2009年02月28日

潜伏期

この2月はどちらかというとゆるゆる、潜伏月といいましょうか。
例年あまりスケジュールがタイトじゃない月だけど、普通の冬なら家の周りの除雪でそのぶんのエネルギーは使います。ところが、今年は記憶にないほどの暖冬少雪、助かったといえないこともないが、ちょっとダラけ気分になってしまったな。
こういう時こそいろいろ勉強すべきなのですがね。生来のなまけもの性分が勝ってしまって、結局ダラダラ。ブログの記事数も少ねー・・・・

明日、3月からは心を入れ替えて真人間にならなければ!
年度がかわるのは4月ですが、そのための準備と情報収集は怠りなくやらなくちゃいけません。
5月にはコール・ステラ(女声合唱・青森)のコンサート、7月はOBC(混声・北見)演奏会と、シャンテアンクール(女声・青森)のコンサート。その他賛助出演などの本番もはさまってくる予定。準備のための時間を数えれば、もうゆっくりしちゃいられません。

弘前大学は全く文字通り新年度で、新役員の新体制。今後のことを考えれば、4月の新入団員獲得は重要かつ必須の急務。幹部のひとたちといっしょに、弘混の魅力を伝える方策を考える3月でもあります。

嬉しくも哀しい、誕生月でもあるし・・・・・

喝!!!
posted by りょうじー at 22:16| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

チャイルド44

小説です。
読書は好きなほうですが、ジャンルが偏っている(ほとんど海外ミステリー、たまに国内ミステリー)ので、この読書感想文というカテゴリ分けがあるにもかかわらず、あまり書いてないのですが、この本はあまりにおもしろかったので、思わずご紹介します。
「このミステリーがすごい!2009年版〜海外編」第1位の作品。「このミス」1位だからって、相性が悪ければあんまりおもしろく読めなかったりするものだけど、これは文句なし!

時代・背景は1950年代のソ連(現ロシア)、いわゆるスターリン体制下。国家によってがんじがらめに統制され、洗脳させられているというより、生き延びるために、愛するものを守るために、すすんで自らを洗脳していくしかなかった時代。その中で起こる陰惨な事件、それに否応無く係わっていく国家保安省のエリート捜査官レオ・デミドフが主人公。それが当然で、それしか生き抜く道はあり得ない、と信じていたことが、ひとつの事件をきっかけに少しずつ崩れ始め、自分を欺き続けることのむなしさに気づいたときは、国家反逆者として追われる身となってしまう。絶望的な逃避行がはじまるが、それは思いも寄らない真相へと近づく旅でもあった・・・・・・

ロシアでは発禁になった、と聞きました。半世紀以上も前の過去の話とはいえ、自国があんなにも恐怖政治の国として書かれていればねー。でも、そういう過去を暴きだすとか、告発するようなにおいは全然しない。だいたいそんなことをあれこれ思い悩んでいるヒマはありません。次々と衝撃的な事実が浮かび上がり、終盤のサスペンスに満ちた展開から、ついにその姿をあらわす驚愕・仰天の真相。
本を読んでいるだけなのに、思わず息が荒くなってハーハーしてしまう小説は、めったにあるもんじゃないよ。

トム・ロブ・スミス著 新潮文庫(上・下巻)
posted by りょうじー at 22:02| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

The Oscar goes to

「おくりびと」が第81回アカデミー賞・最優秀外国語映画賞をとりましたねー。いやー、凄い!
2008年映画マイベストとして仲間うちにお薦めしていた映画なので、私もマジ嬉しいです。
儀式・こども用のチェロ・庄内の四季・ふぐの白子焼・昔ながらの銭湯・・・・・(観ていない人にはなんのこっちゃ分からないと思うが)確かに美しく描かれている。日本独特の風土というか文化といったようなものが、もの珍しさもあいまって、今回の快挙につながったのは確かだと思う。「死」に向かい合うときに、逆に「生」を考えるのは、人種・民族を超えて人間共通のことでもあるだろうし、実際、この映画を観終わって「まっとうに生きなくちゃダメだよなー」と思ったのは私だけではあるまい。
でもね、それよりもなによりも、この映画はおもしろいのよ。とにかく、まず、おもしろい映画なのね。日本の特殊性や哲学的なことばかりが並んでいたら、今回の受賞は無かったと思います。

