2007年12月31日

年の別れ

多田武彦の男声合唱組曲「人間の歌」(堀口大学・詩)の終曲に「年の別れ」という曲がありました。(過去形なのは詩の中に差別的な表現があるということで、今は別の曲に差し替えられているから)

「逝く年は女であるか
 さかり行くかげがさびしい・・・」

とはじまるこの曲は、耽美抒情的な詩に多田先生の独壇場ともいうべき甘くもの悲しい旋律がつけられていて、若い男声合唱人をとりこにするには十分な、美しい佳作です。今でも歌うのが許されていれば、大学生あたりの男声人口は絶対増えると思うんだけどなー。

この年齢になると、大晦日が過ぎて年が変わるということがすごくもったいない。なにか大事なものをつかみそこなったまま新年を迎えるような気が、どうしてもしてしまう。そして、そういう気持ちになってしまう自分がちょっと悲しく寂しい気がするのです。

「野の末の流のやうに
 年が逝く風に光って
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 目に涙いっぱいためて」


今年もありがとうございました。
良いお年を!




posted by りょうじー at 21:32| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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