2008年06月26日

アカデミー第6回定演

昨夜は青森アカデミー混声合唱団第6回定期演奏会、昨年に引き続きコール・ステラを賛助出演ということでお呼びいただいたので、ひと汗かいてきました。
曲はシュトラウス「美しく青きドナウ」の女声合唱。たまにはこういう、いわゆる名曲を演奏してみるのもいいかな、ぐらいの安易な気持ちで選曲したのだけれど・・・・いざやってみると難曲でしたねー。少し強引な本番になってしまった。中学生もいっぱい聴きにきていたのでこの曲本来の魅力をもっと伝えたかったんだけど、その点はいま一歩だったな。でも、音楽に応えようとする熱い気持ちと姿勢は多少分かってもらえたかも知れません。課題はたくさん残ったけど、私も合唱団もひとつ大きな勉強をしたのだと思います。成長する、成長させる楽しみがまたひとつ生まれたということだと思っています。

本体の青森アカデミーのプログラムは、木下牧子、荻久保和明の邦人作品に加えて、コンクールをめざすステージとして、アリエル・クィンタナのミサという意欲的なもの。女声が16に対して男声が7でしたが、見た目ほどのアンバランスは感じませんでした。平均年齢としてはとても若いようにお見受けしましたが、なかなかの試合巧者です。
クィンタナはアルゼンチン生まれということで、なんとなく情熱的なラテンの音楽を想像しますが、コンテンポラリーのなかでもむしろ正統派の音楽だな、と感じました。なかなか魅力的な作風。彼らの若々しい表現力でさらに磨きをかければ強烈なイメージが生まれそうです。

いろいろ難点はあるにしろ、平日夜のコンサートもたまにはいいものですが、ちょっと曜日感覚が変になりますな。今朝、きょうは日曜だったかな?それとも月曜日?って一瞬考えちゃったもんね。
posted by りょうじー at 11:07| 青森 ??| Comment(3) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

プッチーニミサ終了

とても良く晴れた昨日、海にほど近い青森市民ホールあたりは、五月の風が時折吹いて少し肌寒く感じるくらいだったけど、暑過ぎることもなくちょうど良い天気でした。朝9時半ぐらいに会場入り。この時点で汗だくになっちゃったりするのは勘弁してほしい(私の場合ままある)ので、この爽やかさはありがたい。
当初は午後からのステージリハーサルしか予定していなかったが、ひと月くらい前に午前中の合唱単独リハをすることに急遽決定。本番に疲れが出てしまう恐れもあったけど、ポイントをきちんと確認したこの練習は本番でけっこう功を奏したんじゃないかな。
午後からは最終リハ、プッチーニグロリア・ミサは演奏時間そのものは長くないが、使うエネルギー量ははんぱじゃないから通し練習はとうてい無理。前日ゲネプロでの不安材料をできるだけ解消することと、ソロおふたりとの呼吸を整えることに重点をおいて1時間半。開演までたっぷり3時間の休憩をとることに。切羽詰った状態での本番はあんまりいいことないからねー。

今回は新聞記事にもなったし、個人的にも各方面に広報したつもりだけど、なにしろ5月GWの2日目の夜公演、集客にどうしても不安が残る。楽屋でもなんとなく落ち着かない。燕尾服に着替えもそこそこに開演20分ぐらい前には舞台袖へ。ロビー、受付をモニターに映してもらうと・・・・おお、意外に続々とお客さまが。安心というより、感謝の気持ちがふつふつとわきあがってくる。改めて「良い演奏をしなければ申し訳ない」と心を引き締めるうちに本ベルが鳴り、It is time!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

演奏はどうだったか、それはこれからいろいろご指導ご鞭撻をいただくこと。多くのかたに支えられて無事このコンサートを終えることができたことに、まず感謝しなくてはいけませんね。個人的にはとても幸せを感じた演奏会でした。そういう気持ちで棒をふることができたのは本当に嬉しい。練習段階からけっこういろいろ勉強になった曲でしたが、この本番自体でも学んだことは多かったですねー。
客席に若いひとたちが多かったのもうれしかったことのひとつ。彼らにこのミサ曲を紹介できたことは意味があると思っています。ほんのひと粒でも種がまかれたのだとしたら、それは私の本懐なのです。

打ち上げ会で一番聞かれたのは「次は何やる?」の声でした。うーん、諸事情あってまだ決められないんだな、これが。オーケストラの方たちともたくさんお話できましたが「また、合唱とやりたい。次も声かけてね」とみなさんに言っていただきました。ありがたいことです。演奏会の達成感はそこそこ、むしろ次への意欲と期待が大きくふくらんでいたなー。
調子に乗るつもりはないけど続けさせていただきますよ、もちろん!まだまだやれそうですからね、当分。

今日はちょっと腑抜けになってるけど。
posted by りょうじー at 14:59| 青森 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

「弘前音楽祭」クライマックス・コンサート(後編)

いよいよコンサート当日。やっぱり観光客に混じって午後のリハーサルのために会場入り。

別館会議室でのウォーミング・アップを聴いていると、もうすでにテンションが相当高くなって張り切っている様子がうかがえる。あまり入れ込み過ぎて本番へばらないといいんだが。
そのへんも含めて、最終チェックを1時間ばかり。これで私の仕事は一応終了。肩の荷ををおろしたいところだが、あとは自分でどうにもできないもどかしさも残る複雑な気持ち。

そして最終ステージ・リハーサル。
実はちょっと仕掛けがある。2月10日はソプラノの大西先生の誕生日なので、本人には秘密でバリトンの与那城先生が「オー、フロインデ・・・」のところで「ハッピー・バースデー」と歌いだすのをきっかけに出演者みんなでお祝いの演奏をしようというのだ。
急遽オケ譜も準備され、全員なにくわぬ顔で4楽章のアタマから。「ハッピー・バースデー」がはじまって最初はあっけにとられていた大西先生だったが、ついには号泣。
ほんとにビックリされたみたい。いやー、大成功だったねー。

