2006年12月31日

28番

今年指揮したステージ数(演奏会の中で2ステージあれば2つと数えて)。それぞれ時間の長短はありますが。
これって多いんですかねー。けっこう演奏会の数は多い年で忙しく本番をやった気もするけど、こうやって数えてみると、こんなもんだっけ?という気もする。もう倍ぐらいできそうなもんですが、28の本番をやるためには多大な準備時間があってのこと、それを考えるといっぱいいっぱいのような感じもあるしなー。
とにかく28回のステージでたくさんの勉強をしたのは確か。来年にぜひ活かしていきたいと思います。(毎年そんなことを心に誓うけど、そんな簡単じゃないんだな、これが!)
posted by りょうじー at 14:36| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

24本

今年観た映画の本数です。月2本ペース。経済的にも時間的にもこんなとこでしょう。
そのうち日本映画は4本だけ。「バルトの楽園」は意外に良かったし、「The 有頂天ホテル」「武士の一分」はAクラスだったと思います。「UDON」だけがちょっと・・・・。
洋画系では上半期観たものにあまりに肩透かしが多くて辛かったけど、下半期になって、それも10、11、12月で次々と良い作品、好みの映画にめぐりあえた感じ。「インサイド・マン」「父親たちの星条旗」「敬愛なるベートーヴェン」あたりが印象深い作品ですが、私の今年の一本は「トゥモロー・ワールド」。万人が好む映画とはいえないかも知れませんが、あたしゃ好きだったね。近未来アクション・サスペンスとしてのエンターテインメントとしても良くできておりましたが、映画らしい映画という点で私の中では抜きん出ています。あんなに胸を衝かれるとは全然予想していなかった。完全に一本とられました。
アルフォンソ・キュアロン監督、おぬしなかなかやるな!次回作が楽しみ。
posted by りょうじー at 20:43| 青森 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

お正月映画

現在Kロナッチョカードはポイント5つ、後1本観れば次は1本ただで観られます。有効期限は1月末。ちょうど良いタイミングと思いきや、来月はあんまり観たい映画がかからない。お正月映画で好きそうなやつはもうすでに観ちゃっているのだなー。残っているのは「エラゴン」?「007カジノロワイヤル」?・・・・・「犬神家の一族」観るしかないのかな?1976年版は観てます「犬神家」。なかなか良くできた映画だったけどなー。市川昆監督は不満足だったんですねー。

これこそ正月映画というのが今回無いような気がする。むしろ2〜3月にどーっと公開されるみたいですな。旧正月映画かっ!!!
posted by りょうじー at 21:18| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

武士の一分(いちぶん)

藩主の御毒見役を務める三村新之丞(木村拓哉)は、妻加世(壇れい)とともに、父の代からの老中間の徳平(笹野高史)に世話をやかれながら、つつましくも幸せな日々を送っている。剣の腕にも自信のある新之丞、城に出仕してもただただ藩主の食事の毒見をするばかりの役目に嫌気がさしていたが、ある日、新之丞が役目で食べた貝の刺身があたって生死の境をさまよう事件が起きる。加世と徳平の必死の看病で一命をとりとめるもの目の光を失った新之丞は、絶望し自暴自棄になりかかるが、一途な愛を捧げる妻加世のために生きぬこうと決心する。城からもこれまでの三十石の身分はそのままで養生に励むよう沙汰がおりひと安心、目が見えない生活にも徐々になれてきたが、加世が茶屋街で男と密会しているという風聞を耳にする。信じられぬ思いの新之丞、思い余って徳平に外出する加世の後を密かにつけさせるのだが・・・・・・・・

山田洋次監督の時代劇、三作目にしてやっと観ました。前二作も観てみたい気持ちはあったのだけれど、なんとなく見逃してしまっていたのですが、観て良かった。良い映画でした。
原作が藤沢周平の「盲目剣谺返し」、ポスターも黒澤明の「用心棒」風に見えないこともなかったので、山田監督もアクション時代劇撮るんだなー、なんて思ったりしたんだけど、全くの勘違いでしたねー。これは若い夫婦の愛の物語です。人間のこころの通い合い、信じることが困難であると同時にいかに大事なものであるかを語る映画でありました。ちょっとしたシーン、なにげないカットもゆるがせにせず、入念に練り上げられ丹念に組立られています。なかなかの芸達者キムタクもさることながら、愛することを生きがいとして、弱さと強さを可憐に演じた壇れいが素晴らしい。でしゃばらず、飄々としていながら存在感を示した笹野高史の好演も見逃せません。
目先の興行収入をあてにした同工異曲の作品が目立つ最近の邦画界に、一石を投じるみごとな映画だと思います。

★★★★★ 予想をはるかに上回っていました
posted by りょうじー at 11:06| 青森 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

