2011年03月31日

62回目のバースデー

ryo.baby.jpg


ひとりの人間として生まれ、今も生きていることに感謝しています。多くの人に支えられ助けられていることに感謝です。そして、あまりに非力な自分ですが、もし少しでも人の支えになれる部分があるのなら、全力を尽くしたいと思います。
posted by りょうじー at 08:42| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月30日

原発事故

東京電力、原子力安全・保安委員会、日本政府・・・・・・みんな日本人の悪いところばかりが出てきてしまっているような気がする。
しかし事ここに至っては責任を云々している場合じゃない。日本のみならず全地球的規模のクライシスであることは明白なのだから、世界トップクラスの頭脳を結集して収束の方向を一刻も早く定めなきゃいけません。もう原子力や放射能学者は要らないんじゃないのか。どうしたら放射性物質の拡散を防ぐことができるか、ということなんだから、土木工学などの幅広いプロフェッショナルが最先端・最新鋭の技術や機械を惜しみなくつぎ込まなきゃならん時です。いわゆる有識者と呼ばれる人たちだけを頼りにしてはいかんということでしょう。もしかしたら市井の工場の人なんかの方が、偉い学者よりも実際的なアイデアを出してくるかも知れません。
この度の震災は電気に頼りすぎてしまっている現代人への警鐘であることは明白です。
原子力発電は半永久的に私たちに電気を供給してくれると思ったら大間違い、ということですな。世界的に原子力発電は見直されることになるでしょうが、少なくとも日本では根底から考え直すことにならざるを得ないだろうと思います。
私たちも震災前の電力量を今後も確保してくれ、などと要求するのはやめようじゃありませんか。
これを良い機会として少し後戻りするのも悪くないのじゃないのかな。
posted by りょうじー at 22:50| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月29日

困った

市内の主な文化施設の休館は今月いっぱいで解除されるものの、4月15日まで午後6時閉館が決まったそうです。つまり夜の文化活動はできないということ。
うーん、困ったなー。
確かに市が率先してエネルギー節減に取り組まなければならない、というのは分かるんだけど・・・・・・週1回の練習を夜に設定している合唱団は苦慮しています。
私たちのやっていることは「娯楽」であり「不要不急のもの」という考え方がどうしても底にある気がしますが、そこの温度差を縮めるのは難しい。縷々説明しても実感的に分かってはもらえないだろうしね。恒常的に合唱活動をしている者にとっては週一回の練習を何週も続けて休むのはその活動の命取りになりかねないことは多分理解してはもらえない。
「あんたたちのわがままが全市民を危機にさらすのだぞ!」と言われれば、引き下がる他はない。でもこの自粛ムードが頭上を過ぎていくのをただじっと待っていることがほんとにいいのでしょうか?
posted by りょうじー at 22:50| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月26日

わさお《映画》

青森県西海岸の幸せな一家、末っ子のアキラは飼っている子犬のシロと遊ぶのが大好きだったが、ボールを追いかけていったシロを連れ戻そうとした母が自動車事故にあい意識不明になってしまう。事故はシロのせいと思い込むアキラはシロを東京の親戚にひきとってもらうが、少し目を離したすきにシロは行方をくらましてしまう。
海岸沿いで焼きイカ店を営むセツ子(薬師丸ひろ子)は大の動物好き、捨て犬を見捨てておけず夫(平田満)といっしょに店の横で数匹の犬の面倒をみる毎日だった。
ある日、犬たちにエサをやっているところに、一匹の白い大きな野良犬が現れる。まるでライオンのたてがみのようなモッサリ毛の変わった犬。ワサワサとした風貌にセツ子は思わず「わさお」と呼びかけ食べ物を与えようとするが、わさおはなかなか近寄ってこない。
豊かな自然に囲まれのどかで心やさしい人々の暮らす町だったが、突然熊出没事件が起こり町は大騒ぎ、ベテランのマタギ(笹野高史)に退治を依頼することになるのだが・・・・・・