さらにリハは続く。音的にはまだ不満が残るものの、合唱とオーケストラとの一体感が昨日のゲネプロとは格段に違っている。なんとかこの感じを本番へ持っていき、そのままアップして欲しいと祈るばかり。

今回は会場で演奏を聴くことはかなわないな、と諦めていたが、なんと来賓者席に席を用意してくださっていた。合唱の前準備も気がかりだったが、ありがたく一等席で聴かせていただくことに。
開演前の満席のホールは、期待の心であふれすでに異様な雰囲気だ。

この音楽祭のために書きおろされた和田薫先生作曲の「交響的序曲“祝祭の時”」がはじまる。華やかで色彩的な音。まさにこのコンサートの「序曲」にふさわしい晴れやかな音楽。魅了された聴衆に追い討ちをかけるように流れ出てくる、憂いを含んだ「ねぷた流し」で会場の空気はググッとひとかたまりになるのが分かる。なんて凄い音楽なんだ。和田先生、脱帽です!

休憩後、いよいよ弘前で初めて「第九」が鳴り響くときがきた。聴衆のワクワク感は最高潮。第1楽章の混沌から主題が徐々に姿を現し、怒涛のように鳴り渡るまでの短い時間で、一気にある世界がホール内に構築されるのをまざまざと見る。「一体感」という言葉を超える、もっとすごいものがそこに出現しているのだ。


・・・・・そして、


会場全体が白熱した火の玉と化した最終楽章のコーダまで、もう時間の概念は無い。確かに時計を見れば時は経っている。しかし、それは一瞬の夢であると同時に、無窮の夢でもあった。
その演奏の出来はどうだったか?・・・・そんなことはここに書いてもしかたのないこと。そんなことはもうどうでもいい。
なにものにも替え難いものが確かにそこに存在したのに、その瞬間に消えていってしまった。
「音楽」の凄さを改めて思い知った一夜でありました。

名残りの打ち上げパーティーでは、それこそいろいろな方とたくさんお話ができて楽しかったけど、ここで「解散」の声がかかっていったんみんなそれぞれの居場所に帰るにしても、必ずまた結集するにちがいない、ときっとそこにいた誰もが信じた夜でした。

誰がつけたか知らないが「クライマックス・コンサート」・・・・・・・・・
あまりにピッタンコのネーミングでないかい!
posted by りょうじー at 17:27| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

「弘前音楽祭」クライマックス・コンサート(前編)

弘前市民会館大ホールは、外界と完全に隔てられた小宇宙となりました。
時の流れはものすごい速さでありながら、しかし停まっていた。
それは矛盾でもなんでもなく、人間が考えうる物差しでは測ることのできない非日常の異空間・・・・・・音楽はときにそれを私たちに見せ感じさせてくれますが、クライマックス・コンサートはまさにその坩堝となりました。


一日前・・・・・

夜がゲネプロでしたが、午後に街角ミニコンサートが市内随所で開催されていて、もちろん全部は聴けないので、「長内由起子と弘響チェロパートのコラボ」を聴きにまちなかステーションへ。弘前オペラの長内さん(ソプラノ)は気のおけない古くからの友人で合唱仲間ということもあるけど、ヴィラ・ローボスの「ブラジル風バッハ」が演奏されるということで、めったに聴けるもんじゃないからねー。
素敵でした。良い曲だなー。9人のチェリストの息のあった演奏に哀愁に満ちたソプラノが間を縫うように流れる。ちゃんとした音楽ホールでもう一度聴きたいもんですなー。

そのあと100円バスに乗って市民会館へ。
会館のある弘前公園はちょうど「弘前雪燈籠まつり」のまっ最中、バスは混んでいて時折中国語が聞こえてくる。観光客といっしょに追手門をくぐりホールへ。
合唱席の段組が出来上がっていて、急ごしらえの簡易なものだがけっこうしっかりしている。心配したほどがたつきも無くやれやれ。

ゲネプロ前にはこのコンサートの指揮者である新通先生による指揮法講座があり、その舞台上には弘前市吹奏楽団のかたがたがモデルバンドとして集まっている。
七人の受講生が次々と指揮の指導を受けられているのを客席で拝見しましたが、「たたき」「しゃくい」「平均運動」などを勉強した若き日々を思い出してなんだか感無量。

そうこうしているうちに合唱団が集まり、発声をひととおりやったあとロビーに整列。上手・下手に別れて舞台登壇をやってみる。180名近い大所帯、すごく時間がかかるかな、と思いきやそうでもない。これぐらいなら熱が冷めることもないだろう。
ソリストをお迎えして、いよいよゲネプロ。

客席のいろいろなところで聴いてみる。さすがにソリストの先生方は若々しい(実際若い先生方)はりのある声でとてもよく通ってくるが、合唱の音の飛び・伸びがいま一歩足りない。なにせ初体験なのでとまどっていることもあると思うが、そこいらへんを割り引いてもちょっとなー。やっぱり反響板というのはたいしたやつだなー。でもそんなこと言っていてもしょうがない。力まずに、響き第一に。目標を指揮台にとどまらせることなく、客席奥を目指して。スタミナ切れのないペース配分を・・・・・・おお、この期に及んで言わなきゃいけないことが山ほどあるぞ。

4楽章ゲネプロ終了後、再び全員をロビーに集めてちょっとイエローカードを出しておく。これから30分でも追加練習するという手もあるが、それはむしろモチベーションを下げるだろう。
ということで、翌日の直前ステリハは集合時間を30分繰り上げ、1時間きっちりと最後の合唱練習をすることに。

チケットは完売したそうだ。天気の崩れもなさそう。
ググッとテンション上げたいねー。

(後編へつづく)
posted by りょうじー at 21:47| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月09日

青森第九の会25th

第25回青森第九の会演奏会でした。
午後2時開演のマチネーなので午前11時からステリハ。その前に最終チェックとこれだけは頼む!というポイントを40分ぐらいでお話して合唱団を送り出すと一応私の仕事は終了ということになります。あとはリハーサルから本番とみなさんが無事に、立派に歌ってくださることを祈るばかり。ちょっとさびしいような、はがゆいような・・・・・

