2010年10月31日

「東アジアの音」コンサート

一昨日・昨日と県立美術館コンサート2010がありました。
前述のように今回は中国と日本の演奏家のコラボ。現在日中関係は微妙ですが、文化交流の面ではそんなの関係ない(古い!)。むしろ影響が出てしまうようでは困ります。文化の違いを意識しながらも、お互いに尊敬し合い、大いに楽しむ。こういう時勢だからこそその重要性を改めて思った演奏会でした。

一応出演する弘前大学混声合唱団の関係者として紛れ込ませていただきましたが、スタッフの方にご親切にしていただき感謝です。自分が出演しなくてもそういう空気の中にいるのが好きなんです、私は。とても楽しませていただきました。
弘混の演奏する「離騒」は、1日目がアレコホールでピアノ・和琴・ティンパニと共にショートバージョンを、2日目はシアターで中国民族楽器集団・弘前の打楽器グループ「ファルサ」と一緒にロングバージョンをやりました。
手配されたバスで弘前から送迎、近くの県青年会館に1泊したらしい。ちょっとした秋の合宿感覚だったようです。学生たちにとってはいろんな意味でプラスになったことが多かったんじゃないかな。
アレコホールは残響が交錯するほぼ真四角の天井の高い空間、シアターは芝居小屋をイメージしたスペース、ともに会場が音楽ホールではないので合唱には少し辛かった。2日目の完全版では結局マイクで拾うしかなかった。紀元前約300年という中国古代の詩人屈原の長編詩の一部をテキストとして作曲された「離騒」ですが、音楽はとても熱い部分がある。その熱が十分に合唱が表現できなかったのは少し残念でした。ショートバージョンで良いので再演の機会があればやってみたいなー。

2日目はスタッフの方にご配慮いただいて席をご用意いただきコンサートを堪能することができました。ほぼ満席だったのにほんとにありがたかった。図々しい男でごめんなさい。

このたびの演奏曲目は全て中国の作曲家・梁志鏘氏の作品。合唱を含む「離騒」のほかにも、中国民族楽器集団による演奏、舞踊、さらに打楽器アンサンブルのための作品(「ファルサ」)と聴き応え十分のプログラムでした。前半はシアター、休憩後の後半はアレコホールに聴衆が移動して鑑賞するという企画もとてもおもしろかったな。
個人的にすごい!と思ったのはプログラム一番で演奏された「アレコ Aleko」。
今回の演奏会のために委嘱された初演作品です。県美所属のドラマリーディングクラブのメンバー4人が語り紡ぐ悲劇的な「アレコ」の物語に、幻想的な中国楽器の音色が美しく絡み合って最高でした。演奏が始まって2分ぐらいたった頃でしょうか、始まると同時に演奏に引き込まれて気がつかなかったのですが、シアターの後壁が徐々に下がってアレコホールにかかる3枚の巨大なシャガールのアレコ舞台絵が少しずつ姿を見せてきているのです。そのあまりに妖しくも荘厳な世界に息を呑みました。
文章で説明するのはとても難しいのですが、シアターの入口は1階にあり客席は段々下に降りていってその底が舞台になっている。つまり半地下状態のところに私たちはいるのだが、地下1階から吹き抜けになっている大きなアレコホールに隣接していて、舞台の後壁はアレコホールの1面の壁にもなっている。そこが大きな窓のように開く仕組みになっていているのです。(分かるかなー?)
だから、そこが開くと観客はまるで空間に浮かんでいるような錯覚を覚える。それまでは小劇場の椅子に座っていたはずなのに。いやー、まことにもってスグレモノのスペースですよ、あそこは!

