え歌でなんとかこっちに引っ張り込もうと試みましたが時すでに遅し。もっと聴衆に楽しんでいただきたかったなー。反省点の多いステージでした。

そういう意味では今日のシャンテアンクールは楽しく演奏ができたし、おいでいただいた方にもまずまず楽しんでもらえたのではないかと思います。メインディッシュ「サウンド・オブ・ミュージック」もスープ・前菜の過去の課題曲集、「愛の風船」もそれぞれの味のちがいをお聴きいただけたのではないでしょうか。
舞台中央に吊るした細長い布にエーデルワイスの花を一輪(私が布用絵具で描いたもの)がシンプルで印象的だったし(文字通り自画自賛)、快く裏方をお引き受けいただいた合唱仲間のS氏、N氏、T君のおかげで照明や舞台の出入りなどもスマートにできたかな、と思っていますが、演奏自体のことはまた後ほどご批判をあおぎたいと思います。厳しい耳をもった知り合いの合唱通がけっこうたくさん見えていましたので。
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2006年06月19日

男声合唱フェスティバル

昨日18日は第17回青森県男声合唱フェスティバルが弘前で開催されました。当日の朝早くからステリハが予定されていたので弘前のホテルに一泊。というわけで話は前日の17日から。
まず17日の午後青森アンサンブルフォレストの第2回コンサートへ。青森と弘前の交響楽団や吹奏楽団に所属している木管楽器の方たちのアンサンブルです。モーツアルトのディベルティメントの中から三曲を楽器の編成を変えて演奏するなど意欲的なプログラムでした。タイム感やタイミングの揃えだけではなくもう少し音楽的な昂まりの部分でのアンサンブルが欲しい気がしましたが和気藹々としたいい雰囲気の演奏会でした。
聴き終えて挨拶もそこそこにそそくさと弘前へ直行して男声合唱フェスティバルの合同合唱の前日練習と前夜祭のレセプションへ。県内の男声合唱の仲間たちとひさしぶりの再会を喜び合いながら歌談飲食。実は同時刻、その会場から歩いて5分の弘前文化会館(翌日は男声フェスの会場)で合唱団TSUGARUの第10回記念定期演奏会が行われていてそちらにも合唱仲間が出演されているうえに、仙台の今井邦男先生が客演指揮者ということで、宴もたけなわの頃合いにこっそり抜け出して走っていきましたが、結局本プログラムには間に合わずアンコールのところしか拝聴できませんでした。終演後失礼を省みずロビーにおられた今井先生とご挨拶させていただき前夜祭にとって返したのですが、間のわるいことに弘前メンネルコールのインフォメーションの時間があったらしい。少しひんしゅくを買ってしまいましたがシメの合唱に「秋のピエロ」と「いざ起て戦人よ」を指揮させてもらってこの日はおひらき。
良く晴れて気温も上昇気味の本番当日、午前中のリハーサルで「これだけは頼む!」というあたりを徹底して午後1時開演。どのグループもそれぞれの個性を発揮して聴きにこられた方たちを楽しませていたと思うし、私たち弘前メンネルコール+野郎会のステージも集中力のある演奏がお届けできたのではないかと思います。川村昇一郎先生が自ら編曲のロシア民謡を指揮された合同合唱ステージも男声合唱独特のうねりが会場をつつみ魅了しました。事前にアンコール曲の準備をしていなかったので鳴り止まぬアンコールの手拍子にとまどいましたがそこは男声合唱のいいところ、みんながいつでもどこでも歌える定番の「いざ起て・・・」と「遥かな友に」でめでたく終演。来年7月のJAMCA HIROSAKI(日本男声合唱協会弘前演奏会)に向かっても好発進が切れたといえます。
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2006年04月23日

フォーレ:レクイエム 青森ベートーヴェンスコラーズ第5回公演

会場のぱるるプラザホールは青森ベートーヴェンスコラーズのこれまでの4回の公演中3回使わせていただいているのでけっこう安心感があるのですが、今回のステージリハーサルではこれまでで最も不安の残るものになってしまいました。
まずホールの技術の方で毎回お世話になっていてけっこうツーカーの方の姿が見えない。同僚の人にうかがったら今日は非番で休みとのこと。頼りにしていたので不安その1がちらり。リハーサルでもオケ・合唱の双方からテンポ感のズレを指摘され不安その2。三人の独唱者もきょうはいつになく不安げな様子がありそれが伝わってきて不安その3。なんとか少しでも安心の方向に持っていきたいと必死にやってはみるが、こういう空気になるとなかなか取り戻せないものです。「本番はだいじょうぶだよ!」と声をはりあげてはみたものの、こういうことになるのも自分の不勉強と練習のもっていきかたの下手さのせい、と思うとさらに重くなった不安その4。

