2014年04月14日

Bスコラーズ9回公演・了

土曜日は午後に弘前メンネルコールの定期練習が組まれていて、まず弘前へ。演奏会に載せる予定の「山に祈る」やデュオウパのミサを練習したあと、青森へとってかえす。青森ベートーヴェンスコラーズの第9回公演の前日リハは午後6時音だしだけど、インスペクターもステマネも専任はいないのでみんなで協力して運営する演奏会、自分の目で確認しておきたいこともけっこうある。4時半過ぎにホール入り。山台が組まれ椅子が並べられた舞台。見慣れてはいるけどやはりテンションは上がります。
休憩もはさんで約2時間半、ステージ上の響きの返しに慣れるのは少し時間がかかるけど、そこはいつも一緒にやっている仲間たち、リハーサルが進むにつれて「おっ、いいね!」という音が鳴り出してくる。ありがたいことです。

日曜日当日。天気晴朗なれど風寒し。
10時開始で直前リハ。昼を30分ほど回ったところでリハーサルはすべて終了。あとは昼食を軽くとって準備をするだけ。今回は3時開演なので時間はけっこうある。インナーカフェでコーヒーを飲んで一休みしているうちに、なんだか本番がやりたくなくなってきた。急に嫌になったとかやる気が失せたというのじゃありません。もう少しみんなと練習していたかったのです。もう少しみんなとあれやこれや言い合いながらこの得がたい時間を楽しんでいたかった。このあとステージに出てしまったら否応なく終わってしまう、それがもったいなかった。子どものときに一緒に遊んでいた友達が帰ってしまったあとのあの寂しさ、しょうがないと分かっているのになんだかダダをこねたいあの気持ちに似ています。
しかし、そうこうするうちにお客様はどんどんつめかけてくる。2時15分ぐらいにロビーをのぞきにいったら開演待ちの行列が2階入口から階段の下までできちゃっている。
やるしかない!

オンタイムで本番ははじまった。
そして、予想していた通りそれはあっという間に終わってしまった。
その間の記憶はもうほとんどない。

この公演にあたって、限りないご助力とご支援を賜った皆様に厚く御礼申し上げます。
いろいろなことを感じいろいろなことを考えた演奏会でした。皆様のご厚志への万分の一の恩返しのために、また次に向かって進んでいきたいと思います。

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2014年02月11日

コール・デル・メディコ定演《賛助出演》

弘前市の男声男声合唱団コール・デル・メディコの第10回定期演奏会に、弘前メンネルコールで賛助出演してまいりました。寒波も一段落、雪がちらつく時間もあったけど、開演時間には晴れ間ものぞいてこの時期にしては上々のコンサート日和になりました。満席とまではいかなかったけどお客さんもたくさん入った。良い気分でステージを務めることができたな。
コール・デル・メディコは弘前のお医者さん及び医事関係者で構成する合唱団、弘前メンネルは今回初めてご一緒させていただきましたが、もうひとつの賛助出演はお医者さんつながりで青森市のドクターズ・ヨッチミラー男声合唱団。ミニ男声合唱まつりの様相になりましたが、それはそれでお客さんには喜んでいただいたようでした。
メディコの第3ステージは指揮者の川村昇一郎先生編曲のアラカルトステージ。なのに指揮なしで「なごり雪」「さよならをするために」などをソロ入り、ナレーション・照明も入った凝った演出。開場時間ぎりぎりまで歌の練習ときっかけ・だんどりの確認作業に追われていて、内心だいじょうぶかな?と思ったりしていたんだけど、メンバーのみなさんの恐るべき集中力で乗り切った。やはりそういう意気込みの強さは演奏会全体を盛り上げます。密度の濃い演奏会になったと思います。
来年も2月に演奏会が決まっているそうで、もしまたお誘いいただければぜひ一緒にやりたいものです。近くのホテルの最上階のレストランでの打ち上げが最高だったし。(そ、そこ?)

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※写真は三団体合同合唱「ヒロシマにかける虹」のリハーサル。
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2014年01月27日

51回弘大混声定演

第51回の弘前大学混声合唱団定期演奏会でした。

あまり期待していなかったホテルの朝食だったが、バイキングながらシェフがその場でスクランブルエッグを作ってくれるサービスがあったりしてけっこう満ち足りて会場の弘前文化センターへ。今回は午後2時開演のマチネーなので10時からリハ開始。昨夜はヒロロの交流ホールを借りてのゲネプロ。約3時間ほどやってみたけど、3ステージ目のアラカルトステージは学生たちが知恵をしぼったいつになく細かい演出があって、キッカケ・ダンドリの確認作業でだいぶ時間がかかっていた。実際使用する舞台ではもちろん新たな問題も発生する。ありがたいことに照明や各種セッティングはホールのスタッフの方たちが親身になって協力してくれてなんとか本番のメドがついた。それでも昼食・着替えの時間を20分ほどとったのみでほとんどぶっ続けのステリハが終わったのはなんと開場10分前。定刻に本ベルで演奏会をはじめてしまったのだからすごいね。若いってすばらしい!
第1ステージの木下牧子合唱曲集、練習では仕上がり具合が少し足りない気がしたが、本番は気持ちも入ってうまく切り抜けた。2ステは私。タイトな直前リハ時間のなかで最重要ポイントを我ながらうまく伝えることができ、学生たちのピュアな音楽性を引き出せた気がする。良い演奏になった。心配していた第3ステージも学生の考えたコンセプトを正確に伝えることができたと思う。大成功といっていいな。そしラストステージは今回で3年目の学生指揮者・松永くんが彼の地元(長崎県出身)九州にまつわる曲を集めて。最後の「筑後川」からの「河口」は彼の万感の思いをメンバーが一身に受け止めての感動的な演奏となった。
「フィナーレを……… フィナーレを…………」

