2007年06月30日

コバケン先生

今日のNHK「課外授業〜ようこそ先輩〜」は指揮者の小林研一郎さんでした。
駆け出しの頃、ベテランの楽員たちとうまくコミュニケーションをとるためには、相手のことを思う、慮(おもんばか)ることが大事だと気がついた、というようなことをこどもたちに教えていました。そういえば、テレビでコバケンさんの指揮を拝見していると、本番中指揮しながら演奏者に「ありがとうございます」とつぶやいておられることがよくありますねー。
1982年のJAMCA(日本男声合唱協会)の演奏会は東京。合同合唱は、その頃すでに世界的だった小林研一郎を指揮者に迎え、日フィルの管・打楽器奏者とともに名曲、三木稔「レクイエム」を演奏しました。いま考えても贅沢なステージですが、私は弘前メンネルコールの一員として歌いました。いうまでもなくとても素晴らしい指揮で、たくさん勉強になりましたが、前日の合同練習のときのこと、変拍子のちょっと取り方が難しい場所があって、打楽器奏者から「今の場所、指揮がよく分からない」みたいな指摘がありました。コバケンさんは「ごめんなさい。そこは僕うまくできないんです」ととても素直におっしゃったのが強く印象に残っています。
相手を気遣いながら、しかし、ゆるぎない指導力を併せ持つことの、指揮者としての最も大切な資質を気づかされた瞬間でした。
posted by りょうじー at 20:48| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

ゾディアック

1969年、サンフランシスコ郊外の町バレーホ、人気のない場所に車を停めてデートを楽しむ若いカップル。一台の不気味な車が突然後ろに停まったかと思うと、降りてきた男が無言のままカップルに向かって拳銃を乱射する。当初銃社会アメリカに頻繁に起こる事件のひとつと見られていたが、新聞社サンフランシスコ・クロニクルの編集長宛てに犯人からの手紙が届いたことで様相は一変する。犯人は自らを「ゾディアック」と名乗り、誇らしげに犯行を語るとともに、意味ありげな暗号文を同封して警察に挑戦、更なる殺人をも予告しているのだ。クロニクルでイラストの仕事をしているグレイスミス(ジェイク・ギレンホール)はなぜか「ゾディアック事件」に興味を覚える。はじめはただの好奇心からだったが、次第に彼の心の中に深く入り込んでいく。
捜査が混迷するなか、遂に新たな殺人が・・・・・・


「この暗号を解いてはいけない」・・・・・奇妙に整然とならんだ意味不明の記号・・・・・
迷路の行き止まりに何回もぶちあたった後に、予想もできない凄い解読法が発見されて、謎が解き明かされていくのに違いない!と思うだろ、ああいう予告編見せられちゃぁ。それがすっかり肩透かしなんだものなー。詐欺っぽい感じするよ、あれは。
本当にあった事件を題材にしているというのがまずくせ者ということなんだな。もうちょっと警戒していけばよかったんだけど、そのへんノーガードで観ちゃったもんだから、ダメージ大きかった。
この映画はサスペンスというよりヒューマン・ドラマです。特異な連続殺人事件にのめり込んで人生が思うようにいかなくなっちゃう刑事さんや、記者さんや、イラスト屋さんの話なんだけど、そんなにも彼らを惹きつけたものはなんだったのかは結局最後までよくわからなかったし、話があまりに断片的でしかも中途半端。あの話はなんだったの?というのが多すぎだよ。それで2時間37分というのは長過ぎるというもんじゃござんせんか?
事件に翻弄される人間模様を描いたというなら、あのあまりに克明でリアルな殺害シーンは不要だったのじゃないんですかね。

★★☆☆☆ 何を言いたいのかサッパリ分からん
posted by りょうじー at 23:07| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