それでも本来が脳天気の私は「ま、なんとかなるさ」で本番へ。ここで逃げ出すわけにはいかんわけだし。とにかくリハで明らかになった問題点を自分の指揮のしかたでクリアできるものならやってみよう、と頭の中をチェックポイントでいっぱいにして演奏開始。小さい傷は何ヶ所か出たものの大過無くできたと思いますが、そっちに神経を使ったぶん、音楽にちょっと取り繕った感じが出てしまったかもしれません。思い描いていた演奏のイメージには少しだけ届かなかったのが残念ではありましたが、それも全て指揮の私の責任。ソリストをはじめオーケストラも合唱も本番はみごとな集中力を発揮して高いレベルを保ち続けた演奏していただいたことでこちらが助けられた面もあったと思います。勉強になりました!
とにもかくにも700人を越すほぼ満席の中で、青森市では31年ぶりに鳴った「フォーレレクイエム」、またひとつ夢をかなえさせていただいたことは大きな喜びです。言い尽くせぬお世話になったたくさんの方々には心から感謝いたします。

はじめての燕尾服での指揮、蝶ネクタイ・カマーバンド・サスペンダーなど小物も何度もチェックを入れて遺漏無くやれたし「馬子にも衣裳・・・・」程度には見えたみたいなので良かったのですが、帰宅して玄関のあたりでなんだか寒いなと思ったら、楽屋にコートを忘れてきていました。
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2006年01月22日

弘混43回定演

昨日は弘前大学混声合唱団の43回目の定期演奏会、私が学生指揮者だった最後の定演は第8回ですから「隔世の感」を改めて思います。すっかり年とってしまったなぁ。
直前ステージリハーサルでは二人の学生指揮者の曲もずいぶん形ができあがっていて1週間ぐらい前とは格段に仕上がっていたのでひと安心。ヴィクトリアのミサとコンクール曲も最後の念押しをしてリハ終了。アナウンスとステージ進行の確認をして恒例の記念集合写真の撮影。いつも思うことなんだけどこの集合写真って顔ぶれが多少入れ替わるだけで毎回おんなじような写真になるよね。舞台上に椅子をならべてみたいな・・・・・。その年によって例えば客席に思い思いの格好で座ってるのを舞台上から撮るとか、ロビーの階段のとこでとかちょっと目先を変えれば面白いと思うんだけど。
本番、去年よりも少しではあるが聴衆の数が増えた感じ。前半の学指揮のステージ、袖で聴いている分には思いを声に込めて歌っている様子がありありとわかるのだがそれが客席まで届いているかどうか。ヴィクトリアのミサも本番で演奏してみて思ったのは、こういうルネサンスものを付け焼刃の練習でやっても表面上はなんとなくできあがっても、あのえもいわれぬポリフォニーの魅力を出すのはやはり無理だったな、ということ。でもだからといって取り上げなければ結局ゼロのままなわけで今回学生諸君といっしょにこれをやれたことは、お互いにそれなりの収穫があったと思います。また機会があったらこの時代のものをやってみたいと思っています。
聴衆のお約束だけではない心のこもった温かい拍手もうれしいコンサートでした。

打ち上げで聴きにきてくれたOBの皆さんからは「まとまってはいるがハジけた感じがない」「きれいだけど迫力不足」「人数の割に声量がない印象」などの意見・批評がありました。なるほど大学生の若い合唱のイメージはもっと違うところにあるのだなぁ。来シーズンはそのへんのところも踏まえてやっていきましょう。44回はさらに聴衆の数を増やしまたひと味ちがった弘混をご披露しなくてはね。
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2005年12月12日