弘前大混声第44回定演

第44回弘前大学混声合唱団定期演奏会。あと6年すれば半世紀、「伝統ある」の冠が似合う合唱団になってきましたなー。
23日演奏会当日、電車で弘前へ。打ち上げまで食べるチャンスが無さそうなので、まず昼食。かくみ小路のレストラン「ニューマツダ」でカツカレーをいただきました。午後1時を回っていたのにほぼ満席。みなさん美味しいところはご存知ですねー。こういうお店は無くしたくないのでこの繁盛は嬉しい。カツカレー、美味い!これで600円は申し訳ないくらいです。
ホテルにチェックインし、舞台衣裳に着替えて会場の文化センターへ。学生指揮者のリハはすでに始まっていたのでしばし客席で聴いていたが、なんだか落ち着かない感じがする。準備から段取り、すべて自分たちでやらなくちゃいけないこともあって演奏が無意識のうちに焦り気味になっちゃうんだなー。
そして本番、私の出番は第2部からなので開演直前に会場の最後列のはじっこでふたりの学指揮さんのステージを拝聴。本番になって指揮者がさらに慌てたらどうしようと密かに心配していましたが、まったくの杞憂でした。両方とも実に落ち着いた指揮ぶりでみごとにさばいている様子に感心ひとしきり。大人になったなー。
休憩後の私のステージも、それぞれの曲の持ち味を出そうとする姿勢がストレートに出て、集中力の途切れない演奏ができたと思います。観客の動員が今一歩足りなかったのがとても残念。
終演後、ホテルにいったん帰ってシャワーを浴びてさっぱりしたあと、鍛冶町の打ち上げ会場へ。今年は卒団生がなんと9人。中には残る人もいるという話だけど、みんなの顔を見ながら来年度は少し厳しいかなぁと、ちょっと不安も頭をよぎりましたが、今の卒団生の学年が中心になって、3年前私を常任指揮者として呼んでくれたということもあるので、格別絆が強い気もして少し感慨深かったですねー。でも3年前一年生だった子たちが来年は四年生だよ。ほんとに大きくなったなー。来年度もみんなで協力しあってがんばれば今まで以上のことができるにちがいありません。
うーん、来年はなにやろうかなー・・・・・exclamation&question
posted by りょうじー at 13:46| 青森 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

アンコン岡目八目5

〈一般の部〉

17 アンサンブルクレフ(女声13 指揮・伴奏なし)
 Hatfield「MISSA BREVIS」より。合唱の勘所を全員が知っているグループです。だから音楽に無理が無く、自然に起伏がちゃんとついてみごとな表現力につながっていました。なかなかできることではありません。アルトはビロードのように艶々として素敵、ソプラノはもうひとつ高音のヌケがあれば、と思いましたが余裕の歌唱。ひとつのフレーズが終わって次に移る時に、少しぞんざいに聴こえるところがあったのが引っかかるといえば引っかかるとこでしょうかね。

18 ジュニア合唱団エンジェル・ウイングスC(同声13 指揮・伴奏あり)
 バッハ・グノー「Ave Maria」。この名曲もこういうアンコンみたいなところで演奏するとなると、難曲になりますねー。声は文句無くきれい、ハーモニーにも乱れ無し、フレージングも悪くない・・・・・だけど、それにもっとなにか、例えば強靭な心のような揺るぎ無いものがプラスされなければ、こういう曲は返ってインパクトが浅く聴こえてしまう。すごく注目している合唱団なので、次のステップを踏んで確とした方向を見定めた時の演奏をぜひとも聴かせていただきたいと思います。

19 The EAST Collaboration(混声16 指揮あり伴奏なし)
 Monteverdi「Gloria」。ここも若いグループですが、中に高校生の制服姿も混じっていて意欲的です。清潔な歌声で一心に曲に取り組んでいる様子は素晴らしい。モンテヴェルディにしてはメリスマがスタカートで歌われすぎているので横の流れが出てこない。それがないと音が塊になかなかなれないので、16人にしてはこじんまりとした印象になってしまいました。クリアしなければいけないところはまだたくさんありそうですが、大いに期待しています。こういうグループにおじさんはけっこう望みをかけているのです。


以上、第15回青森県アンコンの個人的な感想です。関係者の方で気を悪くされた方がおられたら、深くお詫び申し上げます。もしどこかでお会いした時は頭をゴンしていただいてけっこうです。
前文で申し上げた通り全く私の一面的な聴きかた、見かたですので、他の方は全然逆のことを思っていらっしゃるかも知れません。でも音楽はそういうものじゃないでしょうか。今回の順位表を拝見しても、審査員各先生方の視点のちがい、とらえ方の差ははっきりと見えるような気がします。
私も今回出場されたみなさんに負けない情熱を持ってがんばろう、と改めて思ったアンコンでした。出場者のみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
posted by りょうじー at 09:54| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

アンコン岡目八目4

一般の部の続き。

〈一般の部〉

9 protp-A(混声16 指揮あり伴奏なし)
 木下牧子「祝福」。曲の本質を捉えて、情感のこもった演奏でした。歌う、そのこと自体が上手いグループです。瞬間的にすごく良い響きが鳴るのですが、その良い響きの持続性が弱いと思います。それぞれのパートに音程の隘路があってそこにくる度に崩れる、だけどそこを抜けるとまたきれいな響きになる。もともと訴える力があるグループなので、肝心のところで崩れを見せない工夫があればもっとこっち側に来ると思うのですが・・・・・。