偽装の国

大体「偽装」なんていう単語は、今まであまり聞いたことのない日本語でしたよ。それがいまや日常語になってしまった。どうなってしまったんだ?日本は。あの肉会社の社長さんにしたって、根っからの悪人じゃないと思うよ。コツコツと働いて一代であの会社を築き上げた苦労人に違いありません。だけど、ああいう人たちが割りと平気で不正を働いてしまうというところが問題なのだと思います。この国のレベルがそういう線で落ち着き始めているのだとしたら、怖いことだよ。何日か前に書いたように、日本人はそんな民族ではないはず。「正直者は馬鹿をみる」がスタンダードになってはいけません。
東洋のはしっこの島国が、長い歴史の中で常に確固としたステータスを保ち続けてこれたのは、誇り高い精神を忘れなかったからだと思います。「恥を知る」文化をもう一度思い起こそう!
posted by りょうじー at 23:36| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

ステラ本番2回目

昨年から指揮をお引き受けしている女声合唱団「コール・ステラ」。
昨日の青森アカデミー混声合唱団の演奏会に賛助出演という形でステージを踏ませていただいたのが、コール・ステラとして2回目の本番ということになります。単独のコンサートを自力で開くにはまだ少し力不足ということがあるので、今回の賛助ステージはとてもありがたいお話。晴れの舞台を用意していただいた青森アカデミーの皆さまには感謝ですねー。打ち上げの挨拶で「いつかはステラの演奏会にアカデミーの賛助ステージを!」と大風呂敷を広げてしまいましたが、今のところはまったくの冗談でも、それぐらいの意気込み、モチベーションを常に持っていることが、合唱団としてのパワーを維持するために必要なものだと思っています。いつかは実現したいものです。
コール・ステラはどちらかというと年齢的に高めの合唱団、ベテラン揃いで豊かな歌心をお持ちですし、なによりも歌うことを愛する気持ちがあふれているグループだと思うのですが、なにごと活動に慎重になってしまっているように思います。例えば早いテンポの曲にはついていけそうもないから初めから取り上げないでおいたほうが無難、みたいな気配があります。そこで今回は少し快活でテンポの速いものをやることで、そこらへんのハードルをクリアしていただくことがひとつの目的でしたが、そのためには暗譜が不可欠とみなさんで申し合わせてステージに臨まれた意気込み、さらにアカデミーの若手のメンバーに声をかけて何人かの方にサポートしていただいたことも手伝って、グンとこれからの可能性が広がった演奏になりました。暗譜することも、外部からのサポートを抵抗なく入れることもなかなかできることじゃありません。とても立派なことだったと思います。
私自身のことを言えば、久しぶりの本番だったということと、みなさんになんとか解ってほしいという気持ちが強くなってしまったので、つい大振りになってしまった。昨年から自戒していることなのに・・・・・・まだまだ修行が足りません。(大汗)
posted by りょうじー at 11:16| 青森 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月24日

青森アカデミー演奏会

青森アカデミー混声合唱団の演奏会でした。今回は賛助出演としてコール・ステラを指揮してまいりました。
演奏の感想は明日落ち着いて書こうと思いますが、私のような者にも丁重で行き届いた心遣いをいただき、大変ありがたいことでした。おかげさまで、楽しく気分の良い一日を過ごさせていただきました。
これからも合唱をこよなく愛する仲間として、切磋琢磨しながらも親しくお付き合いをお願いしたいと思っています。
アカデミーのステージは客席ではうかがえないかも知れないと思ったので、ちょっとリハの様子を聴かせていただきました。けっこうな分量のプログラム、本番前でパワーを使い果たしてしまうんじゃないかというようなハードなステージリハーサルをものともせず、すごい集中力でみごとに最後まで歌いきりました。
いやー、エネルギーあふれる、恐るべき合唱団ですなー。
posted by りょうじー at 23:01| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