例年のように、合唱団が舞台に出てオーケストラチューニングがはじまるあたりで2階最上席の端っこまで駆け上がり拝聴、4楽章の最後のprestoでそっと抜け出し舞台袖へ急行。(一応カーテンコールで出なくちゃいけないので)
今回は快速「第九」で、荘厳さには少し欠ける気がしますが、風のように駆け抜ける演奏、という指揮者の意図がよく分かる。オーケストラの方たちも懸命に弾いておられましたが、時折バラけるところがあったかな。テンポが速い分、かえって音楽がぼやけた感じがする。この爽やかさプラス明確な音楽の提示があれば(それはきっとメチャ難しいのだと思うが)すごく新鮮なイメージの「第九」になったかも知れません。

新しい「第九」といえば、ソリスト4人が4楽章の出番の直前に、つまり演奏している最中に登場したこと。今までは2楽章と3楽章の間にしずしずと入ってくることになっていたのですが、これも指揮者の意向で昨日のゲネプロ直前に決まったことです。ソリストがなかなか出てこないのでヤキモキしたお客さんもいたかも知れないなー。
けっこうサプライズだったかもね。
posted by りょうじー at 22:40| 青森 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

弘前市合唱祭2007

昨日は弘前市の合唱祭、弘前MCアンサンブルを指揮してモンテヴェルディの「愛する女の墓に流す涙」から3曲。オオトリでした。
朝から雨模様でしたが、お客さんが続々。弘前市民は音楽好きの方が多いですねー。うれしいことです。
今回は全部で16団体、それぞれの合唱団がそれぞれの持ち味を発揮して楽しいステージの連続なので、聴衆のみなさんも飽きずに聴けるということが人を呼ぶのだと思います。
トップバッターの弘前桜の園ジュニアコーラス、10人のこどもたちの素直でピュアな歌声は一気に会場をコーラスの世界に引き入れてくれました。さくらコーラスハワイアンソングをフラダンスをしながらの演奏、そういう工夫はやっぱり楽しい。会場の手拍子に乗って歌いながら行進して登場するおじちゃまコーラス、30人の熟年の歌声は例年にもまして柔らかく男声合唱でなければ味わえない芳醇なハーモニーです。弘前ねむの会ファミリーコーラス、このグループぬきで弘前の合唱祭は成り立ちません。いろいろな年代の人が共に歌うことを楽しみその喜びをダイレクトに表現する、それは聴く人に元気を与えるというだけでなく、なにか「勇気」といったようなもの、「なにかしなければ!」と思わせてしまうものがあります。凄いことです。コール・JOYFUL、二人の小学生(だと思う)がピアノを交代で弾きましたが、それが可愛かった。曲は名曲「愛の風船」、内容とあまりにギャップがある伴奏者だけど、かえってほほえましく可愛らしかった。これも「ありだな」と思いました。
MCアンサンブルは、他団体で全国大会へいっている人あり、体調をくずした方ありで顔ぶれが揃いませんでしたが、まぁなんとか。

今年は指揮の本番は以上。関係する行事は年をまたがって続いているので段落がつくわけではありませんが、徐々に次のことを考えていかなくてはね。
それもまた楽しからずや。
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2007年10月01日

東北大会残念記

昨日の全日本合唱コンクール東北支部大会大学・職場・一般の部。
弘前大学混声合唱団は朝10時ぐらいの本番なので、会場近くのお寺をお借りして7時30分から体操・ウォーミングアップ・最後の確認と通し。うーん、いまいち声にのびがないかな?と思いつつも時間は容赦なく過ぎていく。青森市文化会館に移動して、着替えなど出場準備、ロビーの集合場所で受付を済ませリハーサル室にて直前リハ後、いよいよ舞台袖待機からステージへ。
県大会で一度歌っているので響きに対する不安はない。のびのびと歌ってくれ!と願いながらの本番。県大会の演奏からここまで改良したポイントはほとんどクリアしてきっちりした演奏はできたものの、どこがどうとは言えないが、なんとなく物足りなさが残った感じ。客席側にはどう届いたのだろう?
本番後聴いた方たちから「良かったよ」とか「まず問題ないでしょ」など好感触を得たので、結果が出るまで分からないけれども、ひとまず胸をなでおろしても良いのかな、と思っていたのですが・・・・・・

審査の結果は銅賞、大学の部A・B合わせて7団体中5位、全国大会への切符もいただくことができませんでした。過去3年東北大会金賞、一昨年こそダメ金でしたが2回は全国大会進出を果たしていただけにガックリですなー。
閉会式後、ロビーに集まっていた団員たちも肩を落として、なんともいえない挫折感がまわりに漂っている。

でもね、コンクールはこういうものなのよ。金賞獲ることもあれば銅賞・優良賞で終わることもある。それが普通のことなんだな。まぁ、ひとりひとりがこのコンクールのために傾注してきたエネルギーを振り返れば無力感を覚えるのも無理はないが、くよくよしてもしょうがないことなんだし、次の目標に向かって目線を合わせたほうがずっと楽しい。コンクールは来年もある!!