実はこの映画、観たのはだいぶ前です。なので、ストーリーなんかはだいぶ忘れちゃった。筋立てがちょっとてんでんバラバラでなんだか印象うすいんだよね。まぁ、こういう映画はストーリーがどうのこうのというもんじゃないからそう目くじらをたてちゃいけないと思うし、最初からそこいらへんは期待していかなかったけど・・・・それにしても・・・・・・・
地元を舞台にした映画だから応援しなくては、という気持ちは強いから、なんとかいいとこ見つけて書きたいとこだし、なんとかひいき目で見たいとも思うんですけどねー。残念でしたな。
主演の薬師丸ひろ子、顔にしわは増えましたが相変わらず可愛い。あの愛らしさは天性のものですねー。他にも日本映画ではおなじみの名脇役たちがけっこうわんさか出ている。だけどそういう芸達者な役者さんたちが活かされていないんだなー。笑いも泣かせも類型的過ぎて、むしろ芸達者たちが腕を見せられないで四苦八苦していた気がする。
一番がっかりしたのは「わさお」の描き方。わさおのあのふてぶてしさ、奔放さが全然生きていなかった。「ん?なに?」「ふん、そんなもん!」みたいな感じが他の犬にはないわさおの魅力だと思うんだが、これだと別にわさおじゃなくったって良かったんじゃないの?と思ってしまうな。

★★☆☆☆ でも観てね!みなさん
posted by りょうじー at 22:44| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

あの日の宿が・・・

先週のことですが・・・・・・今回の地震のニュースをテレビで観ていたとき、なんだか見覚えのある坂道、そして無残に崩壊した建物・・・・・・・

http://kirokueiga.seesaa.net/article/191220563.html

ああっ、あれは仙台の「鹿落(ししおち)旅館」ではないか!

2006年の合唱コンクール東北支部大会で弘前大学混声合唱団と共にお世話になった宿です。とても古い旅館で、それも坂道の崖側にへばりついているような風情だった。
でも鹿落旅館のみなさんはとても温かく優しくて、コンクール前夜の変な昂ぶりを鎮めていただいた気がする。しみじみとしたほんとに良い宿だったなー。
一日も早い復興をお祈りしています。

2006年10月2日「東北大会執念記 1」↓
http://ryozie.seesaa.net/article/24775170.html

posted by りょうじー at 23:36| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

一歩前へ

この度の震災をテレビなどの報道で見ながらさまざまなことを思います。その時々の自分の思いをこのブログに書こうかな、と思ったりもするけれど、文章にしようとするとなにか違ってしまう。
被災者の方たちの大変さを思えば、のうのうと居間でテレビを見ている自分になにを言うことができるでしょう。恐らくマスメディアから我々が得る情報は限られたごく一部、私たちの知りえないところで想像もつかない多数の悲しみがあるに違いない。どんなことをブログに書いても、それはごく自己中心的な浅く軽いものに過ぎないのではないかと思ってしまうのです。
「がんばってください!」と申し上げたとしても、被災者のみなさまは今現在これ以上ないほどがんばっていらっしゃるはず。背中を押してあげることにはならないのじゃないか、と思ってみたり・・・・・・
でも暗闇を見ながら「なんて暗いんだ!」ばかりを繰り返していてもはじまりません。被災地に向かって「がんばれ!」という気持ちを持ち続けることは大切だと思いますが、まず私たちががんばることが光射すことにつながるのではないかと考え始めています。

ここ青森市では、エネルギー節減のために市内の公共文化施設が今月いっぱい休館となっています。市内の合唱団はほとんど定期練習の場所をそういった施設に求めているので練習休止を余儀なくされています。合唱団ばかりではなく文化活動をしているグループは恐らくみんな困っているでしょう。この震災で我々は否応なく反省させられました。確かにエネルギーの将来をみんなが真剣に考えるべきときなのでしょうが、「非常時に歌舞音曲は慎むべし」的な昔ながらの空気もあるような気もします。だけど、ただ被災者のみなさまを傍観するだけではいけないと思うのです。直接なんの手助けもできませんが、被災地のがんばりをいつも心に置いて私たちもがんばりたい。
自粛の念は忘れません。節約もしていきます。なるべく早い施設の復帰を願っています。
文化の光が一日も早く広がっていくように。
posted by りょうじー at 22:14| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

力無き者

一週間たちました。
先週のこの時間、時折襲ってくる余震を警戒しつつ、ろうそくの灯りの下で携帯ラジオの放送に耳をそばだてておりましたが・・・・・・・・

平成7年でしたか、阪神淡路大震災の惨状をテレビで見ながら、この大災害を上回るものは自分が生きているうちには起こらないだろう、と思っていました。
なんということだろう。今日の時点で犠牲者の数が阪神淡路大震災を超えてしまった。なお行方不明者は1万人以上という。
想像をはるかに超える自然の力の前には人間は完全に無力であることに、そして困難な避難生活を余儀なくされている被災者のみなさまに対してなんにもできない自分の無力感にも打ちのめされています。
失われた余りにも多数の命、安らかであるようにと祈り、もしまだ救える命があるのなら奇跡が起きて欲しいと思い、被災地の一分一秒でも早い復旧を願う・・・・・・それだけしかできません。