ステラ本番前練習

この日曜日、24日の青森アカデミー混声合唱団演奏会、賛助ステージのためのコール・ステラの本番前最後の練習でした。
昨年の青森市合唱祭でのデビュー以来、コール・ステラとしては2回目の本番、集中力がとぎれないで歌い通すことができれば、そこそこ存在感がし示せるのじゃないかな。メンバーのみなさん、歌心は十分お持ちなので、合唱としての揃え(単にたての合わせだけではなくて)をきっちり意識して、おたがいに支えられ、支えることを大切に歌えば、素敵な世界を表出することが可能だと思います。指揮者としては本番でそのへんをうまくサジェスチョンできるかどうか、ということになってくるわけです。
アカデミーの皆さんの合唱団としての格を下げるような演奏はできませんからねー。賛助出演というのもけっこうプレッシャーなもんですが、とても楽しみでもあります。
posted by りょうじー at 23:51| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

MP3プレーヤー

FMトランスミッタというのをついこないだまで知らなかったのです。家電店のチラシの中にそれがあって、デジタル・オーディオ・プレーヤーからワイヤレスでカーラジオのFMから聴けるというもの。
マイカーは恥ずかしながらCDがない。カセットテープに入れたりして聴いていたものが、これがあればなにかと便利。カセットのケースはけっこうかさばって邪魔なもんですからなー。
と思って、早速ネットを検索してみたら、ありましたねー。価格的にいろいろありましたが、FMトランスミッタ機能内蔵のやつで、送料含み5,000円チョイのやつが見つかりました。容量は512MB、有名どころと比べれば小さいのでしょうが、そんなにいっぱいぶち込む気ははじめからないのでそれで十分。フラッシュメモリタイプなので、取り込みは手作業になりますが、それも我慢できないことじゃないので買っちゃいました。
実際聴いてみると音質もそんなに悪くない。POPS系はなかなかいい音がします。だけど、クラシック、ことに声楽系がちょっとなー。でもそれは多分に車のほうのアンプ・スピーカーのせい。遮音性が悪くなっているので走行音もめっちゃうるさくて邪魔だし・・・・
えーっ!結局車買わなくちゃダメ?
ああ、そんな金はないわ。
posted by りょうじー at 16:31| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

今年の課題曲考察 3

今年の弘前大学混声合唱団の全日本合唱コンクール課題曲は、G3の「鼻」。
鼻は夜になると人知れず勝手に天の上までニョキニョキ伸びるらしい。天女がつくしと間違えて摘み取り「おひたし」あるいは「ごまよごし」にして、神様の朝食に出しちゃうらしい。ラッシュの通勤電車ではマスクをした人がいっぱいいるけど、もしかしたらあのマスクの下は鼻無しの人がいるのでは・・・?
というのが詩の内容。
ユーモラスを通り越して、シュールです。このままNHK「みんなのうた」のアニメーションになりそうだよなー。だじゃれで有名な池辺先生がそれに曲をつけたもんだから、遊び心満載の合唱曲になっています。ハナをもじって、せんだみつお風の「ナハ、ナハナハ・・・」みたいなのもでてくるし。こんなに毎回楽しく練習できるコンクール課題曲もないかも知れない。
でもね、単なるおちゃらけミュージックだと思ったら大間違い。そういう雰囲気をふまえたうえで、きちんとした音楽性が要求されていると思う。音程やハーモニー感の隘路は少なからずあるからねー。そういう意味で「課題」の多い課題曲なのですな。
posted by りょうじー at 11:10| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

プレステージ

19世紀末のロンドン、奇術師のアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)は殺人の罪で裁判にかけられている。彼が殺したとされるのはライバルマジシャンのロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)、名声を競った末に起こった殺人事件なのか・・・・・話は彼らが奇術師の助手を務めていた若い頃に戻る。
手足を縛られたアシスタントの女性が水槽から脱出してみせるだしもので、ボーデンがいつもと違うやり方で手を縛ったためにその奇術は失敗、女性は命を落としてしまう。その女性はアンジャーの妻だったことから、それぞれ一流マジシャンへの道を進もうとするふたりの間は、単なるライバル関係だけではない邪悪なものになっていく。
そして、彼らが行き着いたイリュージョンは人間の「瞬間移動」、それぞれみごとな舞台で観客を魅了するが、その裏ではどす黒い駆け引きと、おたがいのタネのさぐりあいがはじまる・・・・・