10 chor Tulaccioyee(混声6 指揮・伴奏なし)
 J.de prez「こおろぎ」他。今回のアンコンで最も私を驚嘆させたグループです。とても若い人たちのグループですが、技術の高低、声の良し悪しを超えて、歌わずにはいられないメンバーの心が溢れ出るみごとな演奏でした。もちろんしっかりした音程、柔らかな響きの声、様式を踏まえた飾りのない構成力が演奏を支えていたからこその好演でもありますが、私が長い間忘れていたなにか重要なものを思い起こさせてくれた新鮮で素敵な演奏でした。ありがとう!アンコン出場のために結成されたグループとうかがいましたが、通年の活動を切望します。レパートリーを増やしていろいろなものを聴かせていただきたいと思います。

11 アンサンブルZ(混声9 指揮・伴奏なし)
 Monteverdi「Lagrime damante al sepolcro dell`amata」より。この曲の持っているモンテヴェルディ独特の憂いが素敵に歌われていました。パートの受け渡し、フレーズの結尾も上手かったと思います。ただ女声に声の持続性がないところがあるために、時に男声の響きだけしか残らない個所もあったように感じました。そこのバランスが保たれつつ音楽が推移していったなら、このグループの歌心がさらに生きたと思います。

12 HIROKON Caspellers(男声15 指揮あり伴奏なし)
 多田武彦「雨」より、他。どのパートもやわらかできれいな声の男声でした。まとまりも悪くはないのですが、その分男声合唱独特の魅力に欠けていた感があります。もう少し思い切った表現があっても良かった。内声に音程の不安定さと響きのうすいところがあるために、ハーモニーのメリハリがあまり出ていなかったと思います。バスの響き、トップテナーの輝きもさることながら、男声、特に多田作品の場合はそこが決定的なポイントになると思っています。

13 protorina(女声8 指揮・伴奏あり)
 Busto「Ave Maria gratia plena」他。バランスがよく考えられ心配りがされていて、きれいにまとまっていました。ただ旋律線のつながりがあまり良くなかったように思います。聴いていて時々意外なところで突きはなされてしまうように感じました。フレージングをとぎらせずに歌いたい気持ちはあるけれど、生理的に続かない(息が続かないとか)のであきらめてしまっているような感じ。そのへんもう少し工夫の余地があるのでは、と思いました。

14 Coro Soffione(女声5 指揮あり伴奏なし)
 猪間道明・編「Londonderry Air」他。ここもまっすぐで雑味のない美しい声が持ち味です。響きが歌の最後まで失われないのが良いですねー。今回は声部間のアンバランスが少し気になりました。主役を引き立たせるための声を使わなければならないところも張った声のままだったり、ハーモニーするために細心の注意をはらって聴き合わせるべきところでうまく合わせられなかった部分がありました。選ばれた二曲ともみんなが良く知っているものなだけに、かえって難しくなってしまったのかも・・・・。

15 青森アカデミー混声合唱団(混声16 指揮あり伴奏なし)
 HOLMBOE「Benedic Domino」。圧倒的な声の響きからくる存在感がすごい。音の持続性も全く問題がないので音楽の迫力が違います。マルカートでフォルテで強い音楽の時にはほとんど文句のつけようがありません。それだけに、その全く逆の音楽が要求された時にどうするか、という大きな課題を感じてしまうのです。この曲でもそこの落差はやはり感じられました。しかし、そこをクリアーすれば、まさに「鬼に金棒」状態になるわけで、グンと音楽的に幅のある素晴らしい合唱団になると思います。そんなに遠い話じゃないと思う。

16 みちのく銀行男声合唱団(男声13 指揮・伴奏あり)
 新実徳英「たそがれ」。歌い出しのユニゾンで男声合唱ならではの抒情性が会場にひたひたとしみわたる。さすがに老舗のグループです。だけどハーモニーになった時に俄然違う方に神経が行ってしまう感じで、その良いところが薄まってしまうのが残念です。音程、ハーモニーの安定感、安心感があればすぐに上手さが出て、男声合唱の味を楽しませてくれるグループだけに、もう少し歌いこみをお願いしたいと思います。

あと残り3団体ですが、明日弘前に発つ前にでも。本日ここまで。
posted by りょうじー at 15:15| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

アンコン岡目八目3

さぁ、一般の部にいってみましょう。
明日で終われるかな?あさっては弘大混声の定演本番で書けないと思うし・・・・。

〈一般の部〉

1 All Pears(混声10 指揮・伴奏なし)
 長谷川匡俊「木犀」。ソプラノの声はとてもきれいで、歌うポイントをよく心得ていました。説得力のある歌唱だったのですが、いかんせん男声陣がそれにともなっていなかった。良い合唱をもっともっと聴いて、どうやったらああいう声が出せるだろう、と考えてみるだけで意外に世界が開けるものです。歌うことの楽しさをより自分のものにするためにいろいろ試してみて欲しい。

2 青森アカデミー混声合唱団 comod`A(女声14 指揮あり伴奏なし)
 高田三郎「雅楽の旋法による聖母賛歌」より、他。実に魅力的な声をもつ力のあるグループです。なみなみならぬ表現力を感じましたが、歌い込みが少し足らなかった印象が残ります。それぞれのパートはとてもよく歌っているのですが、音楽のポイントのとらえ方にずれがあるのでどうしてもバラけて聴こえてしまう。ここはこういうふうに聴かせたい、というインパクトが薄れてしまうのですねー。曲中の1ヶ所でもグワッとパワーが集中するところがあれば、だいぶ印象がちがったと思います。