弘混は伝統的に定演をその年度の最後の大イベントにしています。最終学年の卒団生にとってほんとに最後。だから達成感と喪失感がないまぜになった独特のコンサートになります。今回は例年になく卒団生の数が多かったので、演奏の底に流れる喪失感のほうが少し色濃かった気がする。彼らはまさに40数年前の自分なのです。恥ずかしいからみんなの前では我慢してるけど、オジさんはだいぶウルウルしているのよ。
昨年に比べてお客さんの数が少なかったのが残念。良い演奏会だったんだがなー。
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2013年12月08日

今年の第九も無事終了

先月初雪がいきなり30センチを超えてちょっとビビった青森市、その後ずっと穏やかな日が続いていたが昨日からまた雪。積雪18センチを記録したらしい。
青森第九の会演奏会ってこういうケースが多いんだよね。その冬1回目の寒波から2回目の襲来までは間が空くものですが、ちょうど周期的に合っちゃってるんだろうな。
それでも冬型が緩んできたらしくありがたいことに昼ごろには青空も見えてきた。2時開演の1時間前に開場することにしているが、その時刻にはけっこうお客さんの長蛇ができていました。ありがたいことですねー。

『本番流汗記』とはいうものの今回は私は裏方です。ずいぶん長いこと合唱指揮者の任につかせていただいていましたが、今年は後進に道を引き継いだ形。補佐役としてもしアドバイスできることがあれば、とスタッフの一員としては残らせてもらったので、本番中は舞台袖で聴いていました。万が一不測の事態が起きたときはなにかしらお役に立つこともあるかもしれませんしね。
昨日のリハーサルから本番まで脇で聴かせていただきましたが、結論は「ベートーヴェンは凄い!」だな、やっぱり。

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2013年11月24日

弘前市合唱祭でした

ほんとうは全日本合唱コンクール全国大会に出場して千葉にいるので合唱祭には出られない予定だった(数ヶ月前は確かに予定はしていた・・・泣)が、そっちはキャンセルして(キャンセルになってしまった・・・涙)今日は第67回弘前市合唱祭でした。
ネットで全国大会の審査結果見ましたが・・・・・うーむ、そうでしたか。よし!来年またがんばろう!!

弘前市合唱祭は例年市民会館大ホールでやってるんだけど、今回は市民会館が大改修中で小さめの文化センターホールが会場。超満員というわけにはいかなかったがまずまずの入り、どの団体もはりきって演奏していらっしゃいました。むしろキャパが小さい分会場の温度は少し上がっていた気もします。
わが弘前メンネルコールは組曲「青い照明(清水脩)」の中から3曲。7月のJAMCA信州で全曲ステージに上げているので余裕を持って歌えるはず、と思っていたけど、こういう時ってやっぱり少し油断というか不用意に歌い流す部分がどうしても出てしまう。練習でそこらあたりをきちんと適切にケアするのも指揮者の仕事だけど時間的にあまりかけられないということがある。今日もなんとかやれたと思いますが、これもまた勉強ではありますな。
来年は市民会館に戻ると思うけど、改装成ったステージで演奏するのが楽しみです。

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2013年10月14日

青森市合唱祭2013

第26回青森市合唱祭でした。
好天に恵まれてたくさんの聴衆でした。会場のリンクステーションホール青森はキャパがでかいので満席というわけにはいかなかったけど、空席が目立つ感じでもなかったので、出演の各団体は気分よく歌うことができたのではないでしょうか。数年前には最後の合同合唱に乗るために聴いていた合唱団がステージに集合すると、客席には1分で数えられるぐらいしか聴衆が残っていなかったりしたときもあったからなー。これが定着していくとありがたい。こういうことって合唱団が育つための重要な栄養素でもあるからね。
今回は3団体で出演しましたが、出番がとびとびだったので直前リハの関係もあって落ち着いて拝聴することができなかった。でもモニターに映しだされる様子や舞台袖で聴かせていただいた感触では、どの合唱団もそれぞれの個性が十分に発揮されていたので、その味はさまざま。合唱祭らしい良い雰囲気になったと思います。
今年もコンクールで大活躍の沖館中学校が招待演奏という形ですばらしい合唱を聴かせてくれましたが、市内の中学校・高校の合唱団も普通に参加してくれる合唱祭になれば理想的なんですが・・・・・

終了後は恒例大交流会(兼うとう女声合唱団全国大会出場壮行会)。飲みかつ食いかつ歌う、いつもながらの楽しい会でした。後半はさらに盛り上がる大抽選会。参加者に配られる愛唱歌集にナンバリングがしてあって、各団体あるいは個人の方ご協賛の景品ごとに理事長が番号札を引いてそれが当たるシステム。今年は全員に景品がゆきわたりました。ちなみに私にはちっちゃなきれいな貝がついたストラップとキーホルダーが当たりました。(ほんとはね、会場のホテルのお食事券狙ってたんだけどね)

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2013年09月30日

2013東北大会了!

第65回全日本合唱コンクール東北支部大会から昨夜遅く(日付は今日になっちゃったけど)帰還しました。
出場した弘前大学混声合唱団は銅賞。県大会の段階でおおいに期待していただいた皆様には申し訳ない結果、なにもかも私の不徳の至すところでございます。
今回ステージに上がったのは19人、小よく大を征し、全国にあまたあるであろう少人数大学合唱団の希望の星となるべく果敢に攻めたつもりではあったが力及ばなかった。またもや壁の高さ、厚さを思い知らされました。
審査員の先生方の講評で指摘していただいたことは、ほとんどこれまで練習でやってきたことだった。つまり「やろうとしていることは分かった。だけど、やれてないよね!」と読み取れる。成績が何位に位置していたかよりも、このことがやはり一番口惜しい。もうひと皮むけていれば、いや私がむけさせてやることができていれば評価は全然違っていたかもしれません。うーむ、かえすがえすも残念!!
でもごく個人的なことでいえば、春から弘前大のみんなと試行錯誤を重ねながらコンクールに向けてやってきたことで今までにない勉強ができたと思っています。いろいろな「気づき」ができた。この年になると頭が固くなってしまっているからなかなか新しいことに気がつかない。過去の、それも貧弱な経験からしかものを言っていない自分を反省させられたというか。そういう意味では今年もコンクールに挑戦してよかったと思う。