昨年の9月16日付の当ブログ、読書感想文カテゴリーの「奇術師」の映画化。文庫本だが580ページに及ぶ大作(厚さが2センチちょっとある)をどう映像化して観せてくれるのか、興味しんしんで行ってきました。
キャッチコピーが「騙されるな。この作品がトリックそのもの。」だけど、原作を読んじゃってるもんだからねー、その部分での驚きは残念ながらほとんど無し。「ええっ・・・そんな」という騙され快感を味わいたい方は「観てから読む」方式をお勧めいたします。ちょっと時間軸が前後するので、途中でトイレに立っちゃったりすると訳分からなくなっちゃいますからご用心。
実は原作のほとんどキモというべきところが映画化にあたってバッサリ切られちゃってる。かなり思い切ってバッサリ。だけど、それでも2時間を超えちゃっているわけで、視覚化するためには最善の英断だったと思います。クリストファー・ノーラン監督、なかなか偉い!トリックを知ってて観たのにもかかわらず、とても面白かったでした。
ただねー、そのバッサリのおかげで、小説のなんともいえない幻想的なラストが無くなっちゃったのよねー。それはちょっと残念。

★★★★★ 丹念に作られた好い映画だったと思う
posted by りょうじー at 23:23| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

や×や、や×や

大滝秀治が「自分は肉が大好きだが、野菜が嫌い」とステーキの焼けるのを待っているテレビCMがあります。私も肉類が好きで野菜をあまり食べないので、見るたびにちょっと反省するのです。かといって、香酢を買って飲もうという気はありませんが・・・・。
や×やのCMはいつもなかなか良いと思っている。大滝さんのあのしゃがれた声でしみじみと語る今回のやつは特に好きだなぁ。
「好きなように生きてきたからなー・・・」というくだりが、身につまされて、良いねー。

野菜食べるようにしよう!
posted by りょうじー at 14:48| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

功罪あい半ば?

今日は弘前で第九の練習でした。
前にも書きましたが、弘前ではふりガナ付きのK社のコーラス・スコアを使用しています。第九初心者の方にとっては、とっかかりとして入りやすい利点は確かにあるのですが、結局ドイツ語の発音については、カナ無しの楽譜と同分量の話になってしまいますし、むしろカナで憶えこんでしまうことの危険性をプラスしてお話することになるので、練習の効率アップどころかむしろマイナス面の方が大きいと思う。例えば「・・・uns und Reben」のところなんか「ウンス ウントゥ」みたいに表記されているわけで、それは無意識のうちに「unsu untwu」のように感じてしまうことになります。語尾の子音はあくまでも子音のみ、ということを分かっていただくのがかえって困難になってしまうのよ、これが。
弘前ではじめての第九だからということでとっつきやすいカナ付きの楽譜でやろう、と決まったらしい(私はそれを後で知らされたんだよねー)のですが、功罪の罪のほうがだいぶ重いんじゃないかと思うよ。
posted by りょうじー at 22:51| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

よみや

今日はコール・ステラの練習日、帰りは夜9時ごろ、車で国道の1本南寄りの道を走っていたら、前方にパトカーの警告灯が点滅している。先日そのあたりで強盗事件があったことを新聞で読んだ記憶があったので、またなにか事件が起きたのか、と恐る恐る通ってみたら・・・・・なんのことはない、近くの神社の宵宮で、交通整理と警備の警察車でした。
「宵宮(よいみや)」はこっちでは「よみや」といいます。こどもの頃は夏のよみやはとても楽しみでした。セルロイドのお面やポンポン船(ローソクを動力にして進むプリキの玩具船)などちょっとしたオモチャを買ってもらえたからねー。でもヨーヨー釣りや金魚すくいをやった覚えがない。そういうなんらかのテクニックを必要とするものには臆病だったからだと思う。失敗するのが恥ずかしいという気持ちが極端に強いこどもだったのですよ、私は。
記憶に鮮明に残っているのはカーバイト(アセチレン)ランプの燃えるにおい、今ではもう嗅げないにおいのひとつです。今のこどもたちは、発電機のウンウンうなる響きが思い出になるのでしょうな、きっと。