3 合唱団TSUGARU(混声13 指揮あり伴奏なし)
 Monteverdi「Chio t`ami」他。比較的若い年代のグループが多い青森県のアンコンの中で、このグループの大人の落ち着いた響きはほっとしますねー。平均して聴こえるべき個所での、パートの音量・響きに差があって安定しなかったところがあったと思いますが、集中力のある演奏だったと思います。モンテヴェルディの音楽の良さがきちんと出ていました。クールだけがカッコイイと勘違いしている若い方たちは、こういうグループのホットなところを聴いて感じとって欲しいと思いました。

4 リノスアンサンブル(混声7 指揮・伴奏なし)
 ドヴォルザーク「自然の歌op.63」から。さすがに常時活動しているアンサンブルグループ、上手いですねー。タイミングの合わせ方、出番とそうでないところの明確な区別、柔らかなフレージング、声楽アンサンブルの手本ともいうべき演奏でした。選曲も素敵でとても楽しませていただきましたが、日本語訳じゃなく原語で歌うのをぜひ聴かせていただきたいと思います。

5 ジュニア合唱団エンジェル・ウイングス A(同声13 指揮あり伴奏なし)
 LASSO「Ola! O che bon eccho!」。まっすぐに客席に飛んでくる混じりけのない声はいつうかがってもすごいと思います。音楽の処理も丁寧で心配りがよく分かる演奏だったと思うのですが、なにかがいつもと違いました。ぱーっと花開こうとする瞬間、咲ききれずにしぼんでしまうような・・・・・。エンジェル・ウイングスを聴いて心の汚れを洗い流される思いをするおじさん、おばさんはけっこう世の中多いのです。ステージ上でもっとパーッと輝く演奏を期待しています。

6 アンサンブルHGS(混声13 指揮・伴奏なし)
 Holmboe「Laudate Dominum」より。明るい声質でのびのびとした演奏でした。曲想もこのグループにあっていて良かったと思いますが、男声がふたりはやはり苦しい。バランスをとるために捨てざるを得なかった部分が多かったのではないでしょうか。音楽に向かう積極的な姿勢は良いと思うので、もっとゆとりのある演奏をするためには、やはり男声を増やす努力をして欲しいな。

7 Apio(混声15 指揮・伴奏なし)
 Victoria「LAUDATE DOMINUM OMNES GENTES」。貫禄の演奏、さすがです。選曲も素晴らしい。この時代の様式感を鮮明に打ち出してしかも積極的な歌唱、ひとつの宇宙がステージ上に形成されていたと思います。ただ二群に分かれたために力が分散されたことは否めませんし、双方があい呼応する時にそれぞれの個性がぶつかり合う感じもしました。全く同じに揃える必要性はないと思いますが、寄り添っては離れるこの時代の音楽の妙味を出すためには、そのあたりにもうちょっと工夫が欲しい。一朝一夕にできることではないのを承知のうえで言っているわけですが・・・・。

8 ジュニア合唱団エンジェル・ウイングス B(同声13 指揮あり伴奏なし)
 Kodaiy「Esti Dal」。これはこの合唱団の十八番といってもいい曲ですからね。粒の揃ったインパクトのある響きがいきいきとしてみごとな演奏でした。音程や旋律の移りがどう変わろうとも絶対落ちない響きが驚異です。でもやっぱり物足りな印象がある。なんだかあっけなく終わってしまっている感じがするのは、こっちが期待し過ぎなのでしょうか。得がたい素晴らしい声を今後いかにしなやかに変化させていくかが課題となってきたのかも知れません。


時間切れです。本日はこれまで。
posted by りょうじー at 14:16| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

アンコン岡目八目2

昨日はサーバ側のメンテナンスがあったようで書き込むことができませんでした。予定が狂っちゃうよなー。
気をとりなおして、高校の部後半。

〈高校の部〉

11 戸山高校(女声10 指揮あり伴奏なし)
 木下牧子「ロマンチストの豚」他。ここはいつも素直な声と歌い方で、清潔な音楽がなかなか好感が持てます。今回もその特徴はちゃんとあって、小人数ながらボリュームも出ていましたが、少しそのへんが裏目に出たところもありました。旋律の最後の音がぶっきらぼうに終わるところがけっこうあって、ソフトな声・歌にそぐわない感じがありました。そこがきれいに響いていたら印象はガラリと変わると思うのですが・・・・。

12 明の星高校(女声12 指揮あり伴奏なし)
 川村昇一郎・編「しゃぼん玉」他。ここもとてもナチュラルでピュアなグループ。音楽が優しい感じで良いのですが、到達点まで音が達しないうちに次を歌っている印象があります。音程をきちんと歌えるということはハーモニーの美しさと声を合わせていくことの楽しさを知ることになります。今の雰囲気を失わずに次のステップへ進んでいただけたら、と思います。

13 青森西高校 B(女声16 指揮あり伴奏なし)
 Hovland「LAUDATE DOMINUM」他。みごとな演奏でした。完成度では高校一般を通じてトップだと思います。確かな構成力と表現しようとする強い心に裏打ちされた声が圧倒的。欲を言えばきりがありませんが、ソプラノの声にもっと叙情的なドラマ性があればさらに豊かな音楽になるはず、と思いました。きれいに丁寧に歌うところからぜひ一歩踏み出して欲しい。その力はきっとすでに内在していると思います。