自分の演奏終了後は一般の部の演奏を客席でほとんどの団体を聴かせていただきました。事前の噂では会場のイズミティ21ホールは響きが悪いということだったが、実際ステージに立った感触では恐れていたほどじゃなかったし、上位に入ったグループはいずれもそんな悪評をふきとばすすごい鳴りを聴かせてくれた。菅野支部長が挨拶のなかでおっしゃっていましたが、一日目高校、2日目中学校とすごい演奏が次々と繰り広げられるうち、ホールの方が次第に響かせ方を学習したような感が確かにありました。面白いことだねー。

人数の少ない室内合唱の部に金賞が出なかったことは、端的に大人数の合唱団有利というコンクールの現状を示していると思いますが、そのなかで、青森市のうとう女声合唱団が26名というギリギリラインでありながら金賞・全国大会出場を果たしたことは快挙です。しかも一般で第3位という堂々の金賞。全国でも金獲得にきわめて近いといえるでしょう。おめでとうございます!全国常連強豪グループに目にもの見せてきてください。

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2013年09月16日

県合唱祭

第55回青森県合唱祭でした。
朝起きたらすでに雨がザバザバ降っていました。テレビのニュースで台風18号による関西方面の甚大な被害や予想通り速度を上げて東北へ向かっていることを確認。この分だと午後の本番あたりが青森県に最接近することになるな、と危惧しながらも、準備をして会場の市民ホールへ。
午前中のリハーサルの合間に窓から外を見るとどうやら風も出てきて雨は横殴りになってきている。開演までの昼の休憩時間には、完全に台風真っ只中。用心してあらかじめコンビニからパンを買ってきておいて良かった。昼飯はちょっと外で、と計画してきた人たちは足止め。一時ロビーは、ご飯を携帯してきた仲間から分けてもらって済ますという、いわば避難所風景だったな。
そんな最悪の天候のなかで聴きにおいでになった市民の方(数はやはり少なかったけどね)には感謝ですねー。ありがとう、の気持ちを込めて女声合唱団コール・ステラ、青森ベートーヴェンスコラーズを指揮させていただきました。
12団体の演奏後、投票の結果アンコール団体に選ばれたのは青森市の女声コーラス「あかしやコーラス」。まとまりの良さと、曲への丁寧なアプローチが効を奏しました。
最後の合同合唱「銀の魚」が名残惜しい余韻を会場に残しエントランスに出てみるとだいぶ嵐は治まってきている。どうやら台風18号は少しずつ離れていっているようだ。帰宅した頃には西の空から日が射し大きな虹が出ていました。まさに台風一過。
みなさん無事に帰り着かれたでしょうか。

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合同合唱の練習風景
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2013年08月19日

県大会・・・やれやれ

15、16、17日と直前集中練習3本、そして昨日の大会当日も午前中に弘前でリハをやったので4日連続青森・弘前を往復したことになります。そんなに遠い距離でもないし通いなれた道ではあるけど、なにしろ年いってるもんでね。昔のように「そのぐらいへっちゃらさっ!」なんていうのは正直いってできんよ。がんばりましたけどね。
9時から11時の予定で最後の詰め、メンバーは会場の青森市民ホールに電車移動なので少し早めに終了。実現できるかどうかはまぁ置いといて、現時点で押さえられるところは押さえられたと思う。メンバーたちもとてもよく応えてくれいい雰囲気が生まれてきた。しかし、なんといっても今年度最初の弘前大混声の本番。事前になにかひとつでもステージに乗っかる機会があればいいのだが、いかんせん今年はなんにもなかった。それはやっぱりお互いに怖いものはあります。しかしそんな不安もまた一興というもの。せっかくだからいろいろなことをひっくるめて楽しまなくちゃ損してしまうというのが私の基本的な考えだから。

会場に入ってからは例年のように進行していき14時過ぎには演奏終了。指揮台の位置ではちゃんと届いているかどうかはいまいち分からないけど、練習してきたポイントがクリヤーできていたパーセンテージは多かった気はしました。だけどやっぱり不足している部分はまだまだ多いなー。もっともっとアイデアのある効果的な練習を考え出さなきゃいかんね。
そして結果は金賞・長坂幸子杯受賞。大学ユースの部は1団体のみの出場だから比較されたうえでの金賞ではないけど、おととし・去年と銀賞東北大会推薦だったので素直に喜びたいと思うし、全体3位の長坂杯も今年の弘混の方向性を認めていただいたという意味でほんとうにありがたいことだと思います。団としても大きなはげみになりました。

「きれいだけど、なんかな・・・」とか「美しいんだけど、なんだか・・・・」とここ数年いわれ続けてきた弘混。確かにコンクールという場での決定的に足りないものがあったのだと思います。それゆえの低迷・・・・
でもさ、きれい、あるいは美しい、という評は悪い評じゃないでしょ。常にきれいな(美しい)合唱ができるのだったらそれはもしかしたら得がたい強みなのではないのか?
オーケー!徹底的に美しいサウンドを追求してみようじゃないか。声・ハーモニー・構成・・・・全ての音楽的要素を美しく磨いていく。見た目のきれいさだけではなく、内側から丹念に磨かれた美しさには人を動かす力があるはず。
実はそこが、弘大をやらせていただいている自分の今年の最大のテーマです。

あぁっ・・・・・自分でハードル高くしちゃってるなぁ(多汗)
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2013年07月27日

メンネル“お座敷”