六月十三日ぁ だえじの夜宮で いぱだね にわがでにわがだじゃ
あちこち 花火っこぁ シューシュッ

(訳)6月13日は 大円寺の宵宮 とってもにぎやかです
   あちこちで 花火が シューシュッ 

「津軽の旋律“だえじ”」の一節です。
posted by りょうじー at 22:12| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月14日

官民のバランス

官=エリート・偉い・頭良い、民=劣等・卑しい・愚か、という定義はとっくに崩れているのに、官の側はなかなかその意識から抜けきれない。だから構造改革はなかなか進まないのですねー。
これまでは「お役所仕事」と陰口をたたかれながらもあきらめられてきた役所の頭の固さが、逆にうまいこと利用されてしまって、そこにあぐらをかいていた役人が今あたふたして焦っている感じがする。建築偽装、株取引、介護事業・・・・・いまの年金問題だってそう。年金制度がスタートした時代は官尊民卑の頃だったから「どうせあいつらには分かりゃしないんだから」的な発想で、好き勝手に集まった年金を使ったうえに、事務処理をいい加減にしてきたつけがどっときているわけでしょう。庶民は官が考えるほど馬鹿じゃない、ということにもっと早く気がつかなきゃいけなかった。いや、気がついてはいたはずだけど、保身が先にたって対応できなかったというところでしょうか。
とにかく、官であろうが、民であろうが、うまく立ち回って甘い汁を吸うことが頭の良い人生なんだ、それができないやつは落伍者なんだ、という考え方は正すべきです。狡猾・卑怯・卑屈をもっとも恥とする日本民族の高潔な伝統を、西欧的な合理主義に安易にすりかえるべきではありません。
posted by りょうじー at 23:04| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

色のバラード

青森アカデミー混声合唱団の演奏会が迫ってきました。私が指揮をしている女声合唱団コール・ステラが賛助出演します。24日が本番ですから練習もあと2回、演奏するのは女声合唱曲「色のバラード」。持田勝穂の詩、森脇憲三の作曲によるもので、白のロマンス/赤のムード/青のエレジー/黒のリズム/緑のコーラス/黄のビジョン/虹のバラードの7曲で構成されていますが、今回は赤・青・黒の3曲を抜き出して演奏します。1960年代に一世を風靡した大ヒット女声合唱です(学生の頃いろいろな女声合唱団の名唱を耳にしています)が、今は知っている人も少ないでしょうねー。「森脇憲三 色のバラード」で検索かけてもほとんどひっかからないし。
実際やってみるとなかなか良い。卓抜なアイデアもそこここにあって面白い曲だと思うよ。今も全然古びていない。この魅力をお伝えするために目下奮闘中なわけです。
この曲に限らずですが、あっさり捨て去られてきた名曲は数多いと思う。「コピーは許しません!」と私たちにせまる前に、出版社は自分たちがこれまで出してきた楽譜のライブラリーをきちんと整備して、いろいろな要望に応える努力をしてほしいな。全て貴重な財産だと思うから。
posted by りょうじー at 21:14| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

図書館の死体

都会での一流サラリーマンの職を捨て、認知症の母親の介護のために故郷の田舎町ミラボーに帰っきたジョーディ・ポティートは、今は町の図書館で館長をしている。
ある日、普段から図書館のほとんどの本を有害図書と決めつけ排除を迫る狂信家のベータ・ハーチャーと、町民環視のなかで大喧嘩してしまい、ジョーディは「あの女、あの世に送ってやりたい」と口ばしってしまう。そして翌朝、いつものように図書館に出勤したジョーディが見たものは、なんと頭を殴られて血を流しているベータの死体。ジョーディは重要な容疑者として保安官、検事補ににらまれるはめに・・・・・・