今回の演奏の全責任は指揮者の私にあります。改めて力不足を思わされたし、自分の中にある甘さにも気づかされました。大学のレベルが3、4年前とは飛躍的に高くなっているのは、昨年の全国大会の時点でもう既に分かっていたこと。いろいろな部分でもっと厳格にやらければいけなかったのですが時すでに遅し。悔やまれることの多いコンクールでした。いや、勉強させていただきました。

今年のコンクールは審査方法が従来と変わって、各部門A・Bの別なく順位が決められ、上位の団体が全国出場になるのは当然だが、A・Bいずれかひとつのグループで上位が占められた場合には、順位そのものが下位でももうひとつのグループのトップを必ず1団体全国推薦団体とするというもの。
結果としてはこれまでと同じことになるんだけどねー・・・・

大学の部を例にあげると、
Bグループ(33人以上)の3団体が1〜3位までを占めて金賞、Aグループ(32人まで)の4団体の最上位(4位)である宮城教育大が銀賞だけれども全国推薦ということになったわけ。(弘大は5位だったからダメっだった)つまり2位と3位の団体は金賞獲ったのに全国大会へは行けない。うーん、なんか釈然としないものがあるけどねー。

でもこの大学の部の結果で思うことは、人数の多い団体がどうしても有利になるという印象が強くなってしまったということ。
大学の部は来年度からA・Bのグループ枠は撤廃されることが決まったそうなので、全国にきっとたくさんあると思われる少人数の大学合唱団は、これまでよりももっとコンクール挑戦に尻込みしてしまうのではないか、という心配です。
無論、人数が少なくても、果敢に自分たちの音楽の主張を展開し、大物を撃破する気概をもたなければなりません。やりがいもあることだし、もしやれたなら痛快このうえないとも思っていますが、なかなか困難なことでもあるのは確かですし、コンクール全体に大合唱団有利の雰囲気がないこともない。
でも今回の大会でも中・高・一般の部ではみごとな演奏をして上位に食い込むAグループ(少人数)の団体があったことも事実です。やってできないことはない!
しゃかりきに団員数の増加にエネルギーを使うより、人数が少なくていかにしてインパクトのある演奏をするかを考えるほうが現実的だし潔いと思っています。

そうはいうものの・・・・・やっぱりそれは難しいよなー。
でも、がんばる!
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2007年09月23日

青森市合唱祭2007

今日は青森市合唱祭でした。
前半10団体、後半10団体の計20団体でしたが、前半の各団演奏の感想を講評用紙に書く役目があったので、私の指揮する4グループは後半に集中。ほぼひとつおきに違うタイプの合唱団を指揮するようなことになってしまいました。頭の切り替えと集中で、さすがに疲れた。何万歩も歩いたような疲れがが足にきてます。
でも、4ステージ中3ステージを暗譜でやったぞ。近年なかなか覚えられなくて(若い頃は海綿が水を吸い込むように頭に入ったもんですが・・・)譜面台を使ってしまっていましたが、ちょっぴり自信を取り戻した・・・・かな?
テレビなんかで観ると、一流のオーケストラの指揮者は、けっこうなお年の方でも暗譜で振っていることが多い。
やっぱり指揮者は暗譜のほうが見てくれも良いしねー。
結局「勉強」に尽きますな。
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2007年09月03日

県男声合唱フェス2007

昨日は青森県男声合唱フェスティバルでした。板柳町の男声合唱団“いななく会”がホストで、会場は町民ホール。ここは町役場庁舎内にあるユニークなホールなのだ。楽屋口の反対側には役場各課の窓口がズラリ並んでいるのが見える。日曜だったからもちろん職員は誰もいない。大きなお世話かも知れないけど、セキュリティは大丈夫かな?なんてふと思っちゃいました。
ホール自体は音響面をあまり考えて建てられていない(舞台袖は外廊下と筒抜け状態)ので、響きは極端にデッド。密集ハーモニーが売りの男声合唱にはちょっとつらいものがあるけど、その分聴衆との距離は近いので他にはない暖かな雰囲気なのが好いですねー。県内各地から集まった男声合唱グループの歌声を聴衆の皆さんが素直に楽しまれている様子がとても良い演奏会でした。
三つの団体が「千の風になって」を歌いましたが、ピアノ伴奏あり、アカペラあり、バスソロのところがあったかと思えば、テナーのソロのところもありという具合で、それはそれでなかなかおもしろかった。流行ってるねー、「千の風・・・」。
わが弘前メンネルコール(実際は半数が青森“野郎会”)はといえば、なかなかスケジュールの調整がつかずちゃんとした練習ができないままの本番。開演前にやっつけリハーサルでなんとかおっつけたものの、付け焼刃は付け焼刃、一応面子は保ったかな?程度の演奏だったと思います。やっぱり稽古は積まなきゃいけませんな。練習することでなんともいえない音楽の力が生まれるわけですから。
練習不足ってわれわれが思っている以上に、聴衆に悟られてしまうものだと思うよ。
posted by りょうじー at 14:34| 青森 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

県大会、今年も

昨日は全日本合唱コンクール青森県大会、なんとなくバタバタときてしまった感じがあるなー。「満を持して・・・」の心境にはほど遠い本番でした。別にそれで焦りが出るとか、余裕がなくなるとか、そういうことじゃないんだけど、なにかポカッと置き忘れたまま出演時間が来てしまった、みたいな・・・・・。私が指揮した二団体はそういうあたりが出ちゃったかな?足りないところが多々あったと思いますが全て私の責任、今とても反省しているところです。
尻を落ち着けて他団体を拝聴することができなかったので、自分のところの感想だけ。

弘前大学混声合唱団
銀賞推薦という愛のムチをいただくことも多いのですが、金賞をいただけたので一応ホッとしました。今年は課題・自由それぞれ、いわゆる難易度とは別のところでとても難しいもののあるなかで、方向性の定まった演奏ができたと思います。課題曲の「鼻」は音楽的な品位を落とさずにこの曲の可笑し味を歌えたと思う。そういう意味では好演といえるでしょう。でもそれはこっちがやれたと思っただけで、それが十分に伝わったか、といえばそれはNOでしょうな。むしろ本質を伝え切れなかったことがとても残念。きれいにまとまりはしたけれど、印象のうすいところでとどまってしまったと思います。自由曲の「アヴェマリア」も基本的には同じことがいえますねー。本番は、私もメンバーも、険しい道を避け平坦な安全な道を思わず選んでしまった気がします。それではこの曲を歌う意味がないわけですから、これからはハードルを思い切って高くして、転倒することを恐れずにチャレンジしていくしかありません。