私たち合唱仲間では、なにかの催し物にお呼ばれして歌うことをよく「お座敷がかかる」という言い方をしますが・・・・・・・・

弘前のある町内会の夕涼み会で合唱を披露してくれないか、とご依頼があり、日頃社会貢献をほとんどしていない(むしろご迷惑をおかけしているかも)我ら弘前メンネルコール、歌わせてもらうことで多少なりとも地域のお役に立つのであればと、メンバーの一人がそこの住人でもあることもあって、お引き受けした次第。
しかしながら、先日長野JAMCAで大きなステージを踏んできたばかり。以前にやったことのある曲を選んだとはいえ、少し時間をかけて練習しないと歌えない。午後6時から出演予定ということで、3時に集合して練習即本番。いわゆる「撮って出し」というやつですな。
今日は全般に雨の予報。青森市も一時雷とともに強い雨が降ったが、弘前に向かって車で出発した時点では曇りだが雨は落ちていなかった。ところが弘前市内に入ったあたりですごい雷。空のあちこちに轟音とともに太い稲妻が走り、大粒の雨がどーっと降ってきた。夕涼み会ということでほんとうは野外で開催される予定だったが、この大雨では到底無理。幸いすぐ隣りが公共施設で、こういうときのためにそこも押さえてあるとのこと。練習も本番もそこの会議室と多目的ホールでやることになりました。
ありがたいことに雷雲は徐々に遠ざかっていき、雨も小降りに。練習の時間にはだいぶ明るくなってきた。ひと通りお浚いしながら1時間余り。町内の女声合唱グループが一緒に歌わせて欲しい、ということで「見上げてごらん夜の星を」を女性方も交えて楽しく練習。だが予想もしていないことがそのあと起こる。
ひとまず休憩をとって、もう一度合わせてから本番に臨もうとしていたその時、なんと突然バチンと停電してしまったのだ。雷はもう鳴っていないのに、といぶかったが、楽譜も指揮も見られない真っ暗な中で歌うわけにはいかないし、回復を待つしかない。予定時刻まで小一時間ある。そのうちに点くだろうと待機していたがいっこうに回復しないまま時間は容赦なく過ぎていく。
施設の1階中央付近に吹き抜けのちょっとしたスペースがあって、そこなら天窓から差し込む光で施設内では最も明るい。聴いていただくみなさんに階段や回廊に出てきていただいてそこで歌っちゃおう、ということになっていったんそこに集合。ところがそういう共有スペースでは歌を歌ったりする行為は禁止されている、という管理者からのダメだし。確かに普段はそうなんだろうが、こういう希なケースでは融通を利かせてくれても、と思わないでもなかったが、いたしかたない。結局みなさんが懇親の場としている(テーブルを囲んでビールを飲んだり料理を食べている)和室の大広間があって、そこは大きな窓があるのでまだなんとか明るさがあるということで、そこでやることに。すったもんだしているうちに外から入る光量もみるみる落ちてきている。なんといっても平均年齢高めの合唱団、1曲2曲と歌ううちにみんな指揮を見るどころか楽譜がだんだん目にちかづいて、終いにはほとんど楽譜が顔にかぶさっている状態。それでもなんとか最後の曲の「最上川舟歌」まで持ちこたえた。曲も終盤にさしかかろうとしたころだった。待ちに待っていた電気がバッと点いたのは!
歌っている最中なのに、最も大きな拍手がきたのでした。

まさか正真正銘の“お座敷”で歌うことになるとはねー・・・・・・・・ああ、面白かった!
posted by りょうじー at 21:51| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月18日

JAMCA信州アルバム(3)

演奏会翌日は出発時間まで自由行動ということで、私は岡谷から電車で30分ほどの松本へひとりぶらり旅。

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タウンスニーカーという市内周遊バスの1日乗り放題チケットを利用しました。上の写真は松本駅前ですが、中央にいるのがそのタウンスニーカー。やはり登山客とおぼしき人が多いね。

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これを観ずには帰れない。まずは国宝・松本城へ。風格あるお城ですな。連休最終日でもありけっこう混んでいたので城内見学は省略。ぶらぶら歩きながらすぐ近くにある重文洋風建築・旧開智学校へ。きれいな建物だったけどあまりインパクトが無かった。最寄の停留所から再びバスで市の中心部へ向かう。

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骨董屋や雑貨屋が軒を連ねる“縄手通り”へ。入口にあった蛙のモニュメントはなんだかねぶた風だね。どちらかといえば女性好みのところかな?

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あちこちひやかしながら歩くうち腹もすいてきた。橋を渡るとそこも有名な“中町通り”。土蔵造りの店が並ぶ。蕎麦やが3軒集中している辻があり、そのうちの1軒をセレクトして突入。「草庵ナンタラ」とかめんどくさそうな名前だったのでそこを選んだんだけど、多分正解だったな。
注文したのは限定メニューの“鶏そば”。冷たい蕎麦の上にけっこうボリュームのある蒸し鶏がデンと乗っかっていてそこに冷たいつゆをかけて食べる。蕎麦は細く香りもいい。つゆも甘過ぎずだしがよく効いて旨い。とても洗練された蕎麦で好みでした。

気がつけばどんどん時間はたっていて、美術館や市民芸術館なんかにも立ち寄りたかったんだけど、お土産物色の時間も必要だし、またまた付近のバス停からタウンスニーカーに乗車して駅方面へ。
松本はいい街だなー。いつかサイトウキネンフェスティバルのとき絶対もう一回来る!
posted by りょうじー at 10:56| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月17日

JAMCA信州アルバム(2)

ホテルの窓から.jpg

ホテルの部屋は7階で、窓から諏訪湖の湖面が望める。曇りで雨が降る時間帯もあるかも知れないというが、まぁだいじょうぶそう。最高気温も30度ぐらいらしいからまずまずです。

カノラホール.jpg

午前9時からホール施設内のあちこち移動しながらリハーサル。私も含めメンバー全員体調良し!まずは元気に歌えなくてはね。
開演1時間ほど前にエントランスを通りかかったら開場待ちのお客様の数がものすごい!最後尾のプラカードがもうほとんど入口ドアの外。こりゃぁ気合が入るよ。