14 青森商業高校(混声8 指揮あり伴奏なし)
 パーセル「狩人アレン」他。ここは男声がひとりしかいない。だけど果敢に混声合唱にチャレンジしているのがまずすごいですねー。音楽もきちんと整理されていて、バランスの悪さは全然感じませんでした。女子7に男子1という状況で彼らが学んだことは多いはず。そしてそれはこれからの人生にとても大事なことだったのではないでしょうか。男声ひとり君、ブラボー!心から拍手を贈ります。もちろん彼を支えた女声たちにも。

15 弘前高校 A(混声14 指揮あり伴奏なし)
 Schoggl・編「Die launige Forelle」。はつらつとした爽やかな演奏でした。ドイツ語に音を乗っけることの難しさを多少なりとも知っているので、高校生がみごとに歌っていることにちょっとショックを受けましたねー。ドイツ語の処理のしかたがうまいので曲のおもしろさがグンと出ました。ところどころピッチの不安定さがあったけれど、そんなことは目じゃありません。この高校ならではの世界がきっちり出ていたと思います。とても好きな演奏でした。

16 八戸東高校 B(女声16 指揮あり伴奏なし)
 Douglas「Deep Peace」より。ここのハーモニーの決まった時の美しさはすごい、ホール内にそれが広がっていく様子はほんとうに心洗われる思いがします。それだけに歌い出しに時折現れる子どもっぽい感じが気になります。特にこの曲は英語なのでそのあたりが目だったような気がしますねー。ヴォカリーズで歌われるところは最高にきれいなのでことさら惜しいと思います。

17 青森北高校(女声10 指揮・伴奏あり)
 新実徳英「火の山の子守歌」より。すなおな声できちんと歌っていました。高い音や低めの音はポジションをちゃんととって歌おうとしていたと思いますが、中音域の出しやすい音程のところが案外響きがなくなっていた感じがあります。そこのバランスがもっととれれば旋律線がもっとつながってくる、そうすると歌を歌うのがもっと楽しくなります。

18 田名部高校(女声4 指揮・伴奏なし)
 Ziegler「ORATIO ANGELI」より。ごめんなさい!のっけからあやまってしまいます。正直あんまり期待していなかったのです。しかしこの四人の女の子たちのびやかな歌声、ひとりがひとりが表現することの大切さをよく分かってアンサンブルしている様子に驚きました。こういうグループに出会うのは嬉しいですねー。バランスから言えばアルトにもう少し張りと豊かさがあればとも思いましたが、それも些細なこと。アンコンの趣旨から言って1等賞をもらってもおかしくないと私は思います。ブラボー!

19 青森高校 C(混声16 指揮・伴奏あり)
 新実徳英「花に寄せて」より。今回出た同校の3グループの中では最もまとまっていたし、情感ゆたかな演奏だったと思います。共感度もあって曲の良さが伝わってきていました。でもA,Bのところで述べたことはここでも変わりません。フレーズの終わりなどちゃんと歌っているのは視覚的に分かるのですが、肝心の音が消えてしまう(響きが失われてしまう)ので伝わってこない。ちゃんとやっているのに届いてこないもどかしさがあります。なんとかもう一皮むけて欲しいな。

高校の部はこれで全部。本日ここまで。
posted by りょうじー at 14:03| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

アンコン岡目八目1

第18回青森県声楽アンサンブルコンテストを拝聴してまいりました。
合計81グループというすごい参加数。審査員の先生方は大変だったでしょう。
小中学校の部は聴けなかったので、高校の部から感想を書きますが、あくまでも個人的な意見ですし「じゃ、あんたできんの?」といわれれば「で、できないけど・・・」と引き下がるしかない私です。勝手な言いぐさと笑って捨ててください。

〈高校の部〉

1 弘前高校 乙女組(男声6 指揮・伴奏あり)
 木下牧子「春に」と黒人霊歌。ひとりひとりの声は悪くなかったと思います。時折とても魅力的な歌があるのですが、ちょっと長続きしない。ピッチも悪くはないんだけど声部間のバランスがうまくいっていないためにハーモニーの不安定感につながっていました。でもただ単に「きれいに揃えて」というところを超えて表現しようとする姿勢はとても良い。点数は上がらなかったかも知れないけど、それは正しい道だと私は思います。

2 青森西高校 A(女声16 指揮あり伴奏なし)
 松下耕の「あいたくて」から2曲。ていねいな仕上げからこそ表れてくるこの曲本来の持ち味を聴かせてくれました。さすが!よく通るピュアな声がきれいです。ただ時折溶け合わなくなる時があるように感じました。音程のせいではなくて、パート間でそのハーモニーに対する感覚に少しズレがあったのかも。もうすこし歌い込んで音楽への共感度が高まれば自然に解決することだとは思いますが。

3 青森高校 A(混声16 指揮・伴奏あり)
 佐藤眞「おはなし」(蔵王より)。合唱団自体の持っている雰囲気はとても良いし、真剣に取り組んでいる様子はよく分かりますが、声に幅がないというか、音色がモノクロームっぽいというか、要するに、表現しようとする気持ちと実際の声がうまくマッチしていない感じがする。声を引っ込めたところで合わせるのじゃなくて、もっと前に飛ばしたところで合わせていくようにしたらどうでしょう。表情記号がPであっても、それだからこそもっとインパクトがなければ。