第23回青森第九

本番前日のゲネプロ。降り出した雪に加えて時折強風も吹くあいにくの天気。飛行機も遅れてソロ合わせの時間をずらさなければならないハプニングがあったものの定刻の午後7時には第4楽章の総練習が始まりました。独唱のアルト荒屋敷さん、テノール鹿内さん、バリトン福山さんは何度かお願いしている方たち、安定した実力をかっての起用だし気心も知れていますが、ソプラノの増田さんは今回が初顔合わせ。私ばかりでなく関係者全員の注目を集める中、最初の四重唱での美しい歌声に一同聞き惚れることしばし。ビロードのような声質とハートフルな歌唱に今年も良いソプラノソロをお迎えできたな、と思いました。
オーケストラの皆さんは3時からの練習だったそうでちょっとヘバリ気味でしたが気力をふりしぼって4楽章を1時間あまり。指揮者も熱が入っている様子がありありで、細かな部分でのダメ出しがけっこうあり、合唱団も「いよいよ明日」の緊張感も加わってけっこうヘトヘト。でも合唱団が椅子から立ちあがるタイミングはうまく掴んだようだし、前回とはかなり違うテンポにもきっちり対応していたのでひと安心でした。

公演当日、青森第九の会はマチネーなので10時前には会場入り、直前ステリハ前の小1時間の合唱練習で私の仕事は終わり。なんだか子を旅立たせる親のような心境になります。
本番前舞台袖のモニターで客入りの具合を見ていましたが、天候がスッキリしないせいか出足が少し遅いような気がします。それでも1ベルが鳴るころには1階席はほぼ埋まり、上・下手に分かれた合唱の皆さんのスタンバイを確認していつものように2階席一番奥まで駆け上がって1楽章から聴かせてもらいます。今年の第九は全体に抑え気味のクールな印象。定番の溜めやテンポの揺らぎがほとんど無いので物足りなさもあるけれど、これまで気がつかなかった音が浮き彫りされた部分をいくつも発見して感心しました。例年と大胆に違う楽器の配置もあったとは思いますが、虚飾を取り去り第九の無垢の姿をあらわそうとした指揮者の姿勢がストレートに感じられました。金子みすゞの詩にあるように「みんなちがって みんないい」。いろいろな第九があって当たり前、どれも否定することはできないしそこが音楽の一番いいところだとも思いました。
舞台挨拶に出る段取りだったので終わる直前にこっそり席を抜け出して大急ぎで舞台袖に駆け下り、今年も聴衆の皆様の暖かい拍手をいただきました。

打ち上げ、いつもながらの達成感と喪失感のなかで、大勢の方にねぎらいの言葉をかけていただきましたが、ことに今年初めて合唱に参加された方たちの昂揚が私にも伝わってきてさわやかな感動をもらいました。

二次会の本町のスナック「P」のママに無理を言って朝から飲みたいと思いながらずっと飲めないでいたコーヒーを淹れてもらい、カウンターでこっそり安堵のため息をついたのでした。
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2005年12月04日

北里大オケ定演

2日夜ゲネプロで3日が本番というスケジュール。本番後は打ち上げに参加させていただき十和田市に一泊して先ほど帰宅しました。
2日はあいにくの天気。青森を午後5時頃出た時はそれほどでもなかった雪が、みちのく有料道路よりは良いだろうと入った国道4号線の平内から野辺地にかかるころにはどんどん降ってきてこりゃ帰りはやばいな、と思ったのですが引き返すわけにもいきません。それでも七戸あたりから雪は目に見えて小ぶりになり、十和田市はなんと道が乾いている。いや、不思議でしたねぇ。
プログラム順に通し練習しましたが、やはりまだ不安な個所がずいぶんあります。直前ステリハに頼るのも切羽詰った感じで嫌ですがまぁしかたありません。当日の集中力を信じて帰路に。天間にさしかった時にはもう真っ白の吹雪模様。どっち回りでも大差無しという判断で時間が短く済むほうを選択してみちのく有料道路へ突入。降り積む雪の下の道路事情がわからないので怖かったけど慎重かつ安全運転でなんとか無事帰り着きました。
翌日、朝8時半の青森・十和田間路線バスでやっぱり降り続く雪の中を再び十和田市へ。十和田市街へ入るあたりは雪なんか全然ないうえにお日様がさんさん!うーん、どうしても不思議だなぁ。
昼からステージリハーサル。できるだけ不安個所をつぶしておいて、と思いますがあまりつっつき過ぎると帰って不安感が増したりするもの。加減が難しいところです。しかしいずれにしろ音楽の本番はやり直しのきかない一発勝負、思い切りもここでは絶対必要。良い方向のコンセントレーションが高まっていよいよ開演。開幕の「パイレーツ・オブ・カリビアン」からなかなか乗り良し!「新世界」の難所もなんとかきリ抜けることができました。この定演に向けては合奏練習の時間も増やしずいぶん苦労もあったけど、本番はほんとうにアッという間、夢のような時間でした。アンコールの「ラデツキー行進曲」も聴衆の皆様の暖かい手拍子が加わって最高のもりあがりで演奏会を終えることができました。
多忙の中を応援に駆けつけてくださったいわゆる社会人のエキストラの皆さんや腕に覚えの団友・OBの多大なお力添えがあったからできたことではありますが、学生たちのがんばりも相当なものであったと思います。私自身とても勉強させてもらったと同時に楽しい、楽しい演奏会でした。
みんなで力を合わせてエネルギーを傾けた演奏会終了後の充実した達成感となにかごっそり無くしてしまったような喪失感・・・・・・・・・・あぁ、やめられませんなぁ。
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2005年11月06日