予想を大幅に超えて楽しく興奮した県美のコンサートでした。
posted by りょうじー at 11:53| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

離騒(Lisao)

この29日と30日、青森県立美術館アレコホールコンサート2010「東アジアの音」〜中国より音楽にのせて〜香港民族楽器演奏家と青森県民によるコンサート「中国と日本の出会い China meets Japan」(ふううう・・・・長い!)があります。両日とも19時開演、全席自由・200席、一般2,500円・学生2,000円・小中学生1,500円。

どういうコンサートになるのか、全体像を把握しておりませんが、とにかく分かっているのは弘前大学混声合唱団が、香港教育学員准教授の梁志鏘氏作曲の「離騒」(リサオと読みます)を演奏するということ。

で、今日はそのリハーサルを見学してまいりました。
「離騒」は中国の伝統管弦アンサンブルとともに演奏される合唱曲、今回は作曲家自身の指揮で演奏されます。中国音階の独特な調べにスピーキング(もちろん中国語)や風の擬音なども入って、時にもの悲しく、時には勇壮に歌われるとてもおもしろい曲です。
今日のリハでは初めての合わせだったせいか多少とまどいが見られましたが、音楽の流れに乗ることができさえすれば日本人の血とさほど遠くないところにあるはずの音楽、きっと良い演奏ができると思います。弘大の学生諸君にも得がたい経験、がんばってやりとげて欲しいと思うと同時に楽しんで歌ってもらいたい。
もちろん私も当日うかがって楽しませていただきたいと思っております。
posted by りょうじー at 23:26| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

田村進彫刻展

五拾壱番館ギャラリーの「田村進彫刻展」に行ってまいりました。
田村先生は中学校時代の恩師(中学では美術部に入っていた)で、強く影響を受けた先生です。77歳になられた今も精力的に制作を続けておられて、近作の塑像や若い頃の絵画風の平面的な連作などいずれもエネルギーにあふれた作品ばかりです。
個展というと、かすかに音楽が流れるなか鑑賞する人々も声をひそめる静謐な空間を思い浮かべますが、先生の個展は違います。
訪れる人ひとりひとりに大きな声で挨拶をし即大きな声で作品の解説をされるのです。しかも若い頃から変わらないよく響く声。それにしょっちゅう冗談を混ぜるものだからギャラリー内はいつもすごくにぎやか。こういう美術展も珍しいと思う。
「みんな解説を紙に書いて作品の横に貼っておいたら、なんていうけど、それはなんだか恥ずかしいじゃないですか?」などとおっしゃるけれど、実は来る人みんなに自分の制作意図や作法などを自分の口で説明するのが好きなだけなのです、先生は。でもその先生の熱い雄弁もまた楽しくてたまらないのでみんな足を運ぶのですねー。
短い時間でしたが今回もたくさんのことを教わった気がします。

田村進・テラコッタ.jpg

記念に買わせていただいたテラコッタ(粘土素焼き作品)。ジョン・レノンです。右のちょっと小さいのはおまけとしていただいた「アリーヌ(ゴーギャンの娘)」。
posted by りょうじー at 23:08| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

ナイト&デイ

ジューン(キャメロン・ディアス)は訪れていたウイチタから妹の結婚式の衣装合わせのためにボストンへ戻ろうと急いでいた。空港でチェックインを済ませて搭乗ゲートを探しているときひとりの男性とぶつかってしまう。紳士的で優しげなその男ロイ(トム・クルーズ)もボストンへ行くらしい。
なにかの手違いか、搭乗口でいったんは登場名簿にチェックがなく空席もないと断られたジューンだったが、なぜか離陸直前に機内に通される。満席といわれた飛行機も客は数人、空港で出会ったロイも同乗していた。
ハンサムなロイに心惹かれたジューンは、化粧室で丹念に身づくろいをして席に戻ってみるとなにか様子がおかしい。「落ち着いて聞いてくれ。実はパイロットが急死したんだ。」驚いて「どういうこと?」と聞くジューン。「私が殺した・・・・」「え、えぇぇーーー」
ジューンが化粧を直している間に、ロイは襲ってきた乗客を次々と倒しパイロットまでも撃ち殺していたのだった。
いったいロイは何者?極悪人の殺人狂なのか。訳が分からず混乱するジューンだったが、ロイが操縦する旅客機で不時着するしかない。
「誰かが君に『安全だ』といってどこかに連れていこうとしたらそれはイコール『危険』ということだ・・・・・」謎のことばをささやくロイ。ジューンはさらに問い詰めようとするが、どうしたことか意識が遠のいていく・・・・・・