4 八戸東高校 A(女声16 指揮あり伴奏なし)
 Agnestig「Missa in Discantu」より。 まっすぐなきれいな声が印象的でした。ハーモニー感覚がよく訓練されていて聴いていて気持ちが良い。だけど、どこか物足りない。メンバーひとりひとりがもっと自分のやっている音楽に積極的にかかわっていくことが必要かも知れません。そういうプラス指向が出てくれば、基本的なところはすでにクリアしているのだから、俄然音楽のおもしろさの部分が現れてくると思うんですがねー。

5 弘前高校 漢組(女声8 指揮あり伴奏なし)
 川村昇一郎「なつかしい日本のうた」より。音圧のある良い声でした。大人っぽい声と歌い方ですが、それだけにパートの音質の不ぞろいが目だちます。今ある声の魅力を失わずに粒を揃える方法はきっとあると思う。それがうまく練習できて、音程がもっとシビアにとれればすごくいきいきした音楽ができると思います。なかなか良い感性を持っているグループだと思うのでぜひがんばって欲しいな。

6 青森南高校(女声2 指揮・伴奏なし)
 源田俊一郎・編「島唄」ほか。デュエットということではじめは緊張している様子が見えましたが、落ち着いてくるとともにだんだん伸びやかになってくる歌声、明るい声質で爽やかでした。一生懸命アンサンブルしようとしていた姿が素敵でした。よくやりました。ブラボー!アルトの子がずっと拍子をとっていたけど、それやらなくても良かったと思うよ。心と心が応え合っているのがちゃんと分かったから。

7 青森高校 B(混声16 指揮・伴奏あり)
 新実徳英「花に寄せて」より。うーん、やっぱり声での表現力が今ひとつ。客席まで声がのびてこない感じがしました。合唱することに対する思いや芯の確かさはすごくある高校なので惜しいですねー。息を声にのせるパーセンテージをもっと高め「共鳴する」ことを実感することがもっと必要だと思います。先生の指導だけに頼らず生徒だけで研究し合うことがもっとあるんじゃないのかな。我が母校なのでどうしても厳しい見かたになってしまいますが・・・・・。

8 五所川原高校(混声6 指揮あり伴奏なし)
 木下牧子「鴎」。テナーの子は体も大きく響きも豊かでしたが、他のメンバーとの落差があまりに大きかったので終始テナーの声しか聴こえてこなかった印象ですねー。でも歌心はあったし、曲への共感度もよく分かる演奏だったと思います。大事なステップは踏んだということですから、今後に期待したいと思います。

9 鶴田高校(女声8 指揮なし伴奏あり)
 平岩毅州「ひとつの朝」。声は良く前に出ていました。素直で癖のない声だったと思いますが、ハーモニーを決めるため、あるいは、テーマのメロディーを浮かびあがらせるためのパート間の受け渡し、思いやりが少し欠けていたように思いました。そこのバランス感覚が分かれば、合唱する楽しさがもっともっと見えてくるはず。ひとりひとりは真剣に一生懸命歌っていたのがよく分かったので、もう一歩踏み出してみて欲しいな。

9 弘前中央高校(女声10 指揮あり伴奏なし)
 Villa-Lobos「聖セバスティアンのミサ」より。美声でした!素質としての声の良さから言ったら今回のアンコンの高校の部では随一だと思います。透き通っていてしかも艶があり伸びやかです。声そのものが強く訴えかける力を持っています。もうほんのちょっと粒を揃える余地が残っているとは思いますが、これからが楽しみ。今回はラテン語の発音に声をうまく乗せ切れなかったところがありますが、選曲によっては青森県の合唱地図を塗り替える可能性を十分に持っているといえます。

本日、ここまで。
posted by りょうじー at 16:27| 青森 ⛄| Comment(2) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

県アンコン

寒気が来る、大雪になる、と脅されていた割には天気はもっている。これから悪くなるのかな?
今日は青森県声楽アンサンブル・コンテスト、通称アンコン。これから聴きにいってきますが、今回は聴いたすべてのグループの感想を、明日から何日間かで書いていきたいと思っています。
posted by りょうじー at 10:32| 青森 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 演奏拝聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月15日

敬愛なるベートーヴェン

ベートーヴェンの九番目の交響曲の初演が四日後に迫ったウィーン、第三楽章までは完成しオーケストラの稽古も進んでいるが、独唱と合唱が入るという前代未聞の四楽章がまだ出来あがっていない。楽譜出版社のシュレンマーは持病の悪化に加え写譜間違いに対するベートーヴェンの癇癪にほとほと困り果てていたとろへ、依頼していたコピィスト(写譜師)が到着する。だが音楽専門学校で優秀な成績をあげているという新任コピィストはなんと女性だったのだ。シュレンマーはとまどうが若く美しいそのコピィスト、アンナ・ホルツ(ダイアン・クルーガー)をベートーヴェン(エド・ハリス)のもとへ派遣せざるを得ない。
はじめはけんもほろろに彼女を扱っていたベートーヴェンだったが、自分の音楽の本質を鋭く見ぬくアンナの卓抜した感性と才能に気づく。そして次第に彼女を音楽創作のパートナーとして認めはじめるのだが・・・・・・