弘前市合唱祭

本日は第59回弘前市合唱祭でした。弘前の18グループが出演。私は弘前MCアンサンブルを指揮してモーツァルトレクイエムからDies irae, Confutatis, Lacrimosaを演奏しました。今日のオオトリでした。
弘前市の合唱祭は聴衆が多い!弘前市民会館の客席が、満席とはいきませんが、だいたいまんべんなく埋まります。遅れて入った人は「そこ空いてますか」と聞いてからでないと座れない状態です。いやー、たいしたもんです。拍手に暖かさがこもっているのも演奏側には張り合いがあります。ただ1グループが10分づつでも単純に180分かかってしまうわけで、こういう合唱祭の形式は一考の余地ありです。抽選でその年の出場団体を決めるとか・・・・・うーん、くじ運の無い団体はいつも出られないってことにもなりかねないな。なかなか難しい問題ですね。
弘前公園の紅葉がみごとでした。
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2005年09月26日

東北大会無念記

全日本合唱コンクール東北地区大会へ弘前大学混声合唱団とともに遠征。貸切バスで24日早朝福島県の郡山市へ。青森方面は良い天気でしたが台風17号の影響があるのか南下するにしたがって雲がおおくなって雨も降り出しています。午後3時頃宿舎到着。その名も「旅館 源平」!翌日の合戦ともいえるコンクールに出場する我らの宿にふさわしい名ではありませんか!すぐ隣がライバル校K女子大。4時からそこの大広間をお借りして1時間ばかり練習。うーん、気合も乗ってきて合唱に説得力がでてきています。いいよ。こりゃいけるかもよ。聴いてる?K女子大の人!・・・・まぁ聴いているわけはありませんが。
夕食後腹ごなしに傘を借りて散歩してみましたが、このあたりは夜はひっそりと人気がなく閑静な住宅街にまぎれこんで怪しいヤツと思われるのも嫌ですから早早に帰って就寝することにしました。

25日本番当日、弘混の出番が午前10時40分ぐらいということでみんな早起きして6時半には朝食、7時半にはお世話になった源平宿を後にして8時頃から会場に近い小学校の多目的ホールで最後の調整。時間をかけてウォーミングアップ。本番前のベルトコンベアの中でも2回のリハーサルが準備されていたので少しずつテンションをあげていきました。なかなか良い響きのホールで緊張の中にも思いきった演奏の本番でした。指揮していても手応えを感じました。良い出来だと思います。

午後は一般の部でしたが、ひさしぶりにゆっくり演奏を楽しみました。どれも個性的でおもねる感じの全くない演奏。自分たちの特徴を生かし主張しようとする姿勢がどの団体も鮮明でとてもおもしろかった。やっぱりこうでなくっちゃいけませんねぇ。審査員は悩むかも知れませんが・・・・・。