弘前MCアンサンブル
本番直前の練習で今までまとまりきれなかったのがグッとまとまって、そのまま本番を乗り切れたというところではけっこう充足感を味わうことができました。課題・自由とも合唱団の持ち味はけっこう活かせたと思います。自由曲のモンテヴェルディについては演奏解釈という意味で、おそらく評価は極端に分かれるのでは、と思っていましたが、その通りの結果が出てしまいましたねー。三人の審査員の順位が参加6団体で1位・5位・6位。おぉ、好いねー。こうでなくっちゃなー。こういう評価は個人的にはけっこう理想なのね。だけど予選突破という意味合いからすると大失敗なわけで、次に行くぞ!と意気込んでいたメンバーにはほんとに申し訳ない。もうクビにされてもしかたないです。

MCばかりでなく今回の一般の部は総じて評価が大荒れ。
青森県の一般の部はどこも独立独歩の気概を持つ合唱団ばかり。絶対右倣えはしない。私自身もそうなので、この雰囲気はとても居心地がいいわけですが、審査するほうは大変ということでもあるわけですねー。今回のように評価が極端に割れれば「納得いかない」という人だって当然出てくる。やっぱり審査員の数は増やしたほうがいいと思うけどな。三人は少なすぎると思うよ。
来月末の東北支部大会も同じ青森市文化会館で行われますが、運営面でも大小さまざまな課題を残したようです。連盟の方をはじめ関係諸氏は大変でしょうがなんとか成功させましょう。私も微力ですがお手伝いできることはやりたいと思っています。
posted by りょうじー at 11:13| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

JAMCA in HIROSAKI

昨日は日本男声合唱協会(JAMCA)第18回演奏会、ホスト合唱団が弘前メンネルコールということで、周囲の緑濃い弘前市民会館が会場でした。
前日正午から舞台のセッティングをして午後のリハーサルに備える。
ひな檀を組んで反響板をセットして改めて感じるのは舞台の狭さ。古いホールだねー、やっぱり。オケピ分拡張してはあるが私の指揮する全員合同合唱の300人は乗るかな?とちょっと不安になったが、なんとかやるしかありません。
東北合同ステージで使う電気ピアノ(ハープの代用)のぐあいがちょっと心配だったが、リハーサルを客席で聴いた感じはまずまずでひと安心。各グループの練習もみなさんマナー良く持ち時間内で収めていただいて(さすがおとなの合唱団ですねー)いよいよ合同演奏のリハ、参加の各地6男声合唱団とこのステージのために西は四国、北は北海道からかけつけてくれたJAMCA会員の方たちが続々とステージへ。うひゃひゃ、こりゃビッチリだわ。すごく雑然とした見た目になっちゃってるけどしょうがありません。まぁこのほうが合同合唱の雰囲気といえばいえないこともないしね。指揮者が見えないという声もあがって指揮台を一段足すなど、ちょっとした調整はあったもののなんとか合同合唱のリハも無事終了。なんといってもはじめての顔合わせ、声あわせ、旅疲れも手伝ってちょっとしっくりしないなー、というのがみなさんの雰囲気。でもそれは想定内、もうちょっと・・・というあたりでちょうど良いのです。

台風4号の接近である程度の悪天候を覚悟していたが、本番当日は爽やかな晴天。少し風が強くなってはいるが恵まれました。弘前メンネルコールのふだんの心がけが良いとはとても思えないけどなー。とにかくありがたいことです。
ゆうべの弘前の夜の疲れも見せず皆さん真剣な直前リハ、合同のリハーサルも早めに切り上げて本番の集中に委ねることに。いちまつの不安は残るもののこれもベテラン揃いだから可能なことなんだな。
オペラの中の男声合唱を歴史ある合唱団の味で聴かせてくれた東京リーダーターフェル1925、高田三郎作品の深さを汲み取りその重みの大切さを音にしてみせた東海メールクワィアー、バーバーショップコーラスの楽しさで聴衆をわかせたお洒落な金沢メンネルコール、寺山修司の独特の悲しみをにじませて好演した東北合同、それぞれ個性の異なる演奏を披露したあとはいよいよ出番。多田武彦の抒情世界からアンコールまで場内のボルテージが上がっていくのが指揮をしていても分かる。いやー、うまくいきましたねー。ほぼ予定通りの演奏ができて満足です。
今ふりかえっても大イベントだったなぁーとしみじみ思うけど、その割りに聴衆数が少なかったのがちょっと残念。宣伝が足りなかったのでしょうかねー。

近くのホテルでの打ち上げパーティー、JAMCAではこれも実はメインイベントなのね。文字通り飲めや歌えの大騒ぎになるわけです。
旧知の人たちとの親交も楽しかったけど、次回JAMACA演奏会担当団体である滋賀男声、初めて北海道から参加の小樽市役所グリーの方々といろいろお話できたのがうれしいことでした。これを機会におつきあいできればいいなと思います。
今回集まった男声合唱人の平均年齢は60歳ぐらいということ。若い人たちを巻き込む方策を真剣に考えないとなー。現状維持で満足していてはだめだと思う、誰でも来年は必ず1歳年取るんだから。
posted by りょうじー at 17:16| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

ステラ本番2回目

昨年から指揮をお引き受けしている女声合唱団「コール・ステラ」。
昨日の青森アカデミー混声合唱団の演奏会に賛助出演という形でステージを踏ませていただいたのが、コール・ステラとして2回目の本番ということになります。単独のコンサートを自力で開くにはまだ少し力不足ということがあるので、今回の賛助ステージはとてもありがたいお話。晴れの舞台を用意していただいた青森アカデミーの皆さまには感謝ですねー。打ち上げの挨拶で「いつかはステラの演奏会にアカデミーの賛助ステージを!」と大風呂敷を広げてしまいましたが、今のところはまったくの冗談でも、それぐらいの意気込み、モチベーションを常に持っていることが、合唱団としてのパワーを維持するために必要なものだと思っています。いつかは実現したいものです。
コール・ステラはどちらかというと年齢的に高めの合唱団、ベテラン揃いで豊かな歌心をお持ちですし、なによりも歌うことを愛する気持ちがあふれているグループだと思うのですが、なにごと活動に慎重になってしまっているように思います。例えば早いテンポの曲にはついていけそうもないから初めから取り上げないでおいたほうが無難、みたいな気配があります。そこで今回は少し快活でテンポの速いものをやることで、そこらへんのハードルをクリアしていただくことがひとつの目的でしたが、そのためには暗譜が不可欠とみなさんで申し合わせてステージに臨まれた意気込み、さらにアカデミーの若手のメンバーに声をかけて何人かの方にサポートしていただいたことも手伝って、グンとこれからの可能性が広がった演奏になりました。暗譜することも、外部からのサポートを抵抗なく入れることもなかなかできることじゃありません。とても立派なことだったと思います。
私自身のことを言えば、久しぶりの本番だったということと、みなさんになんとか解ってほしいという気持ちが強くなってしまったので、つい大振りになってしまった。昨年から自戒していることなのに・・・・・・まだまだ修行が足りません。(大汗)
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2006年12月25日