サスペンス・アクション・ラブロマンチックコメディーです。はい、欲張り映画ですねー。こういう映画はともするとそれぞれの要素が薄味になってしまって全体的につまらないものになりがちですが、これはその点けっこうよくまとまっていました。くどい説明ぬきでくるくるシーンが変わっていく。強引ではあるがそれが結局成功していたと思います。
過去の映画のパロディーも随所に織り込まれ、血なまぐさいアクションも洒落たユーモアで中和されていた。あり得ない話とは分かっているけど、徹底的なエンタテインメント精神でそれを忘れさせます。前半にちょっとした仕掛けをばら撒いておいて後半で小出しに解いてみせる。ジェームズ・マンゴールド監督なかなかやります。
キャメロン・ディアス、もうピチピチした魅力はないけど、こういうジャンルではまだまだいけますなー。彼女の可愛らしい部分がとっても活きていた。トム・クルーズも相変わらずのニタニタ顔ですが、やっぱりこういう役をやらせるとなかなか上手い。鍛え上げたマッチョぶりも見せてくれます。
ただねー、引っかかるのは簡単に人をバタバタ殺しすぎること。確かに国家の安全にかかわる一大事の中という設定は分かるけどさー、あれじゃぁあまりに人の命が軽いよ。プロセスの説明省略はしかたがないけど、そういうことの説得力をもっとちゃんと持ってくれないとね。ちょっとそのあたりの安易さを感じました。

★★★★☆ ラブロマンス好きの女性とアクション好きの男性のカップルが喧嘩しないで観られる
posted by りょうじー at 22:35| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

銀杏と蓮池

弘前公園 銀杏と蓮池.jpg


弘前公園の今年の「菊と紅葉まつり」が開幕したようですが、追手門から入園して杉の大橋を渡り南内門をくぐったら、下乗橋・本丸の方に行かずに左へ曲がって坂を下ると、大樹の林の中に樹齢300年という大銀杏とその向かい側にはみごとな蓮池があります。
心が落ち着く空間です。
posted by りょうじー at 22:04| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 埋草写真館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

ロッテ、あっぱれ

千葉ロッテマリーンズが勝ちましたねー、パリーグCS。
いえ、別にロッテファンなわけじゃありません。リーグ3位から名門西武・ソフトバンクを打ち負かしての日本シリーズ進出が痛快なのです。
このクライマックスシリーズ、実は一試合も観てない。でも昨日の崖っぷちからの勝利でロッテが勝つかもしれないな、とは思っていましたが、こんなに鮮やかに勝っちゃうとはね。むしろ追い詰められて浮き足立ったソフトバンクのひ弱さが印象的でした。
特にジャイアンツファンでもありませんが、中日ドラゴンズがあまり好きになれない(もともと好きじゃなかったが、'09WBCに選手をひとりも出さなかったことでますます嫌いになった)ので、セリーグもジャイアンツがドラゴンズを打ち負かして日本シリーズに出てもらいたい。
両リーグとも優勝チームではなく3位同士が日本一を争う・・・・・なんだか矛盾しているような気もするが個人的にはそのほうがおもしろい日本シリーズになるんじゃないか、と思ってます。

ソフトバンクモバイルのあの父さん犬は今度はなんと言うのだろうか?
posted by りょうじー at 22:30| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

バタバタと・・・

先週は10日のオペラ鑑賞から次の日の県合唱祭、お世話になっている合唱団の定期練習が火・水・木・金、昨日は午後が月一の弘前メンネルコール練習に、夜は青森第九の会で今年初の指揮者練習、今年の指揮者をお願いした田中一嘉先生にご指導いただいたあとは、青森市民交響楽団の方たちとともに先生の歓迎会でした。
弘前市の某小学校合唱部のレッスン、弘前市の某中学校の校内コンクール審査のお話も先週のうちに次々とお話が決まりました。
けっこう楽しい日々が続いていますが、このあとも楽しそうだなー。ありがたいことです。