3月なかばにはDVDがリリースされるようだけど、映画館に足を運んで観るべき映画ですよ、やっぱり。(まだ上映中の館もあるので)
posted by りょうじー at 22:02| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

冬の嵐

ヴィヴァルディの「四季」といえば、風が舞い遊び、鳥がさえずる「春」が最も知られていますが(日本では特に「春」ばっか)、不穏の空気のなかに嵐がふきすさぶ「冬」が私は好きですね。
今、凄い強風が吹いて家が少し揺れています。まさに冬の嵐。
低気圧が勢力を強めて台風なみに発達中で、これから強い冬型の気圧配置になろうとしている最中です。明日はまた吹雪ですなー。

「フブク」「シバレル」などの雪国語は、いまでは全国区になっていると思うけど、こんなのはどうでしょう。

「今日はダンキだから道はジョゲているし、雨も降っているけど、明日はきっとアマガエシがくるな」

ダンキは「暖気」、ジョゲるは「ゲチャゲチャになる」、アマガエシは「雨のあと急激に雪になる」の意味で、

「今日は気温があがったから、道の雪が溶けてゲチャゲチャになっていて雨模様だけど、低気圧が通過したあとは、西高東低の気圧配置になって雪になるだろう」

という訳(やく)になるわけです。
posted by りょうじー at 22:18| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

つけ麺File 005

《幡龍 藤崎店》和風つけめん


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少し太めの麺のツルツルぐあいがつけ麺にちょうどよい感じ。つけつゆの上にのっかっているのは干蝦、ここもゆずがちょこっと入っています。好きなつゆの味でした。
割りスープ付きなので、食べた後つゆも味わえます。

藤崎町 国道7号線沿い

posted by りょうじー at 20:45| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 美味特記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

弘響第21回定期

先週土曜日は弘前交響楽団の第21回定期演奏会でした。
思えば昨年の今の時期、弘前音楽祭「第九」演奏会では弘前交響楽団のみなさんにはいろいろお世話になりました。指揮者の新通先生はじめ、たくさんの皆様と懇意にさせていただきました。
毎年演奏会はできるだけ拝聴させてもらっていますが、そういうわけで今回は特に楽しみにしていたコンサートでした。

会場の弘前市民会館に着くと、開演40分前にもかかわらず長蛇の列。いつも良質の音楽を提供してくれる弘響、相変わらずの人気ですねー。
開演前には、二階ロビーでチェロ奏者たちとハープによる、ちょっとした演奏もあったりして、期待はますます盛り上がります。
1ステはモーツァルト「後宮からの誘拐」序曲。ん?最初のステージのせいか少し固い感じ。パーカッションがとても楽しそうにやっている割にのりがもうひとつかな?2ステはシューベルト「ロザムンデ」から。これも端正で美しい演奏ながらすこし抑制が利き過ぎている印象がありました。
でも今考えると、なんだか物足らないなー、と聴衆に思わせたのはもしかしたら計算どおりだったのかも知れない。
そう思わせたのは、メインステージのショスタコービッチの交響曲第5番。
これが凄かった!
だいたいがメチャクチャかっこいい曲だけど、この曲のケレンを余すところなく引き出して見せた指揮者の新通先生はやっぱりただものじゃありません。奏者も先生の的確でしかも音楽の様相を現してみせる棒に食らいついて、凄まじいばかりのテンション。意識的に組み込まれた“よどみ”の深さ、逆に流れに流れていくスピード感。ステージ上は火花が飛び散り、ついには白熱となり渾然一体となって昇華していく。
この難曲をアマチュアのオーケストラが弾きこなすのは技術的には至難のはず。だけど、1楽章が始まったとたん、そういう危うさはどっかに吹き飛んでしまった。息をするのも忘れて客席の椅子にしがみついて聴いた音楽はひさしぶりでしたねー。
演奏するものは、本番で100%をめざしますが、多くはそこまでいかないで終わってしまう。でも今回のショスタコ5番は、恐らくは弘前交響楽団の能力の100%を超えていたのじゃないかと思うのです。
そんなこと、めったにあることじゃないと思うんだけど。

ほんとうに素晴らしかった。正真正銘のブラボーでした!