ベートーヴェンは自分を神の代弁者と強弁し、他をめったに認めることのない孤高の音楽家であった反面、自分の音楽に対する世間の評価、評判を常に気にしていた人だったことは良く知られています。この映画でも描かれている「第九」の初演は大成功だったのですが、2回目の公演では案外不評を買い、交響曲に人の声を入れたのがその原因にちがいないと独唱・合唱部分を省いて創り直そうと本気で考えたらしいですからねー。
この映画は「頑固一徹」「激しい気性と言動」「自己中心」の性格に対して、全く相反する「気弱さ」「真の優しい心」「思いやり」をほとんど同時に併せ持っていたベートーヴェンを描いてなかなかの秀作です。独創的なアイデアで、単なる「ベートーヴェン、偉いっ!」映画じゃないところが気に入りました。
エド・ハリスの熱演もすごいが、アンナ役のダイアン・クルーガーはなんて綺麗なんだ!スクリーンから甘い香りが漂ってくるよう。
こ、降参です(デレデレ)。

「第九」って官能的で艶やかな音楽でもあったんだなー・・・・・

★★★★★ ドラマとしてとてもよくできていると思う
posted by りょうじー at 13:39| 青森 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

第九アンケート

青森第九の会演奏会を聴いてくださった方のアンケートの概要が手元にきました。回答者数160、入場者が1400人余りだったので1割強というところですね。
「素晴らしかった」「昨年よりも良い」「来年も聴きます」などありがたいお言葉をたくさん頂戴しましたが、主なご意見をご紹介すると

「新しくなった大ホールの迫力に驚いています。席の色が新しくなり、ゆったりした臨場感が伝わってくる・・・・」(30代・男性)
「会場の整備で一段と音のレベルが上がった・・・・」(60代・男性)

確かに響きが前より少し豊かになって温かい感じになりました。その分、音がぼやけて分散したようなところもある、という意見も聞きました。なかなか難しい。

「大阪から転居一ヶ月。初めて青森の文化の風に触れたような気がします・・・・」(50代・女性)

ありがとうございます。青森の文化の風を起こす一端を担う者としてさらにがんばります。

「チケットが高すぎます・・・・この値段だとチケットを人にあげて来てもらうにも困ります・・・・」(20代・女性)

うーむ、ひとつの演奏会を開催するのには膨大な経費がかかるということをもっとたくさんの人にお知らせしなくてはいけませんねー。この値段でもぎりぎりのところ。お相手の方にもチケットを買っていただけたら良いと思いますが。

「合唱の男性は若い人がいなくて10年後を考えるとぞっとします。高校生の合唱部に呼びかけるとか、抜本的な対策を・・・・」(50代・男性)

ご心配をおかけしています。青森第九の会は比較的若返っているほうだとは思いますが、確かに世代交代は常に必要なもの。若い参加者が増えることを私たちも切望しています。

「もう少しショッキングな演出があった方がおもしろい」(50代・男性)

演出といわれてもなー。ソリストが天井から宙乗りで降りてくるとか?ちょっと「第九」にはそぐわないんじゃないかな。

「とても良い年末を感じ、帰りはお寿司でこの気持ちをお友達と語り合います」(60代・女性)

けっこうですなー。しっとりとした演奏会の後、いい感じです。

「合唱団員の顔が重く見えた」(60代・女性)

えっ?重い顔というのはどういう顔なんでしょうか。重苦しい雰囲気だったということかな?みんな緊張していたんですよ、きっと。

もちろんこのほかにもさまざまなご意見・ご要望・ご提案をいただきました。ご協力いただいた皆様に感謝です。今後ともより良い「第九の会」にするためにできるだ反映させていただきたいと思います。
posted by りょうじー at 10:53| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月13日

硫黄島からの手紙

1944年6月、戦況が急激に悪化しつつある硫黄島の日本軍基地に新指揮官が着任する。非人間的な兵の扱いを戒めしながらも、近づく決戦を有利に進めるために日夜心を砕く陸軍中将、栗林忠道(渡辺謙)であった。総員決死の突撃で命を国に捧げることこそが日本軍人のとるべき道と主張する部隊長たちに、若い頃米国に留学し国力の差を知る栗林は、戦いを一日でも長く引き延ばし米軍の進軍を一歩でも遅らせることが最重要任務であると説く。
一方、身重の妻を残して召集された兵卒、西郷(二宮和也)はなんとしても生きて帰ろうと、直属の上官に目をつけられながらも水も食料も欠乏する過酷な環境に耐え抜いている。
栗林は日本の家族に自分の描いた絵とともに近況と銃後の暮しむきを案ずる手紙を、二宮はもう生まれたはずのまだ見ぬ我が子への思いをつづった手紙を書くことでつかの間の心の安らぎを得ようとしている。
そしてとうとう、予想をはるかに超えるアメリカ軍の大船団が島に迫ってくる・・・・・


