今年は、1)各高校の定演がことごとく自分の行事と重なっていて全然聴いていない、2)全日本の県大会では自分の頭のハエを追うのがせいいっぱいで聴いていない、というわけで、ちょうど良い機会だと思って行ったわけです。無料だったし。
高校の部の今年の課題曲はゴスペラーズ、うーん、どうなんだろうな、これって。みんなで楽しく歌う分にはいいけど、課題曲っていうのはねー。高校生はこういうのは好きなはず、というのはNHKの思い込みだと思うよ。若い人たちは部活でやり込む音楽と、聴いたりカラオケで楽しんだりする曲とはきちんと区別しています。それぞれの楽しみ方をちゃんと知っている。こういうポップス系の曲を良さを出すためには、不ぞろいなんか気にしないでうんとこさ崩して歌わなきゃだめなのは明白だけど、それって成績につながる?矛盾の課題曲といわざるを得ませんな。
高校の部5校の感想を少し。
1.青森高校(混声・金賞)
今年は声そのものは悪くないと思いました。美声とは言い難いが、混声合唱でここまでのびやかな歌唱ができれば可能性は広がります。並み居る女子高校声?と声だけで勝負というわけにはいかないからねー。女声には真似できない混声ならではの表現の幅を活かして存在感を示して欲しい、ぜひ!
2.八戸東高校(女声・金賞)
透明感のある声、品のある艶やかな歌、日ごろの鍛錬をうかがわせます。すばらしい!課題曲後半のスウィング感がもう少し(もうちょっと崩してもここまで鍛えられていれば問題ないと思う)と、自由曲の藤村の詩を十分に咀嚼して歌につなげることができれば相当のとこまでいくと思うよ。
3.弘前高校(混声・銀賞)
課題曲のノリは一番良かった。これだよなー、と思わずつぶやいたもの。ただ、音質が暗いので常にピッチが低く聴こえる。明るいはじけた感じがあれば、けっこう課題曲模範演奏になったと思います。自由曲のほうはこの高校にぴったり合っていて、独特の宇宙が形成されていました。好演でした。
4.青森西高校(女声・銀賞)
声の美しさは八戸東にひけをとりません。流動的な歌唱は魅力的です。金賞とは僅差だと思いますが、ここは決まって欲しいというところでの若干のくずれがあったように思いました。自由曲はこの曲のおもしろさが十分に出し切れずに終わったような気がする。いきいきとした躍動感があったら印象はずいぶん違ったのでは。
5.青森戸山高校(女声・銅賞)
声は素直で清潔感があふれていました。とても爽やかで、その爽やかさがすーっと心に入ってくる。聴くものを心地よい気分にさせてくれる歌声でした。ありがとう。技術的な観点からいえばこれからやるべきことはたくさんあります。おそらく年々レベルは向上していくでしょう。しかし、この爽やかさをいつまでも失わずに歌っていって欲しい。アルトを歌った二人の男子に、ブラボー!
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