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そしてJAMCA信州演奏会ははじまった。1400席のホールは満々席。
今回の演奏で自分に課した課題は、「男声合唱らしい重厚な響き(=多少音程やタイミングがズレてもハモッてしまう)」に頼らず、宮沢賢治の繊細で複雑な内面性を持つテキストをみごとに音に移しかえた清水脩の音楽を、できるだけ緻密に演奏したいということだった。もちろん、できなかったことを挙げればまだたくさんあるけれど、メンバーのみなさんに真摯に取り組んでいただいたおかげで、本番は個人的にはまずまずきっちりできた気がする。弘前メンネルコールのみなさんにほんとうに感謝です。
全国合同合唱は5人の指揮者のリレー指揮ですが、私が第一走者。責任は重大です。でも幸い曲は「斎太郎節」。最初からエンジン全開ノリノリの演奏でホールの空気は一気に揺れました。いわゆる「ツカミはオッケー!」の仕事ができたと思う。演奏が終わって拍手と共に「ウォー・・・・・・」みたいなどよめきがあったのは気分最高でした。結局3時間超えの長大コンサートだったにもかかわらず、最後までお聴きいただいた聴衆のみなさまに、むしろこちらからブラボー!と言わせていただきます。
終演後は場所を移して、始まってすぐに大混乱となるが、みんなで歌おう、というときには不思議にバァーッとまとまるお約束の打ち上げパーティー。馬刺し・鯉のあらい・蕎麦・スイカなど地産のものを美味しくいただきながらたくさんの方と交流できました。
主管のやまびこ男声合唱団のみなさまはじめスタッフのみなさまのすばらしい対応と企画・実行力に、心から感謝と敬服の意を表します。

さすがにだいぶ疲れを覚えたので、二次会のお誘いは丁重にお断り申し上げホテルへ。明日帰りの特急までの時間ちょっと観光気分を味わいたいから、少しでも体力を回復したかったんだよね。御免!
posted by りょうじー at 11:28| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

JAMCA信州アルバム(1)

JAMCA信州演奏会(第21回日本男声合唱協会演奏会)から昨夜予定通り帰ってきました。長野県岡谷市、二泊三日の旅。いやー、楽しかったなー。
今回の報告はアルバム風に。

特急あずさ.jpg

新青森駅から東北新幹線、東京駅で中央線快速で新宿まで、中央本線・特急“あずさ”で岡谷入り、という今回の行程。メンバー12〜3人といっしょです。秋田の大雨の影響で盛岡連結の秋田新幹線に遅延が出たため、15分余り遅れて東京駅。都内JRでなにかあったらアウトだったが、なんとかギリギリで12時ちょうどのあずさ15号(歌の文句じゃないけれど)に飛び乗り長野県へGO!
猛暑で一躍名を馳せた甲州市を突っ切っていくので、内陸の諏訪湖畔はすごく暑いのじゃないか、と怖れていたが上諏訪駅に着いてみるとそうでもなかった。青森とほぼ同じぐらいの感じだったのでそこはやれやれ。現地やまびこ男声合唱団のスタッフの方に迎えられ、貸切バスで会場の岡谷カノラホールへ。

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着いてまもなく全国合同合唱「〜歌で紡ぐ日本の絆 日本民謡集〜」の前日ステリハ。出演団体ばかりではなく各地から駆け参じた男声合唱仲間でステージはパンパン。500人を超えそうだという事前情報だったが結局は500人をチョイ欠けたみたいだ。それでもその圧力はハンパナイ。出演5団体の指揮者がリレーで指揮するという企画で、なんと私がトップバッターなもんだからちょっとアワアワしてしまった。東北代表ということで宮城県民謡がもと歌の「斎太郎節」。以前に弘前JAMCAなどでご一緒した方々のお顔もだんだん目に入ってきてなんとか担当時間で演奏のポイントをお伝えできたと思う。
続いて弘前メンネルの「青い照明」の前日リハ。小ホールをお借りして現地での初合わせのあといよいよステージでの練習。うん、なるほど前評判どおりなかなか良い響きのホールですなー。なによりもみんな調子が良く、旅の疲れもなんのその、高揚したリハになったのがありがたい。

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前日日程を全て終了してホテルへ。
驚いたのは、数年前に青森でいっしょにがんばった合唱仲間のKさん(女性)がロビーで待っていてくれていたこと。結婚されて今こちらの住人になっているとのこと。いや、懐かしい!変わらんね。今もお美しい。思わずハグしかかったけど、グッとこらえて握手。お土産をいただいちゃって恐縮です。なんだか花火玉のようだけど諏訪のお菓子。地元人ならではのセレクトでほんとに嬉しかった。

ホテルの近くに食堂を見つけたので、そこで遅めの夕食。なかなか美味しかった。
明朝は9時前に会場入りしなきゃいけないので早めに就寝して1日目終了。
posted by りょうじー at 11:35| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月30日

男フェス終了

ちぇ、もう1年の半分過ぎちまったよ、とつい言いたくなる6月30日、第24回の青森県男声合唱フェスティバルでした。個人的にはひさしぶりの本番、年度という括りでいえば2013年度1回目のステージということになります。
弘前は昨日よりは多少気温は上がった気がするが、それでも湿度は低くまずまず爽やかな晴天、良い本番日和になりました。開場時はちょっと出足が鈍く心配したけど、定刻の本ベルが鳴ったときにはほぼ8〜9割方の入りになりました。前の方には市内の小学校の合唱部の児童たちが30数人陣取っていたりして(勉強のために、と顧問の先生が連れてきてくれた。偉い!)モチベーションも上がりましたよ。
掛け声おもしろく歌った日本民謡メドレーや、昭和時代劇主題歌集をやったグループもあってなかなか受けていました。(もっとも、小学生たちはポカンとしていましたが)清水脩作品を歌ったのが3団体(曲目が被らなくて良かったな)あったのに対して、タダタケ(多田武彦)の曲がひとつも歌われなかったというのは、男声合唱の祭典としては珍しいね。
合同演奏はおなじみ佐藤眞の「旅立つ日」「大地讃頌」。アンコールには磯部俶「はるかな友に」。男声合唱の魅力的な部分をお聴きいただけたと思います。(のはずです)
わが弘前メンネルコールは清水脩「青い照明」から2曲を抜き出して演奏させていただきましたが、ひさしぶりの本番だったせいか余計な力の入った指揮になってしまった。反省です。2週間後にはこの組曲全曲をJAMCA信州で演奏することになっている。今日の演奏を踏まえて弘前メンネルの存在感をアピールしてきたいと思います。