硫黄島の激戦をアメリカ側から描いた「父親たちの星条旗」と対をなすクリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作目。
やっぱり私よりも上の年代の男性客が目立ちました。けっこう混んでいましたな。
島の守備隊のほとんどが戦死した日本側の話なわけで、どうしても凄惨な映画になってしまうよなー。生々しい戦闘場面の連続だけで映画ができちゃってると辟易しますが、よくある戦争映画=ヒーローものというのじゃないし、戦いがはじまる前のプロセスを小さなエピソードを重ねながら丁寧につくっているのでずいぶん救われてはいました。(それでもリアルなシーンは多いけど)
こういう映画に接して、人間の尊厳とはなにか、生と死は?を考える重い時間を持つのも、人間たまには必要でしょうな。
名前は見逃してしまったのですが、栗林の副官役(けっこう重要な役どころ)の俳優さんはちょっとトボけた顔ながらなかなかの好演だったと思います。

個人的には「父親たちの星条旗」の方を興味深く観ました。

★★★★☆ 前評判の割には感動しなかったな
posted by りょうじー at 14:52| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完全個人的映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

第44回弘混定演に向け

今日は弘前大学混声合唱団の練習で弘前へ。ありがたいことに穏やかな日でマイカーで行ってこれました。
大中恩小品集の練習でしたが、大中先生の曲はメロディーラインもきれいですが、コードの進行がたくみで美しい。ちょっと見易しげにみえるけれど、実はこういうものをちゃんと歌うのはかなり難しいのですね。今の学生たちは定番のカデンツをつくるのは意外に不得意。自然に落とすのがなかなか感覚的にできないようなところがあります。
そこいらへんを特別言われなくても、あるいは自分たちが特別意識しなくてもできるようになれば、次の段階に進むのが早いのですが・・・・・
posted by りょうじー at 21:54| 青森 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

青森第九余談

青森第九の会の青森市民交響楽団でクラリネットを吹いているYさんは、某放送局の若手アナウンサーでいらっしゃいます。
本番前にちょっとお話したら、演奏会終了後仕事が入っていて打ち上げも出られないとのこと。それはご苦労様です、とねぎらって、家に帰ってからニュースを見ていたら、やっぱりYさんが担当。演奏会のニュースもあって「今夜年末恒例の青森市民の第九が・・・・・・・」とすまして読んでいました。
「アンタもでてたでしょうがっ!」と思わずテレビに向かってつっこんでしまいました。しかも一瞬カメラが木管楽器のあたりをナメた時、しっかり自分が吹いてるとこが写ってたし・・・・
posted by りょうじー at 11:22| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

青森第九の会24th

自分が指揮するわけでも歌うわけでもないけど、カテゴリは一応「本番流汗記」かな?演奏側に深くかかわっているという意味ではそうなりますね。(実際は2階客席の一番奥で大半聴いている)
昨日のゲネプロでは合唱もオーケストラもうまくのり切れないところがあってちょっと心配したのですが、今日の本番はどちらもみごとな集中を見せました。たくさんの方からお褒めのことばをいただきましたが、私が思うに、技術的にどうというよりステージ上でのコンセントレーションの高まりのすごさが聴衆を魅了したということじゃないでしょうか。まぁそもそも「第九」はそういう音楽なのであり、みんなが意を決してがんばった結果、その「第九」の本質みたいなところを多少なりとも具現できたということだと思います。(もちろん「第九」は巨大であり、高い高い山のようなもの、我々がすごくがんばったとしてもその一端にかじりついているに過ぎないのですが)
「第九」にかかわってから毎年感じることではあるけれど、ベートーヴェンの天才に驚愕するとともに、人間の素晴らしさを改めて確認させられます。
音楽の力はすごいなー!
posted by りょうじー at 22:15| 青森 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 本番流汗記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

青森第九2006−3

青森第九の会第24回演奏会のゲネプロでした。
今年は合唱は110人、女声が80人にちょっと欠け男声が30人をちょっと超えるというところ。もう20人欲しいところですが、客席で聴いた感じではまずまずよく通ってきていました。ただ全体を歌い切るスタミナ配分がもうひとつ。大団円に向かってひた走る最後のあたりから息切れが見られましたなー。明日の本番はぜひとも爆発的なエンディングを歌うためのエネルギーをうまく残しておいて欲しい。
リハーサル前に少し合唱だけの練習があるので、そのへんのところを中心に念を押しておきましょう。
posted by りょうじー at 22:29| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

年賀状

毎年年賀状は自分でデザインすることにしています。
干支とか正月絵(凧とか羽子板とか)は使わないで、新年を迎える喜びを表わしたいと思っていますが・・・・・・・
パッとひらめくのを待ってるんだけど、今年は未だひらめかず。
posted by りょうじー at 22:53| 青森 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

ベト七

昨日の東奥日報の夕刊のコラム「東奥春秋」は「カンタービレな日々」。筆者は知り合いからすすめられて「のだめカンタービレ」を読んだところハマッてしまった話を書いていました。時事ネタや少し固めの話題が多いコラムでコミックの話、意外なところにファンがたくさんいるのかも知れんなー。
のだめ、恐るべし!
TVドラマの中でもテーマのひとつになってよく流れる、ベートーヴェンの交響曲第七番、九つの交響曲のなかでも特に完成度が高いといわれる名曲七番だが、三番の「英雄」でもなく、五番の「運命」でも六番の「田園」でもないこの七番が選ばれているのがなかなか良いね。ベートーヴェンの交響曲はどれもスタイリッシュでかっこいいけど、この曲はほんとに決まってる。
指揮者も絶対かっこいいと思うぞ、これ振ったら!
やってみてー。
posted by りょうじー at 14:53| 青森 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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