今月はじめに行われた全日本合唱コンクール四国大会で、次のようなことがあったことをインターネット上で知りました。
出場団体の指揮者でもある四国支部長先生が、コンクールの前日審査員のおひとかたに
「コンクール曲の一部」について
「質問」をし
「回答」を得て翌日の演奏に
「反映」させたことを
「閉会式」の場で審査結果を待つ参加者の前で
「公言」された。
そのことが四国支部内でコンクールの「公正」について論議を呼び、関係各位の会議などで話し合われた結果、このたび現時点での結論が出たようです。
私がこのことを知ったサイトは
ブログ《指揮者のひとりごと》愛媛県合唱連盟ホームページ の掲示板
ですが、WEB上だけでは細部まで知りようがないことであり、量りきれない微妙なことを含んでいると思うので、私はこのこと自体についてあれこれ論評する立場にありません。(無論、心のうちで思うところはありますが・・・・)
ただ、自分も合唱コンクールに参加している身として、このことは単なる他所事として傍観しているだけでは済まないとも思うのです。いまこうして、ここに記しているのも実はためらいが無いとはいえない。だけど、もしこのことを今までご存じない方がいて、そういう方にひとりでも多くこういうことがあった、ということをお知らせし、考えていただくことができるかも知れないと思って書いています。
こういうことがあると良くいわれるのは
「文句があるんならコンクールに出なきゃいい。ウチはだから出てないんだよ」みたいなことがあります。
確かにコンクールの評価は絶対じゃないし、欠点も少なくない。しかし、いまのコンクールのあり方が嫌いだからといってただ単に「不参加」というスタンスだけで良いのでしょうか。
とにもかくにも、「全日本」の冠をいただく合唱の組織が現にあり、主催する合唱コンクールがあるのですから、それに参加している、いないにかかわらず、どうしたら日本の合唱界がもっと活性化し、多くのひとに愛されるようになるかを、合唱人こぞって考えるべきだと思います。みんな、合唱することの魅力を知り、楽しさを分かって活動していることに変わりはないのですから。
もちろん、合唱連盟自体も変わっていかなければなりません。なるべく変えないようにしていこうとする姿勢は、むしろ異常です。一朝一夕にいくことではないと思いますが、広い視野をち、ふところを深くもって、多くの意見に耳を傾けていくのが大事だと思います。
私自身、偉そうなことはいえません。たくさんのことを反省しなければならないとも思っています。現在の自分のことより、若い人たちにどう伝え、示していくべきかを真剣に考え実行していかなくては、と思います。これまでもやってきたつもりなんだけど、それは自分勝手な「つもり」でしかなかったかも知れません。
今回の四国コンクールでの出来事を知ったことでいろいろなことを考えさせられましたが、現実には今年度コンクールの進行形のまっただなかにいるわけで、このことをしっかり肝に銘じたうえで、全力を尽くしたいと思っています。
よ〜〜〜し! 燃えるぞーーーーーぉ!!
posted by りょうじー at 10:21| 青森 ☁|
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