私はなんの力も持たぬ者です。

そこから全てを考え直していくことから始めていくしかありません。
posted by りょうじー at 20:28| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月15日

すみません

昨日はつい言い過ぎました。地震を研究されている方のこれまでの成果が、こんにちの防災に種々活かされていることに異論はないのです。ただ、ちょっと腹の立つことがちょいちょいあるもんでね。東京電力とか・・・・・原子力保安委員会とか・・・・・マスコミのスタンスとか・・・・
それをいちいちあげつらってもますます頭に血がのぼるだけなのでやめときますが。

未曾有の大地震が先週の金曜日、楽しみにしていた週末のコンサート、青森県合唱連盟の理事会・総会が中止もしくは延期。予定されていた定例練習ももちろんキャンセル。今週も練習場の市民センターが閉鎖されていて次々と休止の連絡が入っています。
青森県は八戸市をはじめ太平洋沿岸地域で甚大な被害が出ました。ほんとうにお見舞い申し上げます。幸いなことに、誠に幸いにも私の住んでいる青森市はほとんど被害無し。大変ありがたいことだと思っています。

わっ、たったいま静岡で震度6強だ。
posted by りょうじー at 22:38| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

人間が想定すること

日が経つに連れて、東北関東大地震の被害が次第に明らかになってきました。想像を絶する大惨事に言葉がありません。被災地のみなさまにはどうかがんばって欲しい。なにもできないことがもどかしいけれど、ひとつでも多くの命が救われることを心からお祈りしています。

それにしてもテレビ報道には「専門家」の先生が出てくる、出てくる。そして言うことには「今回の地震は想定していなかった」・・・・・・・・

確かに一生懸命研究していらっしゃるのでしょう。これまでのデータを分析し「想定」して研究結果を発表しておられるのだと思います。
だけどその「想定」が仇になっていることもあるのじゃありませんか?
私たち一般人はね、専門学者のその「想定」を基準に考えちゃうんだよ。その「想定」から防波堤の強度を決め水門の高さを決めている。「想定内」の防災意識が住民の油断につながり犠牲者の数を増やしたということもあるのでは?
事が起こってから「想定外でした」と言うくらいなら、「想定」はあくまでも「想定」であって絶対ではないことをあらかじめもっと強く言うべきです。
テレビに出て得々と自分の研究を披露するより先に、まず自らに責任の一端があることを思って欲しい。
posted by りょうじー at 22:16| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

大震災

昨日午後、ちょうど眠気がさし椅子にもたれてウトウトしかけたとき、どこかで「グギーー」と不気味な音がした。
ゆっくりと家が揺れ始め、それは瞬く間に大きくなっていく。
玄関・風除室の戸を急いで開け外に飛び出した。
目に見えて地面は波うち、電線が縄跳びの縄のように大きく振れている・・・・

2分間ぐらいだったようだけど、長かったねー。治まってきたきたようなので家へ入ると停電。すぐに回復するときもあるから少し待ってみたが来ない。そのうち余震も頻発してきた。こりゃヤバイと判断して携帯ラジオ・懐中電灯・ろうそく・昔使った単純灯油ストーブを用意。ありがたいことにガス・水道に異常はありません。晩に食するものはなんとかなりました。
万が一のためにラジオからの情報を聞きながら居間の椅子で仮眠しつつ夜を明かしました。自然の内海、陸奥湾にまで津波警報が出るというのは信じられない。想像を絶する惨事が起こっているようだ。
一夜明けても電気は回復しないのでテレビは見ることができないが、ラジオ放送からは次々と大被害の情報が。そんななか朝刊がちゃんと配達されてきた。東〇日報社、偉いっ!大判の災害写真の悲惨さに胸が痛む。
幸運にも午前中には電気が回復。テレビで見る大津波はイメージしていたものをはるかに超えてすごかった。
人間は地球上で一番偉いような顔でいるけれど、実は無力とほとんどイコールの存在であることを改めて思い知りました。

まだまだ被害の全容は分からないけど、まず被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げます。どうか、がんばってください!
posted by りょうじー at 21:16| 青森 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