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合同ステージの練習風景
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2013年04月03日

青森『メサイア』-3

●合唱
今回使用したのはベーレンライター版。俗に言う青版ですな。ヴォーカルスコアは合唱部分がほぼ二段組なのでゆとりがあって見易いのですが、その分ページ数が多い。350ページあって、厚さが2センチ、重さが850グラムを超える。長時間それを持って歌うのは辛いよねー。完全暗譜にすれば問題ないわけだけど、いかんせんはじめてのメサイア、ヘンデルが自由闊達に書いた分覚えにくいんだなー。
前回のベートーヴェン荘厳ミサが終わってから約1年11ヶ月、メンバーもずいぶんがんばったけど楽譜から完全に目を離すところまではいかなかった。でも、最後の1ヶ月の追い込みでみなさんだいぶ勉強されてきたようで、本番はまずまずイメージどおりの合唱が実現していたように思います。技術的にまだまだ磨かなければならないところは多分にあるけれど、集中力がとぎれない中味が詰まった合唱にはなっていたように思う。

●管弦楽
オーケストラはその時の演目だけのためにだけ集まる特別編成。今回のネーミングは“コレギウム・ムジクム・アオモリ”(前回はミサ・ソレムニス管弦楽団だった)。次回また違う名前に変るかも知れませんが。でもほとんどの方がいつも一緒にやってくださる方なので、そんなに寄せ集め感がないのはありがたいですねー。
困ったのは今冬の津軽地方の豪雪。それも不運にも予定した合奏練習日の週末が全て大雪もしくは暴風雪。弘前方面から駆けつけてくださる方も少なくないので、なかなか顔ぶれが揃うのが難しかった。公共交通機関がマヒ状態だから車で、といっても、それは大げさでなくこっちの冬道は命がけですからねー。
しかし、ゲネプロから当日リハにかけての気迫はすごく、ハードでタイトな練習にも文句ひとつ言わないで信頼に応えていただきました。本番は最高のパフォーマンスだったと思う。管弦打みなさまそれぞれ素晴らしくて感激でしたが、ことに1番トランペットの美しい音色は多くの聴衆の心を捉えたに違いありません。宮脇さん、ブラヴォー!

●独唱
メサイアのソロは重要です。しかもとても難しい。成功の可否を左右します。
今回はアルトとテノールに若い方を起用し、ソプラノとバスには今まで何回も共演させていただいたベテランお二方に脇をしっかり固めていただく布陣でしたが、これがとてもうまくいった。お四方それぞれ、これ以上ないと思うくらい素晴らしい歌唱でした。大成功でしたなー。
テノールの村元さんは声量豊かで輝きのあるアリアを聴かせてくれました。ちょっとテノールアリアの省略が今回多かったので出番が少なめで申し訳なかったけど、この埋め合わせは必ず。地元青森市出身なので息長く応援したいですね。
アルトは絶対カウンタテナーでやりたい、と思っていたので、今回村松さんにお願いできたのは幸運でした。しかも、美しい声の持ち主のうえにしっかりした勉強をされておられる。スコラーズの中でも一躍人気者になりましたが、聴衆にもかなりのインパクトを与えたのではないでしょうか。彼もこれからできるだけ推していきたいと思っています。

●対訳字幕
以前バリトンの白岩先生のリサイタルを拝聴したしたとき、バックに対訳が映し出されていてとても良かったのです。パンフレットの対訳を目で追いながら声楽を鑑賞するのはけっこうわずらわしいものですからねー。
リンクステーションホールステージの後ろ側反響板は白で凹凸もあまりない作り。プロジェクタで投影できるんじゃないか、と考えて提案しやってみました。なにしろはじめての試み、試行錯誤で多少の不安もありましたが、概ね評判も悪くなかったので少し改良して次回公演でもやってみようかな、と思っています。

昨年10月に北見で、6ヶ月足らずで再び青森でメサイアを指揮できるなんて私はつくづく果報者です。どちらも幸せで楽しい時間でしたが、もしかしたらメサイアの魔力のようなものに憑かれちゃったかも知れないぞ。
「ああ、もう一回やりたい」って今すごく思っているから。
posted by りょうじー at 13:56| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月02日

青森『メサイア』-2

開演14時だったが、3分押しで客電が落ちチューニングも終わって、ソリストたちとともにステージへ。
中央に向かって歩を進める間に目を疑った・・・・・・・・・・・・
なんと、指揮台の上にリハで使っていた指揮者用の椅子がかたづけられずにデンと残っていたのだ。想像もしていなかった光景に軽いパニックが襲ってくる。もう万雷の拍手をいただいている。どうするのが最善なんだ!上の空でとりあえずお辞儀。もう仕方がないので、指揮者自らがヨッコラセとその椅子を脇に・・・・・
コンマスと握手するのも忘れちゃったよ。
お馴染みの聴衆の中には、開演前「あー、あいつも椅子を使わないと振れないようになったか。歳だねー・・・」と思った人もいたかもしれないなー。
実は青森ベートーヴェンスコラーズにはステマネがいないのです。メンバーで慣れた人がステージ設営その他コンサートのための業務をいろいろこなし、本番は全員が出演者でステージに上がってしまう。これまでそれでなんとかやってきた。もちろん私も一応袖待機のときは私なりにチェックをしていたのですが・・・・やっぱり時間に追われていたのでモニターに目をやっているのに全然気がつかなかった。誰かが気がついても良さそうなもの、と誰もが思っているところでこういうアクシデントが起こる、ということなんだよなー。次回は役割分担やチェックリストを整備しないといかんね。