ちょっとコミカルでシニカルな文体は、始めはいわゆるブラックユーモア系なのかと思わせられるが、読み進むにつれて一級の本格推理ものであることが分かる。後半はサスペンスの味も加わって一気に読ませます。殺人事件があったにもかかわらずどこかのどかな滑り出しから、予想外の事実が徐々に姿を見せ始め、ついに仰天の真相が暴かれていく・・・・いやー、みごとな展開です。
アメリカの古い静かな田舎町で起こる殺人事件、容疑をかけられるのは背が高くハンサムな若い図書館長、彼に恋する女性、みんな人は良いけれど、それぞれなにか訳ありの隣人たち、古き良きハリウッド映画のにおいがして好みのミステリーでしたねー。
ほのかに温かいラストも素敵。後味もなかなかけっこうでした!

ジェフ・アボット著 ハヤカワ文庫(ミステリアス・プレス)680円+税 (だけど今回もリサイクル本105円で購入)
posted by りょうじー at 14:39| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

宿敵ジャック・スパロウを溺死者がさまよう生死の境の世界にまんまと閉じ込めることに成功したデイヴィー・ジョーンズだったが、世界を我が物にしようと企む東インド会社のベケット卿に弱みを握られ、海賊掃討に手を貸さざるを得ない。海賊に関係するものは次々と捕えられ処刑されていく。ついに世界の名だたる海賊の9人の首領が召集されデイビー・ジョーンズ、ベケットの連合軍との対決を決断しようとするが、力を結集するために足りない船長がひとり、それこそジャック・スパロウその人だった。
呪術師ティア・ダルマによって甦った9人の首領のひとりバルボッサは、ウィル・ターナー、エリザベス・スワン、ジャック・スパロウのかつての部下たちとともに、海賊船ブラック・パール号を駆って、世界の果てに向かってジャック・スパロウ救出の航海をはじめるのだが・・・・・


三部作がついに完結!と叫ばれれば観ないわけにはいきません。前作の「デッドマンズ・チェスト」で観るのやめちゃったらあまりに中途半端だからなー。
積み残されていた部分が収まるべきところに収まり、あるところでは意外な展開をみせて解決を迎える。完結編と呼ぶにやぶさかではありません。だけどねー、あまりにいろんなことに収まりをつけなくちゃならなかったせいか、かえってテンションが下がった気がする。すごく変てこでお調子者なのに不思議なカリスマ人間、ジャック・スパロウも、ジョニー・デップの相変わらずの熱演にもかかわらず、前二作ほどの魅力はなかったと思うし、なにしろ海賊だらけの登場人物総悪人映画になっちゃったので、腹のさぐり合い、騙しあい、陰謀、猜疑心の応酬がメインになってしまいました。それはやっぱりこの手の映画ではスッキリしませんよ。中国系海賊の頭領役、名優チョウ・ユンファの投入もちょっと空振り気味でした。
でも、ハンス・ジンマーの音楽は迫力満点でかっこいいのは変わっていないし、ラストシーン近くの海戦シーンはさすがにみごとでした。

★★★★☆ こっちの期待し過ぎもあったとは思いますが、少し残念
posted by りょうじー at 21:21| 青森 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月08日

社会保険庁からの手紙

先日すっかり悪名?高くなってしまった社会保険庁から封書が届きました。開封してみると年金加入記録の確認書類。「ずいぶん対応早いな」と思いながらよく読んでみたら、これは58歳到達者に必ず送られてくるものらしく、通常の業務によるものでした。
私の場合遺漏がなかったので良かったですが、これで間違いが判明した人は大変ですねー。相談窓口はすごく混んでいるようだし。
社会保険庁のずさんさは目にあまるし、いわゆる「渡り」で高額の退職金をぶんどっていく天下りの温床であることも許せないことですが、これからこの問題の処理は難しいことになってしまいました。領収書などの証拠が無くても或る程度の証明ができれば確認されることになりそうだけど、そうなるとこの世の中ですから、未払いでも払ったと言い張るずるいやつがでてくることもあると思う。もともとそんなに悪い人じゃなくても、社会保険庁が悪いんだから、と自分を納得させて不正をはたらいてしまう人がでてきたりすれば、それは悲しいこと。そういう意味でも社会保険庁の罪は深いと思うよ。
posted by りょうじー at 22:06| 青森 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