ツーリスト

パリのカフェで優雅に朝食をとる美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)。彼女はひそかにフランス警察によって監視されている。彼女の恋人と目され接触してくるはずの国際指名手配犯アレキサンダー・ピアーズを拘束しようと、イギリス警察のチームと協力して見張っているのだ。
そこへひとりの男がちかづきエリーズに手紙をわたす。警察はその男を捕まえるがそれはただのメッセンジャーボーイ、エリーズは手紙の指示に従い、巧みに尾行をまいてリヨン駅からイタリア行きの特急列車へ乗り込む。アレキサンダーからの手紙にはさらに「自分になるべく似た男を見つけて一緒にベネチアへ」との指示。
エリーズが目をつけたのは一人旅らしいアメリカのツーリスト(旅行者)フランク(ジョニー・デップ)。アメリカの高校教師で休暇を利用してヨーロッパ旅行をしているフランク。エリーズの妖艶な魅力にひかれて一流ホテルのスイートに一緒に泊まることに。しかし、国際警察の監視の目はすでに張り巡らされていた。さらに多額の金をアレクサンダーに奪われたロシアンマフィアの一味も彼を追ってベネチアへ到着。訳の分からぬままに追われる身となってしまったフランクは困惑するが・・・・・・


アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップ・・・・・うーん、確かに豪華組み合わせではあるがなー。この二人って合わないんじゃないか?と思いながら観ましたが、やっぱり最後までいささかの違和感がありましたな。この二人は絶対惹かれ合わないと思うけどね。
ストーリーも甘アマで、これといった目新しいアイデアもないし、半分過ぎぐらいでオチは見当ついてしまう。ジャンルとしてはロマンチック・サスペンスなんだろうけど、はっきりいってアンジーとデップという当代きっての大スターの競演を(たとえ違和感があろうとも)楽しめばいい・・・・まぁ、いってみりゃそれだけの映画かもしれない。大方のレビューでも「大駄作」の文字が踊っているし・・・・・・

でもね、あたしゃ好きだよ、この映画。
こういうスタイリッシュな映画は久しぶりに観ました。なんか懐かしいんだよねー。古き良き時代の007シリーズ(ショーン・コネリー時代)の香りがしました。ゴージャスだけど悪趣味じゃない。映画全体の雰囲気がとてもお洒落だった。かつてのボンド役者、ティモシー・ダルトンが顔を見せているのもうれしい。
イギリス・フランス・イタリア・ロシア、それぞれのお国柄を多少大げさに、しかしちゃんと分かりやすく描いていたのも面白かった。水の都ベネチアの観光映画みたいなとこもあるけどね。

★★★★☆ たまにはこういう映画もなくちゃいけません
posted by りょうじー at 23:56| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月06日

つけ麺File 016

麺屋十兵衛《濃厚つけめん》

つけ麺016(十兵衛).jpg


「濃厚」とうたってはいるが、いわゆるドロ系ではなくけっこうサラサラとしていて魚介の味もきつくない。割りスープで薄くすればアッサリ感で味わえる。
麺は中太、モチモチというよりはのどごしツルツル派。
酸っぱい風好きの人は少し酢を足したほうがいいかも。薬味のたまねぎざくみじん切りを入れるのも一興。
青森市サンロード青森すぐ近く。
posted by りょうじー at 10:27| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 美味特記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月02日

JOMO-T展

青森県立美術館のコミュニティギャラリーで開催されている「JOMO-T展(縄文×Tシャツアート展)in AOMORI」を拝見してまいりました。
縄文をテーマにさまざまな角度からデザインされたTシャツを展示。日比野克彦はじめ有名アーティストやデザイナー、写真家のもの、坂崎幸之助や浅野忠信のTシャツもあった。他に昨年のJOMO-Tコンクールでの入賞作品、やはり縄文イメージの映像作品も上映されていました。

JOMOT展.jpg


入口に縄文あおもりのキャラクター“Jタロー”がデンといるのがおかしい。いろいろな視点が楽しめる展覧会だけど、入場は無料。
入場は無料なのに記念のお洒落なバッジとステッカーがいただける(太っ腹)。チョー得した気分になります。
3月6日まで。Tシャツの一部はその場で販売されていました。残部僅少。

jomom-sticker.jpg
posted by りょうじー at 22:33| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月01日

法政大学アカデミー青森公演

名門、法政大学アカデミー合唱団の東日本演奏旅行・青森公演、二人の先乗りマネージャーが1ヶ月前から青森に泊まり込んで、市内の各合唱団へチケット売り込みに奔走していたようだが、残念ながら青森市文化会館ホールを満席にするのは無理だったなー。月曜日の夜6時開演というのはやはり辛い。仕事が突然のびたりして来られなかった人もあるかも知れないけど、聴き逃した方は大損だったと思うよ。