弘響ロビーコンサート.jpg

《ロビーでのミニコンサート》
posted by りょうじー at 21:22| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

チーム青森優勝

第26回 日本カーリング選手権大会の女子の部で、チーム青森が、予選・決勝を通じて、土つかずで優勝しました。
青森市スポーツ会館・カーリングホールで行われた今大会、今日のチーム青森vs常呂高校の決勝戦の模様は、NHKで生中継されていて、緊迫のゲームをテレビで観戦していました。
前半第2エンドで一気に5点をあげたチーム青森、「さすが貫禄だなー、相手は高校生だし」なんてゆったり気分で応援していたら、なんと常呂高はじりじりと追い上げてきて、第9エンドで逆転してしまった。第10エンドで青森がほとんど勝ちの場面でもミスが出て同点、サドンデスの延長戦へ。第11エンド、先攻のチーム青森は必死にしのいでサークルの中にはチーム青森のストーンが2個。2点獲得で勝利のチャンスだが、最後の1投を空いている真ん中に決められれば1点差で負け。しかし、むこうもプレッシャーがはんぱじゃなかったんだな。常呂高のスキップのストーンはサークル手前で止まってしまい、チーム青森は辛くも勝ちを拾った。

あっぱれ!!!!!常呂高校。王者チーム青森をあそこまで追い詰めたその戦いぶりは、優勝のチーム青森よりも賞賛されるべきものだと思うよ。チーム青森のガッツにはいつも感動するけど、今日の常呂高のすごい精神力には脱帽です。君たちのおかげで、チーム青森はまたひとまわり強くなったにちがいありません。ありがとう、常呂高校女子カーリングチーム!

常呂のスキップの吉村紗也香さんは、中山美穂似のとってもチャーミングな子だったな。思わず口惜し涙を流していたのがまた可愛かったけど、泣くな!吉村選手。君には未来がある!
卒業したらぜひチーム青森へ入って、次代をになってもらいたい。頼むっ!
誰か、ちゃんと席を用意しといてね。
posted by りょうじー at 23:29| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月13日

アラカン

今朝、NHKの番組に坂本龍一《教授》が出ていました。
「我々はアラカンだから・・・・」てなことを言っていました。アラフォー、アラフィーの次がアラカン、すなわちアラウンド還暦。なるほどねー。アラ還かー。
ま、私はちょうど今年が還暦だから、どまんなか・・・・・ドカン?
確かに体型はそうですが・・・・・

アラカンといったら、往年の時代劇スター「嵐 寛壽郎」なんですがなー、私なんか。「鞍馬天狗」や「むっつり右門」など、せりふ回しの渋さが好きでした。
お若いかたには、なんのこっちゃわからないと思いますが。
posted by りょうじー at 22:11| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

なにか変だ

今日は親戚のお通夜があって弘前へ。
冬の間は、危険があぶないので、極力JRを利用することに数年前から決めているのですが、今日はあまりに良い天気。マイカーで行ってきました。
道路はすっかり乾いていて、土ぼこりもかすかに上がっている。春の景色ですよ、これは。2月半ばの青森じゃない。例年なら、連日の雪かきで泣き言のひとつも言いたくなる時期ですからなー。確かに楽だけど、なんだか気味が悪い。
この冬は、春先にあるべき《三寒四温》が雪の降り始めから続いている。もしかしたら《二寒五温》ぐらいかも知れない。このまま春になってしまうんですかねー。そうだとすると、雪国の暮らしが楽になった、と喜んでばかりはいられないんじゃないか?たぶんいろいろなところに齟齬が生じると思います。
青森市は世界有数の豪雪都市として、単に現象面だけでなく、忍耐と根性の精神力を保ってきた面があると思う。こういう異常気象が続くと、そういうところが崩れていって、世界有数のヘタレ都市になりかねないと思うよ。
posted by りょうじー at 21:31| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