で、今日はこれから某上北地区の中学校の校内合唱コンクールの審査に出かけます。
posted by りょうじー at 10:24| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

青森県合唱祭

11日の体育の日は第52回青森県合唱祭でした。
場所は八戸市公会堂、弘前メンネルコールでの参加ですが、私は青森からなので青森市内のグリーンコールとあかしやコーラスの皆さんがチャーターした貸切バスに便乗させていただいて、朝の8時出発。約2時間の行程の予定でしたが、運転手さんが最短の道を知っていたので20分ぐらい早く着きました。10時15分からのリハーサルにゆうゆう間に合いました。
参加数は12団体の予定でしたがキャンセルがひとつ出て11団体。
混声4・女声6・男声1。地域別では青森3・弘前2・八戸6。
県の合唱祭は参加団体が少ないうえに、集客がおもわしくなく毎年議論が続いています。これといった特効薬が案出できないでいましたが、とにかく新しいことをやってみよう、ということで、今年は参加各団体に他団体の感想を書いていただくことと、《「もう一度聴きたい」アンコール合唱団》の投票をしていただくという試みを実施することになりました。
参加団体・聴衆の増加のために魅力ある合唱祭を創出していくことについてはもろ手をあげて賛成ですから、私も弘前メンネルの担当者として感想を書かせていただき投票もさせていただきました。ただお世辞を書き連ねるだけでは趣旨と少しずれる気がしたので、うかがったままに生意気なことを書いてしまったかもしれません。ご不快な部分がありましたら幾重にもお詫び申し上げます。大変失礼いたしました。
地元八戸のみなさんはおしなべて声がきれいですねー。特に女声がすばらしい。変な飾りがなくのびやかでくもりのない声をお持ちのところが多かった。ちょっと羨望でした。アンコール合唱団には迷いなく八戸の女声2団体(各団2票づつ持っている)に投票させていただきました。
ところが・・・・・・・・・・・・・・・・
開票結果が出て驚いた。なんと弘前メンネルコールが最多得票になってしまった。
そんなの予想もしていなかったのでアンコール曲なんか準備していない。慌てましたねー。しかたがないので本番でやった組曲の終曲だけを再演、あとは団歌としている「歌え若人」(「いざ起て戦人よ」で一般に歌われているものだが歌詞が違うバージョン)を演奏してお茶を濁しましたが。
男声合唱がひとつだけだったこと、地元よりも他地域の団体をという心理が働いた結果だとは思いますが、素直にうれしくまた光栄に思ったことでした。投票していただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。
これが県合唱祭の参加・集客拡大のきっかけになるとしたらさらに光栄なことだと思います。
ベテラン合唱団をしり目に、若い人たちの個性的なコーラスが支持される、あるいは逆に、元気いっぱいのシニア合唱団が選ばれる、みたいことがあれば絶対おもしろくなりますよね。
posted by りょうじー at 23:24| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月10日

La Traviata

弘前オペラ第40回記念公演でした。名作中の名作歌劇、ヴェルディの「椿姫」。
40回・・・・・うーむ、まずそれが凄い!私たちには想像もつかない困難があったにちがいない。それらを乗り超えて到達した金字塔ですねー。心から賛辞を贈ります。おめでとうございます。

舞台装置の点検調整などで開場が遅れたりすることもあるけど、今回はどうやらうまくいったらしく早々に席が埋まっていきます。いつもながら前側の席が少し空いているだけでほぼ満席。
前奏曲の出だしの弦が少し不安定だったがすぐにいつもの弘前オペラ管弦楽団の息のあったサウンドに。乾杯の歌のときにはピット・舞台が一体となって華やかなオペラの世界になりました。
今回はキャストはどなたも声量豊かで、演技力も安定していて大変見ごたえがありました。合唱にもう少しパワーがあるともっと舞台がぱっと明るくなったかな。でもベテランの会員のみなさんの上手さで18世紀パリ社交界の雰囲気はちゃんと出ていました。おお、合唱に弘大混声の一年生テナーふたりがいるじゃないか。うむ、あっぱれじゃ。なにごと経験だからな。