7時半過ぎ閉会式。セレモニーの後審査結果発表。演奏順に発表されるということなので弘混は5番目。「大学の部Aグループ、1番・・・大学・・・GOLD 金賞!」ええーーーっ!ダメかよ〜。と思っている間に「2番・・・合唱団・・・GOLD 金賞!」あ〜あマジダメだぁーと落胆の空気が固まって座っている弘混生の間に広がる中「5番、弘前大学混声合唱団・・・・・GOLD 金賞!」のコール。ウワァーと歓声をあげたものの、これってど、どういうこと???。東北地区大会大学の部Aグループには6団体しか出場していないのに半分の3団体が金賞という前代未聞の、珍事といってもいいことが起こったのでした。発表前に事務局から接戦のあまり金賞団体の数が予定より多くなってしまって表彰楯の数が足りない旨のメッセージがあったのですがまさか自分たちのことだとは・・・・・。東北地区大会では今年デフェンディングチャンピオンの弘大、昨年の雪辱を期す「打倒!弘混」のエネルギーをまざまざと感じた瞬間でした。全国大会出場枠1団体は動かないので前夜の宿の隣のK女子大にもって行かれました。
ああっ!無念のダメ金!!

でも低調をあからさまに批判される大学合唱界、こういう「しのぎを削る」接戦が増えていけばまわりの見かたも変わるはず。昨年想定外の弘混が全国大会出場を果たしたことでまわりも熱くさせたのだとすればそれはそれで良い仕事をしたことになるのだと思います。結果はまことに口惜しいことになりましたが挑戦者として臨む来年のコンクールが今から楽しみです。

帰りの車中、意気消沈の空気が淀むと思いきや、なにかが切れたかはずれたかのようにすごいテンションの高さではしゃいでいました。・・・・今時の若者はようわからんなぁ。

あ〜あ、11月18〜20日(全国大会の日)は完全にスケジュール空けてたのに・・・・・・?????????`?i?????????j
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2005年09月11日

市合唱祭

今日は青森市の第18回合唱祭でした。シャンテアンクール(女声)青森ベートーヴェン・スコラーズ(混声)野郎会(男声)の3グループを指揮。合唱祭はその地区のなるべくたくさんのグループに参加してほしいと思うけれど、参加数が多くなればその分時間もたくさんかかってしまう。4時間も5時間もホールのシートに座りつづけるのはなかなかきついものです。自分が関わっているグループだけでも時間短縮の方向にしたいと思って3グループとも制限時間の8分より短いものを演奏しましたが、出番がけっこう飛び飛びだったのでさすがにちょっと疲れました。終了後の市合唱連盟大交流会は理事長小倉尚継先生の古稀のお祝いの会も兼ねて盛大に行われました。70歳を過ぎてますます盛んな理事長を少しからかいながらも愛情を込めて会を企画したのは青森アカデミー合唱団(小倉先生が指揮されている)の方たち。私たち連盟加入団体も快くその趣旨に賛同して協力させていただいた訳ですがこんなにたくさんの人たちに慕われ、愛されている小倉先生をとても羨ましいと思ってしまいました。???n?[?g
posted by りょうじー at 23:24| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

県大会でした

今日は全日本合唱コンクール青森県大会の当日。朝10時から弘前大学混声合唱団を1時間ほど、その後弘前MCアンサンブルで昼頃まで直前練習。弘大はきのうの練習でけっこう詰めることができたので破綻のない本番になりそうでしたが、MCのほうがいまひとつ。めったにないことなのにソプラノの音程がフラット気味でハーモニーに冴えがありません。午後になれば自然に治るのではという期待もむなしく出演時間がせまります。他団体とのかけもちメンバーが極端に多いMC、結局うまく修正することができませんでした。本番で神が降りてくるのを待ちましたがおりずじまいでした。
弘大の本番、これまで4ヶ月ほどで積み重ねてきたものは出すことができたと思いますが、おとなしめの方向でまとまった感があり、想像していたほど聴衆にインパクトを与えられなかった気がします。課題曲も自由曲ももっと広がりのある音楽のはず、今後練習のしかたを工夫する必要がありそうです。
結果は弘大が金賞、合わせて伊藤秀俊杯を受賞、東北大会へ。MCは10団体中5着で銀賞でしたが東北大会への出場枠は4つなので残念ながら次に進むことができませんでした。長いこと銀賞推薦での東北大会行きだった弘大がひさしぶりに金賞のカップをいただけたのはうれしいのですが、今年はMCもけっこうリキを入れていただけにちょっと半喜び。ことに自由曲に選んだLauridsenのO magnum mysteriumはMCのトーンに合った美しい曲だと思うのでもうすこし練習してみたかったなぁ。うーん・・・・まことに残念です。????????
posted by りょうじー at 22:17| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする