2008年01月31日

餃子の衝撃

毒入り?餃子で日本中が揺れております。
こういうことになると
「中国はいったいなにをやっておるんだ!」
「輸入業者はどこチェックしてるんだよ!」
「政府の管理体制が不備なんじゃないの?!」
という話になるわけだけど、我々消費者にも大きな責任があると思うよ。
ミートホープの前の社長が逮捕される前にちょっと口をすべらしたことを覚えている。
曰く「なんでスーパーとかが冷凍食品を4割引だの半額セールだのできると思うか?消費者もその辺をもういっぺんよーく考えてみて」
マスコミはいっせいに「盗人たけだけしい!」みたいに前社長を非難したけど、私は一面の真実をついた発言だと思う。
「冷凍食品」をお手軽にしかも「安価」に利用することに慣れてしましまった私たち。もちろん、儲け第一主義の市場側、それをどうすることもできない行政側、生き残るために自分の良心に目をつぶってしまう生産者側、みんな襟を正すべきです。しかし、そういうことに対してすべてゆるゆるになっちゃってる私たちこそ、まず考え直さないといかんのじゃないか?
posted by りょうじー at 22:26| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

審査員座談会

ハーモニー誌冬号が先週手元に届き、チビチビ拝読しています。
例年のように冬の号はコンクール全国大会が記事のメイン。審査員座談会もいつものように載っています。
自分が聴いたあの団体・このグループの演奏を思い出しながら読んでいますが・・・・・ふーむ、なるほど、そんなふうに聴かれているのですねー。微妙なところもないわけじゃないけど、大筋同感ですな。

一般の部Aグループの座談会のまとめで、N先生(いまさらイニシャル)のお言葉のなかに
「われわれ審査員は演奏効果だけに左右されない自信があります。本当に奥深いものをやってくれたら、とても地味なものでも、ちゃんと受けとめて、そこを金賞にしたいと思いますから。」
という、とても力を与えられる一節がありました。

よーし!そのことばを支えとして、来年度もがんばるぞ!!
posted by りょうじー at 23:29| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

19世紀ロンドン、暗鬱な街へひとりの男が戻ってくる。かつて腕の良い理髪師として妻子とともに平穏で幸せな暮らしをしていたベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)。
彼の美貌の妻に横恋慕したターピン判事(アラン・リックマン)によって卑劣な罠にかかり無実の罪で牢獄に囚われの身となっていたのだが、15年後脱獄を果たしたバーカーは、判事への復讐と妻と成長した娘の救出のためにフリート街へ帰ってきたのだ。かつての彼の店はミート・パイを扱う店となっていたが、オーナーのミセス・ラベット(ヘレン・ボナム・カーター)から妻と娘の15年間の不幸を聞き出す。
「やっぱり、あなたはベンジャミン・バーカーなのね?」と聞かれ「いや俺の名はスウィーニー・トッド、別人となって復讐を果たすのだ!」と言い放つバーカー。久しぶりに手にした剃刀の刃に映った彼の眼には憤怒の炎がメラメラと燃える・・・・・・


ティム・バートン監督・ジョニー・デップコンビの映画ですからなー、一筋縄じゃいかんだろうと予想はしておりましたが・・・・・うーん、はっきり言って私は評価できません。
ネットでこの映画についてのレビューをパラパラ見ると、とっても評判いいのね。けっこう好きな人が多い。確かに丁寧な映画づくりだったし、映像美という点では圧倒的なものがあった。音楽もさすが。ジョニー・デップも歌がなかなか上手かった。
でもなー、こういう陰惨な復讐話をミュージカルに仕立てる必要性が第一あるんだろうか。まず、そこにすごい違和感を覚える。そのうえ舞台ではバッと暗転になるかなんかして、これはお芝居なんですよ、と観てるほうの想像に任せられるシーンが、映画ではモロリアルになるわけだからねー。その必要性に個人的にとても疑問を持ちました。むしろ、この映画がこんなにも絶賛されることに怖さを感じます。(ゴールデン・グローブ賞をこないだ獲ったけど)
ストーリー上、アラン・リックマン演ずる(演技も歌もすてきでしたが)判事が悪役なんだけど、主役のスウィーニー・トッド(またも出ました白塗りデップ)のほうが百倍怖くて人でなしなわけよ。あんなにひどいことされたんだからあれぐらいの仕返しはやっとかないとなー、というのは違うんじゃないか?
そこの非日常というか、落差みたいなところが評価されているのだと思うけど、このごろ頻発している、恐ろしい事件の数々を考えると「あれは映画だよ、映画!」と片付けられないと思うんだけどなー・・・・・

★★☆☆☆ 私ははっきりいって嫌い!
posted by りょうじー at 22:31| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

電車内の歌声

あわただしい先週末だったなー。
深夜に及んだ弘混定演の打ち上げからホテルに帰り、翌朝8時の電車でいったん家に戻って雪の様子を見ようと思いすぐ就寝したのだが、目を覚ましたらもう8時を回っていた。こうなったらしかたがない。また夕方には第九の練習で弘前入りだけど、重い荷物も家に置いてきたいし10時の電車で青森へ。

ほぼ時刻どおり弘前駅を発車したのだが、2分も走ったところで急停車。降雪のせいか少し先の踏み切りに不具合が発生しているらしい。車内に「しょーがねーなー・・・・」の空気が流れるなか、「なんだ?」「火事か?地震か?」「オヤジか?」「オヤジじゃねーよ」「デヘヘヘ・・・」と素っ頓狂な女の子の声。この妙なギャグモードに入っているのは、少し離れた席に座っている4人の小学生とおぼしき女子児童。
とっても自由人の彼女らは、その後もなにやらボケとツッコミを言い合って楽しげにしていたのだが、青森まであと3駅というあたりで、やにわにひとりが細いがきれいな声で歌いだした。すると他の子たちが次々に合わせてコーラスになっていくではないか。さすがに大声ではなくひそやかに歌ってはいたものの、なかなかみごとなハーモニー。
そこではたと気がついた。「この子たちはもしや・・・・・」

夜に県合唱連盟のHPで確かめたら、やっぱりそうでした。
昨日青森駅前のホールで行われていたアンサンブル・コンテストに出場するために弘前から青森に向かっていた子たちなのでした。
なるほど、小学校の部は午後からだったんですね。
今回のアンコンは拝聴する余裕が全く無かったので断念しましたが、思わぬところで、ほんのひとかけらだけど、アンコン出場者の歌声を聴くことになったわけです。
なんだか・・・・・・・おもしろいねー。

小学校の部で弘前から出場したのは1校だけ。見事金賞を獲得していました。いやー、おめでとう!
帰りの電車のなかでは、いったいどんなギャグを飛ばしあっていったんだろうなー、あの子たち。
posted by りょうじー at 22:05| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

弘混定演45th終了

私は大学生の合唱団の自主性を重んじています。
定期演奏会も彼らが自分たちで考え自分たちでこなしていくべきだと思っています。
だから「それはちょっと違うんじゃ・・・」とか「そっちの道じゃなくてこっちの道のほうが良いのに・・・」みたいに感じることもままあるけど、よっぽどのことじゃない限りその歯がゆさをがまんして口を出さないことにしている。自分の学生時代を振り返っても、なんにも知らずにやっていたことが今になってわかるわけで、いろんなつまずき、挫折を経験してこそ成長するものだと思うから。
今回の弘前大学混声合唱団第45回定期演奏会も少しバタバタしたところがあって、内心「大丈夫か?」と思わないでもなかったけど、不思議に歯車がかみ合って良いコンサートになりました。

1ステはコンクール曲(池辺晋一郎・千原英喜)、JPOP(中島みゆきなど)をはさんで、旅のかなたに(信長貴富)、ラストに黒人霊歌をもってきたのが予想以上にバラエティに富んだ感じになったし、聴衆の質もとても高かったということもあって、全体にすごく雰囲気の良いまとまった定期演奏会になったと思う。こういう時のホールはえもいわれぬ暖かな空気になります。そりゃ、あそこの音程がどうだったとか、どこそこが崩れていたと言いはじめればきりがありませんよ。しかしそういうことよりももっと大切ななにかがそこにあった。そんな演奏会になったことが私はとてもうれしいですねー。
私が弘混を指揮するようになったのが四年前、その時の新入生だった学生が今回卒団ということも感慨深いものがありましたが、今年度の終わりというよりも次期に向けての重要なポイントにもなった定演だったと思います。

黒人霊歌、「Battle of Jericho」や「Soon ah-will be done」は中学生たちが歌うのを今でも時折耳にしますが、今回のラスト「Were you there」(ロジェ・ワグナー合唱団版)なんかはこれを歌えるソリストがなかなかいないこともあって演奏される機会はほとんどないのを残念に思っていました。今回は柿坂昌子さんという得がたいスピリチュアル歌いをお迎えできたことで、この名曲を披露できたことに感謝しています。演奏も合唱の若々しい響き(技巧的にはまだまだですが)をバックに深い精神性をたたえた柿坂さんの「霊歌」が会場にしみわたりとても良い本番でした。
「イエスが十字架にかけられたその時、お前はそこにいたのではないか?」と我々皆が問いかけられるこの「Were you there(汝はそこに)」。演奏の終わり、静かに音が消え去っていったあとの余韻が心の中にまだそのまま残っています。
posted by りょうじー at 13:48| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

結局、雪!

あ〜あ、やっぱり雪降っちまった。
今日は演奏会終了後、打ち上げとかもあるので弘前泊ですが、明朝早く帰ってきて雪かたづけしないと。
で、夕方は第九があるので再び弘前へ。
は、は、は・・・・冬の体力づくりにはもってこいですな。

明日は青森県声楽アンサンブル・コンテストなんだけど、今年は聴けそうもない。去年は聴いた感想をこのブログで書かせてもらったりして楽しかったんだけど、残念!

もう少ししたら新青森駅まで約20分ぐらい雪中行軍して電車に乗ります。
今日は衣裳などもあるから、けっこう重いぞ!
posted by りょうじー at 09:35| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

冬の嵐も去り

昨日は爆弾低気圧が津軽海峡付近にあって、青森は冬の嵐となりました。
ゴォォォーーッ!という凄い音がして時々突風。気温がそんなに下がらなかったせいか、雪の量は案外少なかったので助かりましたが、県内では電柱が折れたところもあったとか。家が揺れた時もありました。
今日は打って変わっておだやかな一日。青森はほとんど雪が降りませんでしたが、弘前方面でメッチャ降っているらしい。
明日は気温も上がらないみたいだが、せめて雪が降り止む方向になっていけば良いな。
聴衆にも、今年の弘混メンバーにも心に残る定期演奏会にしたいですねー。
posted by りょうじー at 21:05| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

弘混ゲネプロ

弘前大学混声合唱団第45回定期演奏会(26日午後6時開演)のゲネプロでした。
いまいちゲネプロの意味が分かっていなかったような気がするが、今日発覚したいろいろな問題点を残された時間できちんと潰しておくようにして欲しいな。もちろん私自身も修正点を踏まえて本番当日に臨もうと思っています。

二人の学指揮さんのステージを聴きましたが、悪くないと思う。よく練習しているな、と思いました。時折学生らしい若々しい響きが聴こえてきて好ましい合唱です。どの曲にも真剣に取り組んでいる姿が共感を呼ぶと思うよ。
ただ、残りの練習で少し細かい部分の合わせを確認しなきゃいけないのと、全体に少し暗めなトーンなのを(二指揮者ともなんだな、これが)もっとカラフルにできれば楽しいステージになると思う。

お客さん、入るかなー。次の日アンコンなんだよね。
アンコン出場の皆さま、練習は昼のうちに片付けて(夜やったって疲れるだけよ)ぜひご来場のほど!

posted by りょうじー at 23:21| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

死者の島

読書感想文といいながらミステリばかりで恐縮です。(ここ十数年ミステリしか読んでない)
今回もリサイクル105円本ですが、これだけ面白ければ凄く得した気分になりますなー。

元敏腕新聞記者でミステリ作家のヘンリー・O(六十代の女性。ヘンリエッタ・オドワイヤー・コリンズが本名)に奇妙な依頼がくる。彼女の古い知り合いで情報産業界で成功を収めた大富豪チェイスから、自分を殺そうと企てる犯人をつきとめて欲しいというのだ。しかも彼が所有する外界から隔てられた孤島に怪しい者が全て集められていて、その中から探し出せ、という指示。はじめはあまり乗り気ではなかったヘンリー・Oだったが、巨大ハリケーンが近づきつつあるその島で、次第にその異常な状況にのめりこんでいく・・・・・

アガサ・クリスティの名作「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせるシチュエーションですが、プロットは全然違います。
絶海の孤島という密室、限られた登場人物、その中で起こるべくして起こるいくつかの事件。フーダニット(誰が?)ホワイダニット(どうして?)!古典的な筆致ながら丁寧で綿密な語り口でつづられる数々の謎。
ジグソウパズルのピースが次々と嵌まっていって、全ての疑問がぴたりと収まるべき場所に収まった後で、さらにこの物語全体を覆っている「愛」の真実が明らかになるラストは素晴らしい!その感動的な驚愕は快く胸に響く・・・・・・女性ミステリ作家ならではの味わいです。

キャロル・G・ハート著 ミステリアス・プレス文庫(ハヤカワ) 740円+税(もともとは) 
posted by りょうじー at 23:01| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

警告

映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」観てきました。
これも公開して間もないので詳しい個人的映画評は後ほどにしますが、ちょっとひとことご注意を。(余計なこととは思いますが)
ミュージカルということで「へー、ジョニー・デップが歌うんだー、聴いてみたいっ」ぐらいのところでこの映画を観にいくとエラいことになります。R-15指定ですぜ、この映画。ミュージカル映画なのにだよ。

警告っ!!!残酷場面多し!

そっち方面に弱い方、心臓の弱い方は敬遠したほうがいいと思う。少なくとも相当の覚悟をして観るべし。

話はそれますが、ジョニー・ディップと言う人が意外と多いけど、デップです、彼は。ディップはクラッカーとかに乗っけて食べるクリーム状のソースです。
ついでに・・・・ブルース・ウィリスはウィルスではありません。テレビなんかでも堂々とまちがっちゃっている人がけっこういますが、彼はばい菌じゃありません。
posted by りょうじー at 22:31| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

別世界

今日も第九の練習で弘前へ。冬季間はなるべく車じゃなく電車などを使うことにしている。こっちは慎重に運転していても「貰い事故」ということもあるしね。
昨日の天気予報によると最高気温は0度ということだったし、時間的なところで電車ではうまく合わなかったこともあり、今日は車で行ってきました。
昼の時間帯の練習設定だったから道路の雪も融けている間に帰ってこれるだろうとふんで出かけたわけですが、往きは午前の9時ごろだったから凍結・圧雪の交互に出てくる感じ。慎重に安全運転で無事到着。
練習が終わって帰路についたのは午後2時ごろで、青空も見えて道路も雪がすっかり融けている。オッケー!これならそうそう神経も使わずにいけそうだとお気楽ドライブ。
ところが、浪岡道の駅を過ぎたバイパスのあたりにさしかかると、前方がにわかに暗い。対向車はライトを点けている。あれれっ!と思った瞬間、吹雪のまっただなかに突入していました。道路はその雪でコチコチの圧雪状態に。(凍結よりはズッとましだけど)あわててハンドルを握りなおしましたよ。
あの道のどっかの地点で全然違う世界になっていた。徐々にじゃなくて急にパッと切り替わったからねー。
峠になっていてだんだん銀世界に変わっていくというのじゃなかったから、ちょっと不思議な感覚でした。
posted by りょうじー at 22:16| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

弘前第九4週前

今日も弘前第九の練習へ。
当初は今日の合唱練習は予定されていなかったんだけど、明日はオーケストラとの合同1回目があるので、やっとかないとエラいことになるというか、せっかくのステージでの合わせの時間なのに初歩的な直しで終止してしまうのはマエストロに申し訳ないことになる。さすがに少し集まりが悪かったけど、ポイントを集約してお伝えしたつもりです。
明日も指揮者の薫陶をいただいたあと、それを踏まえて合唱を見させていただく時間が設けられているので、それでまた少し前進できればと思っています。
結局、これからなんです、本当の意味で合唱が形になっていくのは。
posted by りょうじー at 23:11| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

雪、深々・・・

昨夜から雪が降り続いています。
去年が少雪だったせいか、なんだかすごい大雪に見舞われたような気になるけど、ここ青森は世界に名だたる豪雪都市、冷静に考えればこれぐらいは普通なんだよね。
真冬日も続いているのでこの雪はなかなか融けないでしょう。
石油が高い今冬、融雪機もめったなことでは動かせません。せっせと共同雪寄せ場に運ばないとな。

08.2.18雪.jpg
posted by りょうじー at 13:08| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

廃墟ホテル

分類からいえばホラー小説でしょう、これは。でも、サスペンスに満ちたジェットコースター・ミステリといって良い。各章の終わりで「ギョッ」とさせられ「エーッ?」となるから次を読み続けずにいられない。ひさしぶりの激読だったなー。

「しかし、バレンジャーが最も鮮やかに覚えているのは<それを聞いて引き返すべきだったのは>見捨てられた通りに規則正しく響いてくる、悲しげなガーン、ガーン、ガーンという音だった。ひびの入った鐘のように粗い音だった。その音の源、そして、これから自分の踏み入ろうとする絶望をその音が表していることを彼はじきに知ることになる。」(本文2ページ目より)

秘かにブームになっているという《都市廃墟探検》。なにも手をつけず、なにも持ち出さず、痕跡を残さずに廃棄された建物を探検して、スリルを味わうという不法侵入趣味の輩が実際にいるらしい。
バレンジャーはその<クリーパー(都市探検家)>のグループに加わり、封印された忌まわしい過去を持つと噂される、打ち捨てられて久しいパラゴン・ホテルに侵入する。それは建物内部を探索するだけで満足し人知れず立ち去るはずの計画だった。しかしえたいの知れないなにか不穏で不気味なものが色濃く漂う巨大な廃墟ホテルは、次第に強さを増す嵐の夜、まさに迷宮となって彼らにのしかかってくる。

陰惨で血なまぐさい小説ですが、読者の怖いもの見たさを煽るのがとても上手い。そのドアを開ければ絶対恐ろしいなにかが潜んでいるはず、と思いつつ震えながらドアノブをひかざるを得ない。適宜肩透かしを交えながらもどんどんテンションがあがっていく・・・・・いやー、すっかりのせられてしまいました。

デイヴィッド・マレル著 ランダムハウス講談社 820円プラス税
(リサイクル本で半額でGET。ラッキー!)
posted by りょうじー at 22:57| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

弘前第九4時間Lesson

昨日は弘前第九の指揮者練習2回目。午後5時から9時まで4時間。ハードだったねー。休憩時間もあったので正味は3時間20分ぐらいかな、レクチャーの時間もけっこうあったので、実際歌っている時間は少ないんでしょうが、それでもみなさんけっこうヘトヘトだったみたい。道路凍結が怖かったので電車で往復、結局終電で帰ってきたので11時を回ってました。

指揮者としてもこの段階では慎重に合唱団の力量を見極めながらというか、レベルをスキャニングしながらのレッスンなので、細かい設定までは明らかではないけど、とにかく許される条件のなかで最高のものを求めておられるのはよく分かったし、それは全く私自身の方向とぴたり一致しているのは確認できました。
新通先生はご自分でも言われていましたがとてもロマンチスト。けっこうそういう部分での音楽の捉え方のお話が随所に出てくる。だけど、第九はそれだけで持っていける音楽じゃないわけで、心情としてそれは欠かせないが、情緒的に流されることがない、厳しくきちんと律せられた合唱を要求されていました。うーん、それも同感。

それにしても技術的なハードルは高い。指揮者の言っていることはよく分かります。よく分かるんだが、俄仕立ての合同合唱団でそれらをつぶさに実現していくのはなかなか難しいなー。第一時間がありませんよ。私が見るひにちはもうほとんど無い!

でもね、こういう切羽詰った状況は嫌いじゃないんだな。何故かファイトがわいてくるのですよ。「よーし、やってやろうじゃないの!」みたいな気持ちが熱くなるのね。
弘前大の定期演奏会もはさまって、2月10日の本番まで土日は毎週弘前へ通うことになりますが、これからの一回、一回の練習の時間はとても楽しみです。

というわけで、今日もこれから弘大の仕上げ練習で弘前まで行ってくるのだ。
 
posted by りょうじー at 14:03| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

グロリアミサCD着

去年の12月7日に注文していたプッチーニ:グロリアミサのCDがやっと今日届きました。在庫なし、ということで、もしかして廃盤?て思っていたところ。
ミシェル・コルボの指揮、リスボン・グルベンキァン管弦楽団と合唱団、テノールソロがR.マシアス、バリトンソロがM.フィンク(オーケストラも独唱もあんまり聞いたことない)。いま聴いていますが、いかにもコルボらしい爽やかで清潔な印象。
今まで聴いて参考にしていたのは、アントーニオ・パッパーノ指揮、ロンドン響と合唱団、ソロがアラーニャとハンプソンのやつですが、こっちのほうが華やかで雰囲気があるかな。好みですが、私はやっぱりイタリアものは少し粘着質があってそれなりのケレンがあるほうが合っていると思う。
もちろんコルボの合唱の処理はとても上手い。きちんとしてますねー。さすがです。勉強したいと思います。

このコルボ版は実は2枚組みで、ヴェルディのレクイエム、プーランクのグロリアも入っています。お得だよなー、これ。
HMVからネットで購入、2,061円也。
posted by りょうじー at 21:55| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

新年も10日経ち

沖縄は25度を越えて夏のような気候になっているそうだが、こっちは寒い。大雪が続くということはないので助かってはいるが、寒いことは寒い。
しかし、なんとか今のところ風邪をひき込むこともなく過ごしている。ありがたい。
年末年始にどっと降ったときの雪かたづけで少し痛めた腰もほとんど治った。プチギックリだったんだが。
右上腕部の痛みが続いていたが、これもだいぶ平常にもどりつつある。おそらくプチ五十肩。
腰も肩も今の自分にとっては商売道具に等しいわけで、それが使えないというのはいかにもマズい。筋肉がなくなっちゃっているんだなー。もう少しあったかくなって痛みがとれたら、軽い筋トレ始めないとだめかな、と思っているわけで・・・・・・
posted by りょうじー at 21:57| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

魍魎の匣

昭和27年東京、霊感で事件を解決すると評判の探偵榎木津(阿部寛)のもとにきた奇妙な依頼。往年の美人女優柚木陽子(黒木瞳)の娘が行方不明だというのだが、それは誘拐で誰が連れ去ったのかはわかっている、と陽子は言う。いぶかりながらも事件に引き込まれる榎木津。
おりしも東京では連続少女行方不明があり、しかもその少女らと思われるバラバラに切断された手足がハコ詰めになった状態で発見されるという、奇怪な事件が世間を騒がせていた。大衆小説家の関口(椎名桔平)もいつのまにかその渦中に入り込み、怪しげな新興宗教「おんばこさま」とのかかわりを調べるために、陰陽師の古書店主京極堂(堤真一)のもとへ。事件を追ううちにそこにたどりついた榎木津とともに、三人は不可思議な世界へと足を踏み入れていく・・・・・・


だいぶ前に原作は読んでます。でもほとんど忘れちゃってる。映画観ても思い出せない。「そういわれれば、そういうことかなー?」程度。なにしろ京極夏彦の原作本は新書判で厚さが5センチぐらいあってその分量だけで圧倒されてしまううえに、話がすごく複雑に入り組んでいるだけでなく、文体がぺダンチックですこぶる読みにくい。面白い小説なんだけど「要するに・・・どういうこと?」みたいなことの連続なので結局覚えていないんだなー。
映像化不可能と思われたこの原作を、どういう風な映画に仕立てたのかに興味をもって観たのですが・・・・・・意外に良かったですねー!
最初はなにがなんだかゴチャゴチャとしていて、「え、こりゃついていけないんじゃないか?」という不安がよぎるが、混沌としていたものが次第に符合し形をあらわしてくる中盤以降はなかなかです。
役者さんたちもそれぞれの役柄を好演していた(なかでも宮藤官九郎の不気味は特筆モノ)し、少し違和感があるものの上海ロケにその雰囲気を求めた戦後まもなくの日本の感じも良く出ていた。原作のもつれにもつれた謎を、切り捨てる部分は切り捨てて分かりやすく観せていたという点では、ほとんどベストに近い処理だったといえると思います。
しかし、江戸川乱歩、小栗虫太郎、横溝正史と連綿とつながる日本猟奇探偵小説の系譜につながる京極ワールド、暗鬱として陰惨、奇怪にして狂気でありながら、独特の光を放つ異常の美学にまでは到達していなかった。
おっと、いつのまにか京極夏彦風になってしまった。

★★★★☆ 映画として上出来、なかなか天晴れ!
posted by りょうじー at 21:35| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

弘混定演へ

弘前大学混声合唱団の初練習でした。
この26日が第45回定期演奏会ですから新年早々追い込みです。

弘混HP 《第45回定期演奏会》のページ

今回はソロに柿坂昌子さんをお迎えして黒人霊歌をやります。
今日は2回目のソロとのあわせでした。もう少しソロに添っていく感じが出るといいんだがな。こういう場合、終止バックコーラスになってしまって、合唱の存在感が薄くなってしまってはだめ。出るときと引くときの微妙な駆け引きが欲しい。それって合唱のひとつの妙味なんだよね。学生たちにはそこいらへんの楽しさを少しでも分かって欲しいと同時に、彼女の表現力をぜひ学んで欲しいと思います。

柿坂さんも弘混OBで私のちょっと先輩。学生時代にも何度か黒人霊歌のステージがありましたが、その当時から柿坂さんのソロは定評がありました。なにを歌わせても上手い方ですが、黒人霊歌は特にすばらしい。「Battle of Jericho」など合唱だけでやるものもありますが、今回はなんといっても彼女のスピリチュアルを聴いていただきたい。
なかなかの聴きものだと思いますよ。
posted by りょうじー at 23:03| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

笑えない話

少し前だが、こっちの地方紙“東奥日報”に載っていた記事。

青森県議会で速記担当者が定年を迎えるにあたって、音声認識ソフトを使用して議事録作成に取り組もうとしたが、なまりがひどくて滅茶苦茶になってしまった。あまりに修正に時間がかかりすぎるということでこの方法は頓挫している、というもの。

すごく可笑しいけど、地元民としては笑うに笑えない話だよなー。
議員として地域の人たちとのコミュニケーションを円滑にして親しみやすいイメージを持ってもらうというのは大事なんだろうけど、議会での質疑応答は音声認識に絶えうる程度の近似標準語にするぐらいのテクニックは持たないといかんのじゃないですかねー、今の世の中。そのぐらいの使い分けはできると思うけどね。

津軽弁対応音声認識プログラムを開発すれば一儲けできるかも知れんぞ。どなたかやってみませんか?
アフタケアが超大変そうだけど。
posted by りょうじー at 22:50| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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