なんといっても聴衆を圧倒したのは主役ヴィオレッタを歌った虎谷亜希子さん。幕が進むにつれて調子が上がり、三幕のクライマックスは歌唱・演技ともに最高潮、複雑に揺れ動く切ない女心を場面場面で歌い分ける、天性のソプラノ歌手の証しです。ブラヴォーーーーーー・・・・・
彼女のお母様は実は私と大学の同期、一緒に合唱した仲間です。大学卒業後弘前オペラの中心となって、この「椿姫」のヴィオレッタも持ち役としておられたのですが、残念ながら早逝されているのです。そういうこともあって個人的にいろいろ脳裏をよぎるものがあり、その愛娘である亜希子さんの迫真の演技に、ラストはやはり涙せずにいられませんでした。

まさに40回記念公演にふさわしい極上の「La Traviata」でした。
posted by りょうじー at 22:02| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

Nコン全国大会

始まりましたねー、NHK全国学校音楽コンクール全国大会。
今日は小学校の部。たまたま午後の時間は空いていたのでテレビで観て聴きました。
明日は中学校ですが、弘前オペラの「椿姫」を観に行くので聴けないし、あさっての高校も県合唱祭で八戸まで行かなくちゃいけないので聴けないんだな。

どの学校も個性を前面に出した演奏で甲乙つけがたい。聴くポイントによって順位は大きく違うのじゃないか?と思っていたら、案の定、成績発表の時間になっても連絡が来なくてアナウンサーが慌てていました。
私の予想は大外れだった。どちらかといえば、大人びた声や歌い方、背伸びしたつくりの演奏よりも、小学生らしさを素直にあらわしたところが上位だった気がします。
過去二年銀賞受賞で今年こそ金を、と期待された青森県代表の弘前市立小沢小学校は残念ながら奨励賞に終わった。私たちを驚かせたおととしのインパクトはやはり薄かった。難しいです、コンクールは。

家人は課題曲の「いのちの一丁目」を最初「地獄の一丁目」と勘違いしていた・・・・・・・・そんなのがNコンの課題曲になるかーっ!
posted by りょうじー at 22:43| 青森 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月08日

十三人の刺客

太平の世に慣れきった江戸時代の末期、明石藩江戸家老・間宮図書(内野聖陽)が、老中・土井大炊頭(平幹二郎)の屋敷の門前で切腹して果てるという事件が起こる。自らの主君である明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の非道残虐な振舞を訴状にしたため幕府の処置を促すための自害であった。
将軍家の実の弟である斉韶は次期老中職に決まっている。幕府内部では斉韶排斥の声があがるが将軍の裁定は「穏便に済ませよ」というものだった。将軍のことばは絶対、逆らうことは許されない。世の行く末を憂う老中・土井は悩んだ末に斉韶暗殺を決意する。
土井がこの男ならと見込んで屋敷に呼び込んだのは、御目付役・島田新左衛門(役所広司)。家中の者ばかりか一般の庶民をも平然となぶり殺しにする斉韶の所業を明らかにしその役目を託す。新左衛門は斉韶が参勤交代で国許へ帰る道中を狙って襲撃する計画を立て、御徒目付・倉永(松方弘樹)をはじめ心を許し合える仲間を集めにかかる。
主君の暴虐に心を痛めながらも、命を賭して主を守ることこそ侍の本分と信じる明石家用人・鬼頭半兵衛(市村正親)は、島田たちの計画を察知し防御のための策を練る。