開幕は法政大学校歌。100人を超えるメンバーがずらりと並んで圧巻です。男女の比率もちょうど半々ぐらい、バランスが良くとれていてきれいなハーモニーです。
少し遅刻してきた聴衆への配慮もあってか、いったんは舞台袖にはけピアノの用意もされて、第1ステージはイタリア歌曲集。おぉ、女性学生指揮者さんですね。ピアノは大御所、久邇之宜先生。
スカルラッティなど古い時代のものを青島広志先生の編曲で聴かせてくれました。第1ステージの緊張もあるのか音楽全体がやや固い。見た目の大合唱団の割には鳴らないなー。きれいにまとまってはいるのだけれどあまりこっちに来ない。つい久邇先生の美しいピアノの方に耳がいってしまう。久邇先生のピアノは合唱との距離感がすばらしい。近づき過ぎず、離れすぎない。常に絶妙な距離が合唱団との間に保たれているので、合唱・ピアノ双方が絶対に打ち消し合うことが無いのです。ほんとに凄い。

第2ステージ、今度は男子の学指揮さん。木下牧子作品集。「うたをうたうとき」「44わのべにすずめ」など定番を4曲。
アカペラになるとさらに見た目と音楽のギャップが感じられる。部分的に音程の悪いところなんかが気になってしまいまうんだなー。多分音量はちゃんとある。なのにステージから客席へ放出される量が少ない感じ。非常に行儀の良い折り目正しい合唱ではあるんだが・・・・・。

休憩を挟んで第3ステージは賛助出演の青森アカデミー混声合唱団。ステージタイトルが「古今東西温故知新」。訳分からんが・・・・・・要するにノンジャンルです、ということですな。チルコット、ディズニーもの、最後は「南部の歌によるふるさと幻想曲」(注・南部は青森県南部地方)・・・なるほどね。
平日しかも月曜夜の出番は一般合唱団にとっては至難です。総勢14人ということで室内合唱に徹するしかなかった。でも、ぴたっとはまったときには100人の大合唱に匹敵するインパクトのハーモニーになることをちゃんと示してくれたのは嬉しい。ただそれが継続的に合ったか、というと・・・・・そこはちょっと残念だったかな。

いよいよラストステージ。指揮は全日本合唱連盟理事長でもある名指揮者、浅井敬壹先生、ピアノは再び久邇先生で、池辺晋一郎「悪魔の飽食」。
ホール内の誰しもが息を詰めて音楽のはじまりを待つ。ふと合唱団の学生たちを見るとさっきと顔つきが全然違うではないか。
そして第一声・・・・・・・それまでぎしっと固まっていたように思えたホール内の空気がいきなりググッと動いた。いったん呪縛が解かれてしまうと一気に空気の渦が巨大になってゆく、その様はほんとうに感動的でした。とても大事ななにかがステージから私たち聴衆に向かって投げかけられ、私たちは身体をかわすことも目を(耳を)そむけることもできない。「圧倒的な」という形容はこういうときしか使っちゃいけませんな。
浅井先生の指揮力の凄さを見せつけられました。脱帽です。おみ足を痛められているそうで指揮者用の椅子に座っての指揮でしたが、前面では合唱団に本番で音楽にその身をどう置くべきかを示すと同時に、背面では今演奏していることのなんたるかを聴衆に見せている。凄い!としかいいようがありません。
「悪魔の飽食」という曲は確かに重いテーマを持っています。しかしそれだけがホールの空気を動かしたのではない。もっとずっと深い、音楽することの根源的なものがそこにはあったからだと思います。つまり演奏者の仕事として、自分たちの演奏している音楽をできるかぎり伝えようとする真摯で隙の無い姿勢が根本的なところで常にあったということだと思うのです。
それを見事に証明してみせていただいたのはアンコールの「大地讃頌」。この時の記念にみんなが歌う、みんなが歌える、みんなが知っている・・・・・・それだけの演奏になってしまいがちなのがこの曲。しかしそれだけにとどまらない、この曲の持っている本来の力、そしてこの音楽の中に我々はなにを歌いなにを聴きとるべきかを浅井先生は改めて指し示してくれました。
とても感動したと同時に、「音楽に向き合うというのは生易しいことではないよ」とご叱責をいただいた演奏会でもありました。

ありがとうございました。(深々)
posted by りょうじー at 22:25| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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