弘前大混声第44回定演

第44回弘前大学混声合唱団定期演奏会。あと6年すれば半世紀、「伝統ある」の冠が似合う合唱団になってきましたなー。
23日演奏会当日、電車で弘前へ。打ち上げまで食べるチャンスが無さそうなので、まず昼食。かくみ小路のレストラン「ニューマツダ」でカツカレーをいただきました。午後1時を回っていたのにほぼ満席。みなさん美味しいところはご存知ですねー。こういうお店は無くしたくないのでこの繁盛は嬉しい。カツカレー、美味い!これで600円は申し訳ないくらいです。
ホテルにチェックインし、舞台衣裳に着替えて会場の文化センターへ。学生指揮者のリハはすでに始まっていたのでしばし客席で聴いていたが、なんだか落ち着かない感じがする。準備から段取り、すべて自分たちでやらなくちゃいけないこともあって演奏が無意識のうちに焦り気味になっちゃうんだなー。
そして本番、私の出番は第2部からなので開演直前に会場の最後列のはじっこでふたりの学指揮さんのステージを拝聴。本番になって指揮者がさらに慌てたらどうしようと密かに心配していましたが、まったくの杞憂でした。両方とも実に落ち着いた指揮ぶりでみごとにさばいている様子に感心ひとしきり。大人になったなー。
休憩後の私のステージも、それぞれの曲の持ち味を出そうとする姿勢がストレートに出て、集中力の途切れない演奏ができたと思います。観客の動員が今一歩足りなかったのがとても残念。
終演後、ホテルにいったん帰ってシャワーを浴びてさっぱりしたあと、鍛冶町の打ち上げ会場へ。今年は卒団生がなんと9人。中には残る人もいるという話だけど、みんなの顔を見ながら来年度は少し厳しいかなぁと、ちょっと不安も頭をよぎりましたが、今の卒団生の学年が中心になって、3年前私を常任指揮者として呼んでくれたということもあるので、格別絆が強い気もして少し感慨深かったですねー。でも3年前一年生だった子たちが来年は四年生だよ。ほんとに大きくなったなー。来年度もみんなで協力しあってがんばれば今まで以上のことができるにちがいありません。
うーん、来年はなにやろうかなー・・・・・exclamation&question
posted by りょうじー at 13:46| 青森 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

青森第九の会24th

自分が指揮するわけでも歌うわけでもないけど、カテゴリは一応「本番流汗記」かな?演奏側に深くかかわっているという意味ではそうなりますね。(実際は2階客席の一番奥で大半聴いている)
昨日のゲネプロでは合唱もオーケストラもうまくのり切れないところがあってちょっと心配したのですが、今日の本番はどちらもみごとな集中を見せました。たくさんの方からお褒めのことばをいただきましたが、私が思うに、技術的にどうというよりステージ上でのコンセントレーションの高まりのすごさが聴衆を魅了したということじゃないでしょうか。まぁそもそも「第九」はそういう音楽なのであり、みんなが意を決してがんばった結果、その「第九」の本質みたいなところを多少なりとも具現できたということだと思います。(もちろん「第九」は巨大であり、高い高い山のようなもの、我々がすごくがんばったとしてもその一端にかじりついているに過ぎないのですが)
「第九」にかかわってから毎年感じることではあるけれど、ベートーヴェンの天才に驚愕するとともに、人間の素晴らしさを改めて確認させられます。
音楽の力はすごいなー!
posted by りょうじー at 22:15| 青森 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

第19回北里大オケ定演

昨日は北里大学十和田交響楽団の第19回定期演奏会でした。
合唱の指揮者の私が、年に一度だけオーケストラの指揮ができる日なのです。楽器のことなんかよく知らない私、奏法も要領も教えることができないけど、ありがたいことに呼んでいただいて4年目。上手くは振れませんが、学生たちの熱意とがんばりに助けられていつも楽しくやらせてもらっています。
今年は私のスケジュールの都合もあり、合奏練習日に顔ぶれが揃わない時がけっこうあって少しやきもきしたところもありますが、本番は楽員がみごとな集中力を発揮して良い演奏ができたと思います。一昨日夜のゲネプロ、当日のステージリハーサルでいつもの年よりも練習をつめるしかありませんでしたが、疲れもいとわず、現役学生も応援のエキストラのみなさんもよくがんばってくれました。そういうわけなので私自身もちょっと疲れがありましたが、終演後のみんなの明るい笑顔で元気に終電で青森に帰りました。
昨日十和田市は朝快晴だったのに、ステリハが終わって外を見たら雪混じりの雨がちらほら。打ち上げを途中で抜けさせてもらって三沢駅までタクシーで行きましたが、雪こそ降ってなかったものの道路は凍結していてちょっと怖い道中。特急の窓から見る風景は青森に近づくにつれてすっかり雪景色となってゆき、家に着いた時には20センチ以上も積もっておりました。
急に真冬になっちゃったなー。

「けっこう映画音楽好きでしょう。オペラ座の怪人振っているときとかノッてますよねー」と、メンバーの方から指摘されました。

ハイ、けっこう大好きです。
posted by りょうじー at 14:46| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月28日