明石藩の行列は江戸を出立、島田たちも決戦場と定めた落合宿へと馬を走らせる・・・・・・・


1963年の同名の時代劇のリメイク。リアルタイムでは観ておりませんが、十年ほど前にレンタルで観た覚えがあります。一世を風靡した東映チャンバラ映画の様式を破壊して、新しい時代劇を創造していこうとする意欲的な作品だった。池宮彰一郎の脚本が素晴らしい。あり得ない話なんだけど綿密な時代考証と徹底したリアリズムが観る者を納得させてくれる。原典はどう見ても黒澤明の大傑作「七人の侍」。寄せ集めの小集団が数的に圧倒的な敵と戦うシチュエーションはやはりスリリングです。
この映画の売りはラストの50分にも及ぶ13対200(以上)の大殺陣ですが、それも見ごたえがないわけじゃないけれど、言ってしまえばただの殺し合い、むしろそこに至るまでのプロセスの緊迫感がこの映画の肝ではないでしょうか。例えば太平の世で真剣での斬り合いの経験の無い武士が集まってくる過程、敵味方双方が知恵を出しウラをかきあう謀略戦など・・・・が面白いところだと思うんだが、そこがちゃんと描ききれていないと思う。お人よしのイメージのある稲垣吾郎を人非人の殿様役に起用したのは確かに面白いし、予告編で観ると「なるほど、これは有りだね」と思ったりしたんだけど、本編を観るとやっぱり稲垣のお行儀良さがそこここにチラチラしてしまう。63年版でその馬鹿殿を演じた菅貫太郎のなんともいえないヌメーッとした憎々しさ(こんな奴暗殺されて当然と誰もが思う)とは比較になりません。
でも、時代劇史をあんまり知らない若い衆には、今風のアクションムービーとして新鮮に面白く観ることができるのじゃないかな。一生懸命造られた1本ではあります。

★★★☆☆ 時代劇の面白さの再現という意味では確かに成功している
posted by りょうじー at 23:04| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月04日

師匠逝く

昨日合唱の師匠である石見普二男氏の訃報で接しました。お加減が悪いということは耳にしておりましたが、あまりに突然の訃報で言葉がありません。

昨年11月、青函市民交流祭に函館男声合唱団を率いて来青され、以前と変わらぬ指揮ぶりでともすれば忘れがちな合唱本来の最も魅力的な部分をひきだしてみせてくれました。楽屋に挨拶にうかがったときも何度も握手を交わしながら「これからまた新しい人生だ」と意欲をみせておられたのに・・・・・・・・・・あれがお会いした最後になろうとは・・・・・・・・

思い出は限りなく到底言い尽くせません。
天国へ行かれても、きっとすぐに仲間を招集して合唱団を作るに違いない。合唱ひとすじに生きた石見先生、どうぞ安らかにお休みください。
posted by りょうじー at 15:46| 青森 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月03日

リノス・アンサンブル第11回演奏会

青森市の声楽アンサンブル、リノス・アンサンブルの演奏会を拝聴してまいりました。
女声5人・男声3人のグループ、声を合わせ、息を合わせて歌う楽しさがあふれる演奏を、継続して私たちに届けてくれることにまず敬意と賛辞を表します。
主宰でバスパートの五十嵐隆泰先生は、青森市合唱連盟理事長であり、混声合唱団グリーンコールをはじめいくつもの合唱団を率いる名指揮者でもいらっしゃるので、その音楽性の高さは定評あるところです。
まず1ステージ目は18世紀のパートソング集、今日の会場は反響版がなく照明装置などの枠がむき出しのデッドな空間なので、はじめは合わせるのに少し苦労されていたようだが、そこは熟練のグループ、歌うにつれて引き押しの巧みさが現れてきます。
2ステージ目はピアノ伴奏が入って「走る海」など邦人曲。純正調と平均率が少し喧嘩した感じがあったかな。
特別ステージとして市内の女性弦楽アンサンブル、オルケスタ・フローラをはさんで(指揮は五十嵐先生)、3ステージ目がエルガーのパートソング集、なかなか面白い曲だった。いつかエルガーの合唱曲をやってみたい、と思いました。ラストステージは多田武彦の名作「わがふるき日のうた」から5曲。この曲の持つ抒情がよく出ていて好演だったと思います。特にテナーの白崎憲さんのソロはいつもながら素敵でした。声のそのものに憂いがあるからこの曲にぴったり。心に染みました。

次回の演奏会は19世紀のパートソングを中心に歌われるそうですが、ステージに古いイギリスの居間風の椅子テーブルでも置いて、家族・友だちで夕食後にコーラスで楽しむ風景の演出なんかはどうですか?
posted by りょうじー at 21:23| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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