そんなハプニングをひきずって演奏するわけにはいきません。おかげで演奏する前なのに出た汗がはんぱないけど、そのことは一瞬のうちに忘れた。序曲の第一音がバァーンと鳴ってからはひたすらメサイアの中に入り込むができた。管弦楽・合唱・独唱それぞれ方たちがこの一瞬に全てを注ぎ込んだ演奏だったと思います。私の力不足で技術的には大して引き上げてさしあげることができなかった。でも、青森の地で久々に鳴ったメサイア。前にも述べたようにこの1回ではいかんともしがたいけれど、ここから再び始まっていく昂揚感があったと思います。これも目に見える見えないにかかわらず支えていただいた多くの皆様のおかげです。ほんとうにありがたく改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

ハプニング二つ目は終演後でした。というかそれは仕組まれたサプライズだったんだけどね。
これまでそういうことは無かったのに、来ていただいたお知り合いにロビーでの挨拶が済んだら全員ステージに戻るように指示が出されていた。妙だなー、とは思っていたんだが。
運良く顔を合わせることのできた何人かの方にはご挨拶できたけど、うまく会えなかった人には失礼しちゃったなー、と思いながらいたところに、ステージに来るように呼ばれた。
もう一度指揮台に上がるように促されてとまどっていると、チェンバロのNAOMI姫が音頭をとってなんと演奏者全員が♪ハッピーバースデー〜・・・・。
そうでした。64歳の誕生日だったんですよ。
ソプラノのMIKAPONが花束を渡してくれた。ありがとう!!幸せモンだよわたしゃー。

さらに打ち上げでもサプライズ。宴たけなわのあたりで今度は特大のバースデーケーキが壇上に。おめでとうと書かれたチョコレートが嬉しい。演奏会とその打ち上げなのに個人的なことで気を遣わせてしまって申し訳ない。でも正直良い気持ちでした。
そのケーキは切り分けられ、あっという間にみんなの(特に女性方の)胃袋に収まったのでありました。あんなに美味しい料理を食ったあとなのに・・・・・・・

birthdaycake.jpg


posted by りょうじー at 11:46| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月01日

青森『メサイア』-1

青森ベートーヴェンスコラーズ第8回公演、ヘンデル:オラトリオ「メサイア」無事終了しました。
先月初旬から中旬にかけてはまだ冬の真っ最中、このところの異常気象では31日といっても突然猛吹雪の日になることもあるのじゃないか、と本気で心配しましたよ。だけど、晴天とまでは行かなかったけどまずまず穏やかな日になって良かった。

前日はゲネプロ。今回は対訳をステージバックに映す計画。初の試みだったので舞台のテクニカルのスタッフと一緒に試行錯誤しながらでした。スイッチャーも全然分からない人には頼めない。この人なら、という人は全部出演者。以前のメンバーで若いけど合唱経験も豊富なサチエさんにお願いすることになりました。楽譜をしっかり見てきてくれてやる気満々。いけそうだね、とデータ作りをしてくれたテナーのSHIDAさんと胸をなでおろしたものの、前日のゲネプロは文字通りの「通し稽古」をやってシミュレーションしない訳にはいきません。演奏者にとってもとにかく本番どおりのひと通しは、合唱団の起立・着席のタイミングなど音楽以外のこともきっちり頭に入れておくためにも必要ですからな。でも「メサイア」はひと通しでも2時間は超えてしまいます。休憩やどうしても前日に確認をとるためのロスは発生するので、18時からのゲネプロでしたがほとんど21時近くになってしまった。
ゲネプロ終了後は、アルトソロを歌ってくださるカウンタテナーの村松さん、バスソロの油川さんと一緒に近くのお寿司屋さんで会食。活きのいいネタの鮨をいただきながら楽しくいろいろな話をさせていただきましたが、家へ帰り着いたのは23時。それからなんやかんやと翌日の支度やらチェックやらをして就寝は夜中の1時を回ってしまいました。

疲れているからすぐに眠りにはついたけど、本番当日ってなぜか目を覚ますのが早いんだな。9時半がステージリハーサルの音出しだから寝坊するわけにはいかない。うっかり二度寝しちゃったら大変だから起きちゃったけどね。
9時少し前に会場到着。メンバーもちゃんと時間通り集まってくれてきっかり9時半には「おはようございまーす!」とリハーサルを開始することができました。滑り出しは順調だったんだがなー。
自分自身のためにも本番開始までは2時間の休み時間が欲しいところ、12時にはリハーサルを終えたかった。
しかし、そうは問屋が卸さない。やはり気になるところ、我慢できないところは随所に出てくる。ソロの先生方にも申し訳ないし、時々休みのある合唱と違ってバッソコンティヌオやヴァイオリンの方たちは休む間もなく弾き続けなきゃいけないので大変なのは分かっているけど、ここであきらめたらマイナスはあまりに大きいだろう。ということで、リハーサルが全て終わったのは予定をはるかにオーバーのなんと13時近くになってしまった。
昼食をとり着替えをしてとなると、その時点でほとんど余裕がありません。もう疲れがどうのこうのと言っている場合じゃない。私自身もなにもかも大急ぎで支度をしたけどやはり焦りはでてくる。そのゆとりの無さがあることを見逃してしまった。普通なら誰かが気づくはずのことなのに、それは・・・・・・・・
(続く)

messiah-rihersal.jpg

当日ステージリハーサル:第2部冒頭のアルトソロ
posted by りょうじー at 23:00| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月15日