全国大会奮闘記

24日朝、全日本合唱コンクール全国大会で開催地熊本へ向けて出発。
「揺れが予想されております!」の脅し文句の割にはまずまず順調に羽田まで飛行。熊本への飛行機も、乗り込む直前に搭乗券がどっかへ行っちゃったと騒ぐとんでもない奴がひとり出たものの、それも無事発見されて予定通り。

大通りを市電が走る熊本市はなかなか良い街。路面電車は良いねー。そこだけ時間がゆっくり流れているようで好きですなー。

宿は「熊本ビジネスホテル」。「そのまんまやないか!」という思い切ったネーミングが良し。その日だけは全員で夕食をホテルでとり、練習会場の市立図書館へ。ちゃんとした固定客席のホールのステージで調子調べ。長旅の疲れがここで一気に出た感じで声の伸びがいまひとつだが、若い彼らのこと、一晩ぐっすり眠れば回復するだろうと早めに練習終了。事務室にお礼を述べにみんなでうかがったら、そこの職員の方の息子さんがなんと弘前大学に在籍しておられるということ。美味しい熊本みかんを差し入れしていただいた。今回はたくさんの方のご支援・ご好意が格別身にしみるコンクールとなったが、現地熊本でもこんなご縁があろうとは。改めて健闘を心に誓ったことでした。

25日当日、市電に乗って朝練習の会場、熊本YMCAへ。12月までの期間限定で市内均一150円。ラッキー
声出しから徐々にテンションを上げ、タクシー分乗でいよいよ熊本県立劇場へ。少し時間があったのでホールに入り先にやっていた大学の部Bグループを聴いてみる。石造りのホールで響きがナチュラル、なかなか素敵なコンサートホールです。これなら思い切って歌えそう。

そしていよいよエントリー。集合場所で案内係の女子高生に説明を受けながらふとプラカードを見ると、弘前の「弘」が「引」の字になっとるじゃないか。おいおい、なにそれー。演奏する前からなんか引かれちゃうわけ?縁起悪いよ。本番までに修正するよう、紳士的にしかし断固抗議をしてリハーサルへ。だんだん声も出てきてパワーが充填されてきているのが分かる。最終リハーサル10分を経て舞台袖待機。プラカードもちゃんと直ってきている。そして満を持してステージへ。
劇的な成長を遂げ変貌した彼らの歌声に感無量。よくがんばったなー、と改めてしみじみ思った本番でした。

私個人的には心のこもった良い演奏ができたと思ったし、手応えもありましたが、審査結果は銅賞。8団体中半分の4団体が金賞という竜巻のような大学の部Aグループではじき飛ばされてしまったか。でもこれがコンクール。これ以上は望めないという本番ができても、他団体がそれよりも上回った演奏をしているということ。次へのステップを明確に示されたことでもあると思います。このたび物心両面で多大なご支援をいただいた皆様に結果として報いることができなかったのは、まことに残念で申し訳ないことではありますが、今回のことをひとつ大きな借りをしたと考え、近いうちに必ずお返しすることを心に誓ったのでした。

大喜び、大盛り上がりの金賞団体を横目で見ながら、水前寺駅前の居酒屋の2階座敷の残念会(予定は祝勝会)へ。はじめはいつもと変わらず楽しくやっていたのだが、私が労をねぎらおうと4年男子のいる席へ行くと、彼の名誉のために敢えて名前は伏せるが、Jinというやつが「すみません。僕ら4年生がふがいないのでこんな結果になってしまって申し訳ないっす。」とさめざめと泣きはじめるではないか。「いやいや、君たちが一生懸命やったからここまでこれたんじゃないか。」というと、これが返って逆効果。さらにオイオイ。隣にいた、これも名前は出せないが、Kimuというのもつられてべそをかくし、さらに側にいたTaka(敢えて名を伏す)までがうなだれて肩を震わせている。申し訳なかったがもう大笑いするしかなかったよ、全く!そして壊れ始めた彼らはその夜、さらにガラガラと音を立てて崩壊してしまったのでありました・・・・・・・口惜しかったんだなー、やっぱり。

とにかく演奏の責任は全て指揮者の私にあります。4年生の男子がなんと口走ろうともです。私のやり方、もっていき方がどこかしら不味かったのよ。良い演奏が本番で出来たというのにはけっこう達成感はありますが、コンクールはなんといっても結果ですからなー。今回のことを踏まえてさらに精進することを誓います。

帰りの飛行機が遅延するなどのハプニングもありましたが、それはまた「全国大会外伝」にて・・・・・・
posted by りょうじー at 14:42| 青森 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月20日

青森市合唱祭

昨日の青森市合唱祭、ちょっと腰のあたりに疲れがきてるけど楽しかった。こういう機会でないとなかなかお会いできない方ともお話ができたし、弘前大の全国大会行きをみなさんにお祝いしていただき、励ましていただいたことも大変嬉しかったことでした。

演奏順に感想。
「シャンテアンクール」なんとか本番きりぬけたという感じですねー。なにしろ最終練習がひと月前、直前のリハだけで本番というのはやっぱり少し無理がありました。次はそのへんきちんと考えたいと思います。
青森ベートーヴェン・スコラーズ」テノールが3人ということでバランスに難がありましたが、こういう合唱祭という催しではけっこう異色なヘンデルで存在感をアピールできたのではないかと思っています。
「コール・ステラ」今年の初めからお引き受けした合唱団、私が指揮をしたデビューの舞台でしたが、完成度という意味ではまだまだというところはあるにせよ、あるハードルを乗り越えたというところで上出来の演奏だったのではないでしょうか。
「野郎会」この合唱祭では特筆ものの演奏でした。唯一の男声合唱ということもあったとは思うけど、終了後の交流会でも大好評。直前のリハでは「これで本番やっちゃっていいんでしょうか」状態だっただけに、ステージでの大化けぶりに指揮している私もビックリ。熱い演奏というのはこれをいうのだ、という本番ができました。私の経験では男声合唱にこういう本番大化けが多いと思う。やめられんなー、男声合唱。