しゃべれども しゃべれども

二ツ目の噺家、今昔亭三つ葉(国分太一)は、入門当時から古典落語にこだわって修行を積んでいるが、なかなか上達しない。師匠の小三文(伊東四朗)に相談してもはぐらかされるばかり。なんとか人を心から笑わせる噺家になりたいとがんばる三つ葉のもとに、ひょんなことから落語を通して話し方を教わりたいという三人が集まってくる。美人だが口下手のため人嫌いになってしまった外河五月(香理奈)、しゃべりは得意だが転校してきて関西弁をからかわれる小学生村林、野球中継でうまく解説できない元プロ野球選手湯河原。もとより弟子をとるような身分ではない三つ葉、とまどいながらも自宅を教室に落語を教えはじめるのだが・・・・・

原作は97年度「本の雑誌」ベスト10で第1位になった同名の小説。まず筋立てそのものが面白いし、平山秀幸監督の映画への仕立ても上手い。「しゃべる」という行為が、心と心をつなぐためのいかに重要な手段であるかを描いて秀作。「しゃべる」ことで会話の表面のダイレクトなことじゃなく、こころの内側の深い部分が伝わるということは確かにあるよねー。そのあたりの機微がとてもよく描かれていました。主演の太一っちゃんはじめ、出演者がそれぞれ自分の役どころを好演していたのも、映画にパワーを与えていたと思います。八千草薫さんが三つ葉の祖母役だったんだけど、あの人はどう見ても山の手系の女優さん、下町の婆ちゃん役にはちょっと無理があるかな、今もすごく可愛いけどね。全体にもうちょっと「粋」「洒落」「いなせ」の空気が流れていたらもっと良かったと思う。
若い人たちに是非観てほしい映画だけど、少し落語について予習していくとより楽しめます。

★★★★★ こういう日本映画がもっと作られるべき

posted by りょうじー at 22:35| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

ゴロゴロさま

大気が不安定なのか、今日は一日中雷が鳴っていました。
こういうふうに一日雷というのも珍しいと思う。まず長くても半日ぐらいで止むもんですがねー。これも異常気象現象のひとつなのでしょうか。
くわばら、くわばら・・・・・・
posted by りょうじー at 20:24| 青森 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

JAMCA八戸練習会

昨日は八戸でJAMCA in HIROSAKIのための東北合同練習会。
地元八戸メンネルコールのお世話で、盛岡、山形、弘前、青森から参加して、前半は全体合同の多田武彦「北のうた」セレクション、後半に東北合同の服部公一「詩人の肖像」というスケジュール。
私は受け持ちの全体合同ステージの練習で、テンポと段取り(こう歌ってほしい、というところがけっこうある)を中心に2時間、まず八割がたはお伝えできたかな。あとは前日・当日のゲネ・リハでできるだけ固めたいと思っています。なにせ300人の大所帯合唱、参加のメンバーの集中力をなるべく高めていただくための指揮をめざします。
東北合同のほうは、八戸メンネル指揮者の大久保先生が担当。なんと作曲者の服部先生ご自身がお忙しい中おいでになって、脇にデンと控えておられたので、ちょっとやりにくそうだったな。作曲者を前に曲の解釈を冒険するわけにもいきませんからねー。でも、服部先生もそのへんはよくお分かりのようで、ほとんどダメ出しされることもなく、曲のイメージなどをユーモアを交えながらお話くださいました。その場で決定的な変更が何ヶ所かでちゃいましたけど。ま、新作ということですから予想はしておりましたが・・・・
posted by りょうじー at 20:36| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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