一族の血脈

閉幕を告げる団歌「自由の歌」の最後の響きが消え、客席が明るくなる。名残惜しい空気がホール全体を包んでいる。弘前大学混声合唱団第50回記念定期演奏会は・・・・終わった・・・・・・

ここまでの足取りも含めあまりにもたくさんのことがありました。実は昨日、この演奏会についての報告をここに記そうとPCの前に座ったときは、5回ぐらいに分けて書かないと書ききれないな、と思いながら書き始めたのです。ところが、やっと《その1》を書き終わった頃、突然回線の接続が不調になってせっかく書いた記事が消えてしまいました。

そして私は思った。

この夢のような演奏会のことを一部始終、それもなんとか文章に仕立てるために言葉選びを取り繕いながら書くことに意味があるだろうか。このブログを情報源としてそれを知りたいと思っている方がいらっしゃるとしたらほんとうに申し訳ないけれど、今はうまく書けません。

指折り数えて待ちに待った今回の50回定演でした。私も合唱生活は長いから十分覚悟はしていました。でも、この演奏会の全てが終わった今、その喪失感は大きい。子どもの頃、すごく楽しく遊んでいた友だちが帰って、まるでこの世が終わったように寂しくて泣きたくなった気持ちに似ています。

限られた練習時間のなかで、瞬時に私の意とするところを汲みとり表現してくれた仲間たち。私の心の中にあるものを、私が言葉にする前に「分かっているよ」という目をして見てくれた仲間たち。100人を超すパワーステージが後にひかえているのに、それに怯む様子は微塵もなく20人に満たないメンバーで果敢に現弘混のサウンドを展開してくれた現役生たち。ステージに乗ってくれたOB、客席で聴いてくれたOBみんながそこから立ち去れず、想定していた数の2倍以上が参加した打ち上げ会・・・・・・・数え上げればきりがありません。
なにもかもが素敵だった。前日・当日の2日間は正真正銘かけがえのない時間だった。こんなにも違う世代が集まっているのに流れているのがみな同じ血であることを、こんなにも鮮明に感じ取ることがあるとは・・・・・・。

「弘混一族」。私自身がその一員であることを心から誇りに思います。

Hab' ein Lied auf den Lippen ・・・・・・・ なにがあろうと!
posted by りょうじー at 11:28| 青森 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月09日

青森第九の会30th

第30回青森第九の会演奏会でした。
低気圧が発達しながら通過、強い寒気も入り込んできているということで風雪の予報が出ていたので心配していたが、雪は夜の間にうっすら積もったぐらい、今日は一日まずまずの天気に恵まれました。おかげさまで約1,500人の聴衆、地元のアマチュア中心のコンサートでそれだけの数を集めるものは他にありません。ありがたいことですねー。
演奏も熱気にあふれ熱い空気がホールを満たす良いコンサートになったと思います。終演後、お会いしたお知り合いの皆さんにも「合唱が良かった」と口々にお褒めのことばをいただき、合唱指揮者という立場の私としてはもちろん嬉しいけれど、実はそれは私の手柄でもなんでもない。ごく根源的なところで、このベートーヴェンの歴史的な凄い音楽が皆さんの心を動かしたことに他なりません。もしも私のお恥ずかしいくらいの全くの微力でも、万分の一の表現の一助になったとしたらそれはこの上ない幸せではありますが・・・・
集まってくれた合唱会員は110名、ほんとうにみなさんがんばったと思いますが、アマチュアの力でこの大曲を歌うにはギリギリの数でしょう。本来なら最低でも150は欲しいところ。もしこの数を割り込んでしまうようなことになると来年以降の第九の継続は難しい。今日も確かに熱演ではあったしその熱意のようなものが多くの聴衆を巻き込み共感を呼んだことは確かですが、この音楽の圧倒的な力を伝えるまでには至らなかったと思います。これまでどおりの合唱会員募集のやり方ではもう限界なのかも知れません。多分抜本的な見直しが必要なのです。30年培ってきた良いところは無論残さなければなりませんが、視野をもっと広げ改革的なアイデアをみんなで出し合っていく時がいよいよ来たのだと思います。
希望はあります。今日のステージを見たとき、合唱もオーケストラも例年よりも若い世代のパーセンテージが少し上がっていた。それこそが光です。私も含めて歳を食っている者は、彼らが参加しやすい環境を整備することがこれからの重要な責務だと思います。
posted by りょうじー at 21:57| 青森 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月04日

弘前市合唱祭

第66回弘前市合唱祭でした。
天候はあまり芳しくなかったが、弘前市民会館周辺は紅葉できれいだったな。ここは私にとってはホーム。このやわらかな響きのホールで演奏できることはどうしようもなく嬉しい。他では絶対感じられない空気があって、それに包まれながら音楽できる感じは例えようがありません。先日の“ご案内”でも書きましたが、この度の改修工事でこの空気感が変ってしまうのではないか、と恐れています。ああ、なんとか変らんでもらいたいなー。
今回は弘前メンネルコールを指揮させていただきましたが、みなさんここのステージの響きがちゃんと頭に入っている方ばかりなのでごく自然にそれを利用して歌ってくれる。本番は柔らかでしっとりとした男声合唱になったと思います。もう少し整理整頓しておきたかった部分はあったけど。
実は午前中、青森ジュニアオーケストラの世話役をしている友人から、“美しく青きドナウ”を児童合唱といっしょにやることになったのでアドバイスしてくれ、と頼まれたものでちょっとおじゃましましたりしていたので(小学校の合唱団でしたがなかなかよく歌っていた)弘前に着くのが遅れ、直前リハを練習場所でやったりしていたので、今回は他の合唱団の演奏を落ち着いて聴けなかったのが残念でした。
舞台袖で聴いていたんだけど、私たちの前の出番だった弘前高校(混声)は人数は少なかったけど雑味のない声のきれいな子たちだったな。みんな弘前大に進学して合唱団に入ってほしいなー。

2012.11.4市民会館紅葉.jpg
posted by りょうじー at 23:13| 青森 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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