声のかけはしコンサート

「声のかけはしコンサート」を拝聴してまいりました。
合唱指揮者・長谷川久恵先生の指導・監修による、青森県内の音楽教師集団(Music Terachers Unit in Aomori)の女声合唱の演奏会。2007年に続いて2回目です。
オープニングとエンディングの合唱では、二階席の教え子たちも加わって、ステージと後方上からの声が交錯するという素敵な演出もありました。グレゴリオ聖歌からホルストまで、古今のAve Mariaの名曲を並べた第1ステージからはじまって、15世紀の作曲家オケゲムのミサ、近代フランスのシュミットの作品、さらには「北国の春」、チャイコフスキーの花のワルツ合唱版まで、多彩な音楽で楽しませていただきました。
忙しいなか、時間をつくって挑戦し、ここまでつくり上げたことに対して心から敬意を表したいと思います。長谷川先生の薫陶によるところ大であるとはいえ、こういう活動のなかからなにかをつかみとろうとする姿勢が音楽をしっかりと支えていて、他では聴くことのできない刺激的な合唱の数々でした。
小・中・高の音楽の先生のユニットということで、何人かの先生が交代で指揮を担当するという、なかなかユニークな企画なのですが、欲をいえば、今回指揮をされた先生のひとりひとりの個性、こうやりたい、という主張がもっと前面に出てもよかったと思います。優れた感覚をお持ちの方ばかりなのですから、ちょっと示唆するだけで音楽がグッと動くはず。アンコールで長谷川先生が指揮された「さとうきび畑」では、俄然音楽に命が吹き込まれて、音列の奥にあるものが鮮明に現われたのが、なによりの証拠だと思うのですが・・・・。
そんなに遠くない時期に、三回目のコンサートをぜひお願いしたいものです。
posted by りょうじー at 22:19| 青森 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

20世紀少年<第2章>最後の希望

「血のおおみそか」と呼ばれる巨大ロボットによる虐殺は、ケンヂ(唐沢寿明)たち「よげんの書」の仲間によってかろうじて阻止される。しかしその15年後、西暦2015年、その事件はケンヂたちが起こしたものとされ、阻止したのは「ともだち」と信じられていた。「ともだち」は、救世主としてあがめられ、その勢力は世界にまで及んでいた。

ケンジは、「血のおおみそか」の夜以来行方をくらましていたが、高校生となった姪のカンナ(平愛梨)は、叔父の無実を訴え続け、「ともだち」一派の陰謀が暴かれることを願っていた。
無法地帯と化した新宿で、中国マフィアとタイマフィアとの抗争を不思議な力で仲裁したカンナは、その騒動の裏で起きた無残な殺人事件をきっかけに、次第に「ともだち」に近づこうとする。そして、なにかに導かれるように、ケンジの仲間がカンナのもとへと集まりはじめる・・・・・


あまりに現実的なことばかりになっている昨今、こういう映画がある程度受け入れられていることに、少し安堵しています。
腑に落ちないところはいっぱいあります。ジグソーパズルの隣り合ったピースの形はちゃんと合っていないうえに、足りないピースも多すぎる。そうは絶対ならないでしょ!とつっこもうと思えば、きりがないくらいにつっこむことはできます。
だけど、この映画の面白さは、そんなことは全然気にしないところ。
これとあれをつなげたらどうなっていくだろう?
あの部分をふくらませていったらどうなるだろう?
そういうことの連続でできているんだな。いわば「空想」であり「夢想」の映画です。「妄想」といってもいいかも知れない。私のようなガチガチのかつての20世紀少年には、それはたまらなく楽しいことなのです。私たちの少年時代はそれがふつうのことだった。物がない時代だったから、夢想する時間は楽しみだったし、漫画雑誌などでいつもそのタネを見つけていた。そういう意味では今のこどもよりも幸せだったんじゃないかな、と思ったりもします。
荒唐無稽、奇想天外、着想奇抜、脈絡もさだかではない話なんだけど、そのとんでもなさを素直に楽しんでいる自分に、いまさらながらちょっとびっくりしました。
完結の<第3章>も期待大です。

これは<第1章>を観ていないとサッパリ訳が分からない。もし観ていなかったら、DVDなどでちゃんと押さえておきましょう。

★★★★★ けっこう夢中になって観ていました
posted by りょうじー at 21:12| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

立春のバナナ

さっき、ちょっと小腹がすいたので、バナナを1本食べた。
私がこどもの頃は、バナナは貴重品だった。「ハレ」の日の食物だった。一年に何回もない、特別な日に食べるものだった。なんでもない日にバナナを食べられるのは、いいとこのおぼっちゃん・おじょうちゃんだった。
それがどうだ。今では一年中食える。どちらかといえば安価な果物かも知れない。

若い人には「なに言ってんの?このおっさん」と言われるのを承知で言うと、立春とはいえ、まだまだ冬のさなかだというのに、バナナを食うのはなんとなくうしろめたい気がするのだ。
そういう世代なのね。私たちは。
posted by りょうじー at 23:06| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

慰めの報酬

執拗な追撃を間一髪くぐりぬけたジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、愛した女性ヴェスパーの自分への裏切りの真実と、謎の組織の存在を知るミスター・ホワイトを、M(ジュディ・デンチ)とともに尋問するが、同僚の英国諜報部員として潜入していた組織の手先によって突然襲撃を受け、生き証人のホワイトを射殺されてしまう。
その裏切り者の銀行口座から浮かび上がってきたのは、環境事業を標榜しながら、どうやら裏社会で不穏な活動をするドミニク・グリーン。Mは恋人への復讐の念からいき過ぎがめだつボンドをたしなめるが、真相をつきとめるために、ボンドはグリーンのいるハイチへ向かう・・・・・・・


007シリーズ通算22作目、ボンド役がダニエル・グレイグに替わってからは2作目。ニヤケ色男が続いていい加減に辟易していたところに、若き日のボンドとして新ボンドが登場した前作「カジノ・ロワイヤル」は、作風もがらりと一新、暗めの色調でぐっと引き締まった007だった。
この「慰めの報酬」は、その前作のラストに直結したところから始まるから、「カジノ・ロワイヤル」も観ておいたほうが話は分かりやすいが、なに、観ていなくたってこの映画は十分楽しめます。冒頭のシーン、イタリア、二台の車のカーチェイスを目撃した警官が、無線で連絡・・・・「グレーのアストンマーチンが黒のアルファロメオの追跡を受けている・・・・」
いいねー。ワクワクの滑り出し。この映画はやっぱりこうでなくっちゃね。
とにかくアクションシーンが派手派手。カーチェイスもあれば、屋根から屋根への人の追いかけっこ、海上でのボートチェイスから、果ては航空機チェイスまであるんだからね。もちろんお約束の、もはや芸術的ともいえる爆破シーンもちゃんとある。今回のボンドガール、モデル出身のオルガ・キュリレンコも美しい。
でもね、そういう伝統的?なシーンの割りに映画自体があんまり盛り上がらないのよ。ダニエル・グレイグのポテンシャルは確かに高い。これまでのボンドよりも格段に強い感じがする。だけど、007映画の魅力はそういうすごい強い面と、超スタイリッシュな面とのなんともいえないミスマッチだと思う。水中で敵を倒したあと、ウエットスーツを脱ぐと白いタキシード・黒い蝶ネクタイをちゃんと下に着ていた、みたいなところがねー・・・・。
かなり長い間続いたオチャラケ007に戻しちゃいけないけど、今回の新ボンドはちょっと泥臭さ過ぎ。今までと違うシリアスなジェームズ・ボンド像をつくり上げようとしているのは分かるが、あまりにジメッとしてしまいましたな。
次回作ではほんの少し軌道修正をお願いしたいもんです。(ミョウチキリンな新兵器とかはいらないけどね)

★★★★☆ 007に特に思いいれのない方にはけっこう面白いと思う
posted by りょうじー at 22:42| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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