総じて私自身がひとりでバタバタしていた割に、各合唱団それぞれの個性をアピールできた合唱祭だったと思います。やれやれ。
posted by りょうじー at 09:56| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

東北大会執念記2

2日目〈10月1日〉名取市文化会館

お世話になった鹿落旅館を後にしたのが朝9時ごろ、渋滞などがあって遅れては一大事と早めの出発だったが、会場の名取市文化会館まではなんなくスムーズに進行、早く着きすぎてしまった。でも本番までのテンションのあげ具合がちょうどなだらかになってかえって幸いしたかも。
直前の割り当てリハから舞台袖待機へ。みんな少し緊張しているように見えるが、今回の曲はそれもある程度必要なこと、無理にリラックスさせるよりはと、そのままステージへ。いざ出てみると、午前中の大学の部ではいつものことだが、ほとんど聴衆がいない。肩の力がうまいことスッとぬけてこれもいい具合。
本番では練習の時には聴けなかった良い響きが出たところもあったが、逆に練習ではうまくいっていたところが少しハマりきれなかった個所も。しかし、総じて好演といって良い演奏。
午後はのんびり気分で一般の部を拝聴、東北地区大会レベルになるとどのグループも良い声だねー。しばし聴きほれるものの、真剣勝負の連続なので肩がはってきて、疲れも出てきたのか少し偏頭痛気味。

そうこうするうちに全ての団体の演奏が終了して、閉会式のセレモニーの後いよいよ結果発表。今年から金賞イコール全国大会出場権。演奏順に発表されるので弘大は大学の部Aグループの最後。つまり金賞のコールがそれまでにされなければ確定。前4団体が銅・銀・銀・銅ときたので自分たちの名前が呼ばれる前にもうすでに女の子たちは号泣しはじめるは、男子は妙な唸り声を発するはで大騒ぎ。周囲から白い目で見られる顰蹙団体と化したのでありました。
それは、この2週間、例年にない集中力で過酷な練習を乗りきった彼らのがんばりが報われた瞬間ではありましたが、発表された順位表を見れば弘混にほんの少しツキがあっただけ、手放しで喜んでばかりはいられません。競合した4大学のみなさんの無念を思うとき、それを背負って東北代表の重い責任を果たさなければならない立場になってしまったのでした。

帰途の車中、大盛り上がりになってもいいはずなのに妙に静かだったのは、そのへんのことがあったためか、疲れがどっと出たのか、あるいは「く、熊本は・・・・と、遠いよなー、しかし」の思いが改めて彼らにひしひしとのしかかったのでしょうか・・・・・
posted by りょうじー at 21:18| 青森 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月02日

東北大会執念記1

1日目〈9月30日〉鹿落旅館

全日本コンクール青森県大会での「金賞はあげられません!」評価に、弘前大学混声合唱団の諸君も私も実は内心ひそかに復讐の炎を燃やしていたのでした。
この2週間細部を掘り起こしては丹念に磨きながら、われわれは何を歌わなくてはならないのか、何を伝えなければならないのかを頭痛がするほど考え、普通にただ歌っても疲労度の高いコンクール曲をこれでもかと繰返す鬼気迫る練習で、私はげっそりと頬もこけ、あ、いやそれは真っ赤な嘘だけど(そうなったらいいなと思っただけ)、気持ちも高まったところでいよいよ東北地区大会へ出発。
貸切バスで今夜の宿である仙台市の旅館へと東北自動車道を南下。
バスの駐車場への曲がり角を見落としてしまいグルリひとまわりするハプニングはあったものの無事到着。宿は鹿落旅館。
鹿落旅館看板.jpg

「鹿落」と書いて「ししおち」と読む。明日決戦に臨む我らとしては少し縁起悪くないか。おまけに広瀬川沿いの崖にへばりつくように建っている風情はなんともはかなげで「だ、大丈夫かい・・・?」と思わずつぶやいてしまう。しかしこの由緒正しい老舗旅館は確かにいかにも古めかしく忍者屋敷のようなたたずまいだが、その中になんとなく心を落ち着かせるものがあり、旅館の方たちのさりげないやさしい思いやりも嬉しい。快く大広間(中広間?)での練習を許していただき、夕食の前にまず仙台での直前練習。うーん、みんな少し緊張しているかな?でもそれも今回の曲では多少必要かも知れない。声が固くならないように注意しながら最終チェックしていると少しずつ暮れなずむ時刻、ちょうど広瀬川をはさんで遠くに見える仙台市中心部の灯りが瞬きはじめる。「うちひさす都の夜にともる灯のあかきを見つつこころ落ちゐず」・・・・自由曲の1節がみんなの心にひたひたと沁みわたっていったのでありました。
明朝は5時半起床と早い。10時には就寝。(続く)
posted by りょうじー at 17:12| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

県大会終了

全日本合唱コンクール青森県大会が終わりました。
とにかくムシムシした一日でこのカテゴリそのまま文字通り大量流汗のコンクール、ちょっとヘバりましたなー。
弘前大学、弘前MCとも昨日書いた目標は一応達成できたと思いますが、結果はどちらも銀賞という評価。
弘前MCは4着(3着までが金賞で県代表)でまたも次点。毎年安定してこの位置というのもなぁ。悔しいというか、無念というか。でも今年は練習がとても楽しかったし本番も実に楽しくやれたので、結果よりもそっちの充足感が強い。弘前MCの特質は出せたと思っています。
弘前大学のほうも集中力の途切れない演奏(自由曲なんか危ないところ)だったしみんながんばったと思いますが、こうして本番を終えてみると(私としては弘大との本番は今年はじめて)確かにまだまだやらなくてはいけないところが山積みであることを改めて感じました。大学の部は弘大だけだったので幸い東北大会での再挑戦のチャンスはいただきました。それぞれの曲の雰囲気はそれなりに出せたとは思っていますがさらに掘り下げていかなくてはなりません。
時間はあまりないけど・・・・・。
posted by りょうじー at 22:06| 青森 ??| Comment(10) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする