
今年4月に開館した、十和田市現代美術館に行ってきました。
日本の道百選・新日本百景にも選ばれた十和田市の官庁街通りの一角にあるこの美術館、現代アーティストのインスタレーション(創造的空間芸術)がそれぞれ1室を与えられていて、我々観客は迷路を巡るようにひとつひとつの個性を体験していくようになっている。ちょっとアミューズメントパーク系に近い感覚でなかなか楽しめました。
最初の部屋で度肝を抜かれる、巨大な女性像(高さが4メートル)をはじめ、次々と遭遇する異次元空間はみごたえあります。
ある展示室のとびらを開けて(そこは引き戸になっている)外へ出ようとしたとき、反対側から同時に開けようとしていた女性と鉢合わせ。「ヒエッ」と息を呑んでビックリされた。よく見たらスタッフの女性じゃないか。そういう状況はスタッフなんだから予測できるだろう。「きっと怪物と顔を合わせたと思ったのよ」と一緒にいた妻に大笑いされちゃったじゃないか!そのスタッフさんは、ちょっと照れ隠しもあったのか、次の展示室に案内してくれたんだけど、入り口で思い切りけつまづいていた。よっぽど動揺したらしい。
だけど、導かれて入ったそのインスタレーションが素敵だった。すごく暗い部屋。はじめはよく見えないのだが、目が慣れてくるにつれてそこは、照明を落としたダイニング・カフェを模してつくられていることがわかってくる。窓があってどこかへ続くハイウェイの風景が、反対側に目をやると鏡になっていて、幻影のような自分を発見する。いやー、不思議な空間だったなー。
どちらかというとこじんまりした美術館だけど、見所は多いと思います。ときどき振り返ってみる、のぞける場所は必ずのぞいてみることをお奨めします。
ほんとに街なかの美術館、ガラス張りの回廊からふと外をながめると、そこは普通に家があってベランダには洗濯物が干してある。
そこの落差がまたいいんだねー。
十和田市現代美術館ホームページ



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